■TOP > 撮影機材等 > レンズ沼への入り口

■■■ レンズ沼への入り口 ■■■


 一眼レフはレンズを交換できるのが楽しいのです。レンズを換えることでカメラが化けてくれるのです。カメラ本体が安くなったのですけど、レンズはそれなりのクオリティーのものを買おうとなると、それなりの出費を覚悟しなくてはなりません。そしてレンズは誰もがもがき苦しむ「レンズ沼」という、恐ろしい沼が待っているのです。この沼に飲み込まれると、給料の大半を費やすことになることでしょう。

 かくいう私も「こんなレンズがあればすばらしい写真が撮れるのだ」という機材偏重のマインドから抜けきれず、危険なレンズ沼へ近づきつつあります。今はズームレンズでお茶を濁していますが、これが単焦点に手を出し始めると危険なのです。でも単焦点って写りがいいにもかかわらず安いので手を出しやすいんですよね。

 さあ一緒に沼に入りましょう



■■■ SIGMA 400mm/F5.4 APO

 ああ、これがカメラ生活中期(ほとんど中期は活動なし)のレンズ第1弾です。92年に急遽F1を見に行くことになり、それでは・・・と、望遠レンズを買ったのです。

 そのころは社宅に住んでおり、近くのアイワールドっていうディスカウントストアの老舗のカメラ売り場で何とかフェアってのをやってました。それに乗じて買っちゃいました。でも買ってから不具合だらけで2度も交換です。シグマの信頼が一気に失せてしまい、「やっぱりサードパーティーじゃだめだよなぁ」という気にされてくれました。

 F1の後、まったく出番が無い状態が続きましたが、子供が生まれ幼稚園の運動会で久しぶりに復活、さらに時を同じくして99年のF1、2000年からのGTと立て続けに活躍の場が与えられたのです。しかし出番が増えるとそれなりに機材がほしくなり、D100購入と同時に買ったシグマ100-300mm/F4に道を譲り、今は暗い部屋で生涯を終えようとしています。

 このレンズはフィルムでしか使ったことがありませんでしたが、ネガで使う分にはまったく問題の無い描画でした。さすがに電磁モータなのでジージー音がしますが、AFもそれほど外れません。またマニュアルフォーカスにするとピントリングのトルクがほぼゼロに近いくらいにゆるゆるになります。レースとかですばやいMFをするときには逆に使いやすく思ったほどでした。

 レンズフードはニコンやキヤノンの名レンズといわれている300mm/F4と同じく本体に取り付けられており、滑らせて前に繰り出します。これもフードが邪魔になることなくいい感じでした。

●サンプル画像へGO

■■■ SIGMA 28-70mm/F2.8

 93年に子供が生まれて「コンパクトカメラより一眼レフだよね」という理由をつけて買ったものです。カメラ度もそれほど真剣ではなく、適当に選んだのでした。基本的には究極のスナップなのです。

 前球が動くし、フードも花形ではなく円形です。まあ全域F2.8って言うのが売りのスペックでしたが、一眼レフ自体あまり使うシチュエーションが無く、ほとんど使われないレンズでした。なのであまりコメントができません・・・

●サンプル画像へGO



■■■ Tokina 24-200mm/F3.5-5.6 (ATX 242)

【導入経緯】
 レースの写真を撮り始めるようになると、やっぱりレンズが足りないってことになってきます。ちょうどその頃、トキナから高倍率ズームが発売になりました。24mmからの広角撮りができるし、1本でいろいろ使えそうだし、それにズンドウってのが好きなのでした。

【レビュー】
 写りはなんとなくしゃっきりしません。それにもっと嫌なのは、AFのバックラッシュが大きいこととAFリングの回転角があまりにも狭くて、AFがシビアってことです。ってこともあって、あっという間に使わないレンズになっちゃいました。

●サンプル画像へGO



■■■ SIGMA 100-300mm/F4/HSM

【導入経緯】
 このレンズからはD100以降のデジタル一眼とのコンビなのです。

 99年以降、F1やGTにあしげに通うようになり、ひたすらフィルムで撮りまくっていたわけですが、さすがにフィルム代、現像代、デジタル化代などがかさみデジタル一眼を買おうと画策していました。その当時はS2proを狙っていたのですが、うだうだしていたらD100が発売さて飛びついたわけです。しかしそれっぽいレンズが無い、っていうことで、レースで使える望遠系のレンズを物色していました。

 純正のレンズは高いので、ネットで評判のいいシグマ100-300mmに狙いを絞りました。このレンズキヤノン、ニコンと並びHSMって命名されている超音波モータを採用しています。さて超音波モータとの出会いは94年頃にさかのぼります。当時まったくカメラに興味が無い私でしたが、何気にヨドバシのカメラコーナー(当時はフィルムもたくさん売っていたんだけどなぁ)で、それこそ時間つぶしにキヤノンの一眼レフカメラを触ったとき、「ぶっとびました!」。オートフォーカスがすごいんです。スゥーっと音も無く滑らかに動くそのさまにカルチャーショックを覚えました。それが当時キヤノンが売りにしていたUSM(ウルトラ・ソニック・モータ)なのでした。

 その後レースに行き始めてからカメラ熱がぶり返し、そして本体が手に入ると次はレンズということで、そのレンズを買うなら絶対超音波モータ!と心に決めていたのです。

 さて、時を同じくして中古のインターネットサイトが増えてきていました。当時「カメラのキタムラ」をよく見ていましたが、結構今にしてみるといいレンズがリーズナブルな価格で出ていました。今は一眼デジカメが強烈に増えてしまったので、レンズバブルになっちゃいましたが、昔はまだよかったのです。そしてこのレンズが運良く出ていて、それも2倍の純正テレコン付きというおまけ付きなのでした。聞いたところによるとシグマは一時期この組み合わせで売っていたらしいですね。

 このレンズを買ったのは02年の9月で、翌03年の4月には焦点距離が近いニコン70-200mmVRを買ってしまってます。なので200mm域までの望遠スナップはニコンにお任せになってしまいました。つまりこの100-300mmが活躍の場は2倍もしくは1.4倍のテレコンをつけて超望遠域が必要な鳥レンズだったわけですが、これも500mm/F4購入で終止符が打たれました。つまりスナップで使ったのはほんのわずかだったんですねぇ。確かに画像を探そうと思ってもそれほど無いことに今気が付きました。

  【レビュー】
 ちょっとまっててねぇ~

●サンプル画像へGO

■■■ Sigma x2.0

【導入経緯】
 上記100-300/F4に付いてきたのでした。どうやら一時期テレコンつきで販売していたらしいです。

【レビュー】
 フードが大型で、結構精悍なレンズに見えます。これを買った頃からカワセミ撮影に明け暮れたのです。なので、常時100-300mm/F4につけてました。しかし、x2のテレコンをつけるとAFが効きません。いつもMFでした。でもそれはそれでいいものでしたね。迷うことが無いので、結構いけました。



■■■ Sigma x1.4

【導入経緯】
 上記X2のテレコンだとAFが効かない。これはやはり嫌々で、結局AFが効くx1.4をゲットしました。

【レビュー】
 まあ可もなく不可もなくです。AFが効くのはやはりいいです。



■■■ Nikon AF-S 70-200mm/F2.8/VR

【導入経緯】
 別にシグマの100-300mm/F4に不満があったわけではないんです。唯一の不満(なんだあるんじゃんか)が手ぶれ補正がついていないってことでした。あと(なんだまだあるのか?)やっぱり純正って言うのは憧れなのです。

 そしてシグマの100-300mm/F4を買ってから半年後、発表から発売までなが~く待たされ、じらされ、やっと発売になって早々ヨドバシはちょっとセールをしたんですね。でもそのときは散々迷って買いませんでした。帰りの車のなか、「う~ん、どうしよう」と256回は確実につぶやいたのです。そして家までの中間点にある十字路を家じゃないほうに曲がって、路側帯に車を止め悩むこと15分。かみさんやら子供やらに背中を押されて、車はまたもとの町田ヨドバシに向かっておりました。そしてとうとうゲットなのです。ああ、こんな高いレンズ買っていいのでしょうか???

【レビュー】
 「こんなもん?」っていうのが正直な感想です。はじめて使う「VR(手ぶれ補正)」は感動もんです。けど、像が落ち着くまで一呼吸おかなければなりません。とっさの時にはちょっとだめかも? しかし景色や風景を撮らない私にとって、焦点距離はちょうど良いものでした。ちなみに、やっぱりテレコン欲しくてx1.4をゲットしました。テレコン付けるとAPS-Cスケールで150-400mm/F4相当になります。これはレースとかで結構使える焦点距離ですよ。

 ちなみにレンズフードには、「鈴木亜久里」と「エリック・コマス」の両F1ドライバーのサインが入ってます。

●サンプル画像へGO



■■■ Nikon AF-S 500mm/F4

【導入経緯】
 カワセミを撮る様になって、インターネットの達人達の写真を見てみると、大体にして600mm/F4とか500mm/F4とか400mm/F2.8とか、いわゆる巨砲と呼ばれるレンズで撮影されているのです。いい写真が撮れないとやっぱり、機材のせいにしてしまいがちですね。でもこれらのレンズは定価は100万前後、ディスカウントしても70万台とすさまじいものがあります。でもやっぱりあこがれる・・・

 そんな悶々としているとき、キタムラの中古サイトに出てきました。500mm/F4です。あの3本の中では一番バランスが良いといわれているレンズです。ニコンはAF-S化した500mm/F4はⅠ型とⅡ型がありますが、それほど違いはないという話です。当時はまだまだデジタル一眼が一般的になっていない頃でした。今ならどんどん値が上がってしまうでしょう。

 そしてやっぱり購入してしまいました。中古とはいえ、すごく高いぞ。でも満足だぞ・・・。このレンズを買ったからこそ、10年前に買った三脚が急遽押入れの中から表舞台に出てきたのでした。

【レビュー】
●サンプル画像へGO



■■■ Nikon TC-14E x1.4 AF-I

【導入経緯】
 54を買って、やっぱり500mmだとちょっと短い、というシチュエーションがあって、じゃあテレコンでしょう、ということで、キタムラ中古で探していて、見つけたのがこれです。

【レビュー】
 箱が少々くたびれていましたが、中身は新品ぽい。x1.4だと画質劣化もそれほどなく、常時54に取り付いている状態です。また、レースでは70-200に常時つけているとちょうどいい倍率です。



■■■ Nikon AF-S 24-120mm/F3.5-5.4

【導入経緯】
 何だかんだいっても、やっぱり標準ズームっていうのは欲しいもので、それもAF-Sだって言うんで買ってしまったのがこれです。でもやっぱりあまり使わないレンズなのでした。

 結局、D100を親父にあげることになって、あわせてセットにしてあげちゃいました。まあ1分で取りにいける場所なので、何かと必要なときは借りれば良いってことで、置き場所が変わったってくらいの気軽さなのです。

【レビュー】
 24mmからのレンズなのですが、APS-Cに付けると38mm相当くらいになっちゃうので、結局広角側は一般的なコンパクトデジカメと同じなのです。まあポートレートくらいの焦点距離ですね。使ったのはレースに行く時くらいでした。70-200mmとのコンビで使ってました。特に印象も無くこれ以上のネタかけません・・・

●サンプル画像へGO



■■■ Tamron macro 90mm/F2.8 (SP90)

【導入経緯】
 これ欲しかったんです。単焦点、F2.8で非常に評判のいいマクロなんですよね。でも超音波モータでなかったり、純正じゃなかったりでちょと躊躇してました。でもマクロが好きな私は、ずーっとウオッチしていました。そんなさなか、タムロンがキャンペーンをはじめ、ミニ三脚がついてくるっていうんで買ってしまいました(ミニ三脚は結局一度も使っていませんが・・・)。

【レビュー】
 いい、いい。すごくいいレンズです。まともな単焦点を持っていなかったので、単焦点っていうもの自体がいいものなのかもしれません。マクロは当然とろけるような「ボケ」です。すごくきれい。ピントリングのフリクションもちょうどいい。そして実は普通にマクロじゃない領域で撮ってもすごくシャープです。驚きです。レンズメーカー、馬鹿にできませんね。

●サンプル画像へGO  突貫工事中(本当に突貫かぁ?)



■■■ Nikon AF-S 18-200mm/F3.5-5.4/VR

【導入経緯】
 まともな標準ズームを持っていなかったんです。70-200mm/F2.8なんて普通持ち歩かないし、部屋内で使うのも面倒ですね。なので発売と同時にD40と一緒にニコン社販に申し込み(親族モード)、1ヶ月くらいでやってきたのでした。

【レビュー】
 超危険です。危険すぎるレンズです。なぜかって、これしか使わなくなります。どこに行くに、とりあえずこれが着いていれば、まず問題ありません。不満なのは、下を向けていると「むにゅ~」っと伸びてきちゃうところです。当然、言われているようにズームリングに幅広の輪ゴムをかましてます。あとやっぱりリング式の超音波モーターじゃないので、AFは遅めです。

●サンプル画像へ GO突貫工事中(本当に突貫かぁ?)



■■■ Tokina FishEye 10-17mm/F3.5-4.5 (AT-X 107 DX Fish Eye)

【導入経緯】
 私はずーっと「望遠野郎」だったわけです。小学生の時に親父にもらったミノルタSR-7についていた”200mm/F2.8なんていうでかいレンズをつけて育ったからには、望遠野郎になるのも当たり前であるのです。しかしその望遠野郎も何10年もやっているとちょっと飽きたっていうか、他の人が撮った広角の写真が面白い、さらにフィッシュアイってのがやけに気になる存在でした。

 そんな時「新品レンズポイント5%アップ」なんていうキャンペーンをやっていたので即購入となった。

【レビュー】
 いいです。圧倒的な広さが撮れちゃいます。広すぎて自分の足が写っちゃうんですね。気をつけないといけません。17mm域だと魚眼臭さがなくなり、普通の広角っぽくなります。広角だから超音波モーターなんていらないしね。レンズ表面になんたらコーティングがしてあるみたいで、軽く吹くだけで指紋も取れちゃいます。

●サンプル画像へ GO突貫工事中(本当に突貫かぁ?)



■■■ Nikon DX AF-S 18-55mm/F3.5-5.6 GⅡ ED

【導入経緯】
 別に欲しいわけでもなかったんです。たまたまレンズキットが安かったんで落札しちゃっただけです。

【レビュー】
 超危険です。危険すぎるレンズです。なぜかって、これしか使わなくなります。

●サンプル画像へ GO突貫工事中(本当に突貫かぁ?)



■■■ Canon EF 75-300mm/F4-5.6 IS USM

【導入経緯】
 40Dを勢いで買ってしまったわけです。まあもともと買おうかなぁ?とは思っていました。キヤノンのレンズを買ってみたりしたときに、それをつけられるカメラが無いんじゃしょうがないですからねぇ。その40Dを買った翌週、ハードオフで見つけました。レンズ内にカビがあるということで、1万円ちょっとで購入です。

【レビュー】
  ●サンプル画像へ GO突貫工事中(本当に突貫かぁ?)



■■■ Canon EF 70-200mm F4/L/IS/USM

【導入経緯】
 前橋から元同僚と言うか舎弟というか、まあ友人がやってきた。「佐藤さん、神奈川のハードオフ回りましょう」と。その1件目は東戸塚のオリンピック内のハードオフだ。外からはハードオフの看板が一切無く、本当にあるのかな?という不安とともに入った店内、おお、ブックオフの奥~の方にギターが見えるぞ。

 「佐藤さん、これ買いですよ。佐藤さん買わなかったら私が買おうかなぁ」と背中がバンバン押された。

 さてこのレンズはF2.8の70-200と人気を等分するレンズだ。F4になるだけで性能は変わらない。明るさが1段暗いだけ。それでもって、めちゃくちゃ軽いのである。D300に70-200のF2.8をつけると、それなりに重いのだが、このf4はもう劇的に軽い。取り回しも楽チン。人気が出るのもわかる。

 他にも、キヤノン純正のφ67mmのレンズプロテクターがついていた。う~む、結構お金がある人が使っていたのだろう。また三脚座も含めて傷やすれが全く無い。使っていたのか? ケースはF2.8のちゃんとしたいい感じのケースとは違って、ただの布製だ。また調べてみると三脚座はレンズ本体に含まれておらず別売のようだが、これも付いていた。ちょっとラッキー。三脚につけることは無いと思うが、撮影時に手に乗せて使うのにちょうどいいのだ。フードは花形ではない。なぜなんだ? 友人に言われると、「Canonは高いものと明確に分けるのでそんなもんでしょう」と。でもフードの内側は黒のビロード地でちょっとうれしい。

 使ってみると、ズームのトルクがニコンのものより弱くて、使いまわしは良い。でもニコン党として圧倒的に困るのは、ズームリングの回転方向が逆ってことである。マウントの回転方向も逆だが、これは装着するときだけ気をつければいいのだが、ズームリングはとっさのときに間違えてしまうのだ。困ったものだ。

●サンプル画像へ GO突貫工事中(本当に突貫かぁ?)



■■■ SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC /HSM

【導入経緯】
 望遠野郎だったのだが、いつしか広角も面白いと思うようになって、フィッシュアイ(10-18mm)を買ってみたりした。が、最初は面白かったフィッシュアイも次第に癖が目に付くようになった。なので、普通の超広角を買ってみた。ヤフオクでリーズナブルな価格だったが、落札した後にキタムラ中古サイトで同等価格で出ていた。ヤフオクは振込み手数料やら送料やらがかかる一方、キタムラはなし、さらに保証も付いたり現物確認も出来るので、ちょっと失敗感がある。まあいいっか・・・

 さて、さすがに10mmはすごい。8畳の部屋のはじから撮れば部屋が全部カバーされる。これはいいぞ!

●サンプル画像へ GO突貫工事中(本当に突貫かぁ?)



■■■ SIGMA 17-70mm OS /HSM

【導入経緯】
 究極の「これ一本」レンズである18-200/VRが調子悪くなった。具体的には手振れ補正がカチカチとハンチングするものである。たぶん配線のどかかまずいんだろう、とばらして配線を見直して組み直して「さあ復活だぜ!」となるはずだった。しかし世の中そうは簡単ではない。つまり「動かなくなった」のである。

 組みバラシだけだぜ、なんで「レンズエラー」なんて言ってくんだよ!と悪態をついても始まらない。結局文鎮になってしまった。しかしモノは考えようで、高倍率じゃなくて標準ズームで星とか撮るの欲しいなぁ・・・と思っていたなぁ・・・となんだか買うための言い訳を一生懸命探し出して、たどり着いたのが、このレンズだった。

 昔のシグマは何となく安かろう悪かろうって感じだったし、今でも旧世代カメラすきの親父はシグマ????と難色を示すが、侮ることなかれ、今はいいレンズ作るメーカーになったのだよ。

【レビュー】
 思った通り質感は高いしカリカリにシャープだし軽いし文句なし・・・と言いたいところであるが、やはりこの一点でだめなのが「ズーム回転方向違い」である。AFはAFなんで触る機会が少ないが、ズームは頻繁に使うのである。キヤノン方向なズーム回転にいまだに慣れない・・・

●サンプル画像へ GO突貫工事中(本当に突貫かぁ?)



■■■ Nikon AF-S 200-500mm VR

【導入経緯】
 望遠番長な500mmF4がどうにも重いし、少しかびてきた。さらに手振れ補正がついていない。そしてズームじゃないのでどうも撮れる写真が画一的になってしまう。ってことで本当のことというと、当時評判の良かった某白レンズメーカーに宗旨替えしようかと思っていた。これは一大決心である。

 宗旨替えなんて人生やり直すみたいな大決断であるからして、そりゃぁ事前検討を万全にやらなくてはならない。ネット上であれこれ情報を集めてみると、なんと今信仰中の教祖様から魅力的なレンズが出ているらしい。そしてすこぶる評判がいい。それがこのレンズである。この手のレンズはレンズ専業メーカーの十八番っぽいのであるが、どうも某T社OEMみたい。

 10万円台半ばで500mmまで使えてそして手振れ補正レンズである。この値段でよいのか?と思った。マーケティングを少しかじり「PSM分析」ってのを知った。プライス・センシティビティー・メソッド。つまり価格に対するユーザーの反応ってことだが、安すぎても不安になって選ばれないらしい。確かに。自分がユーザーになって考えてみるとその通り。なのでこのレンズには一抹の不安を感じてしまった。しかしネットの評判はすこぶる良い。

 ってことで買ってしまえばいいじゃん、と耳元で誰かがささやいた(ことにしておく)。で買った。買いたくなるとすぐに欲しくなるので、会社の帰りたいそうな雨だったが、ヨドバシに寄ってお買い上げ。

【レビュー】
 重いし大きい。しかし「無理をしない設計」でこうなったと思うことにした。し、たぶんそうだろう。そして500mm領域での手振れ補正、感動である。写りもいい。もう500mmF4の出番が無くなると確信した。

●サンプル画像へ GO突貫工事中(本当に突貫かぁ?)



■■■ Tamron SP90㎜ F/2.8 Di MARO 1:1 VC Model F017

【導入経緯】
 ネットを眺めていたら「キノコ」のいい感じな写真があった。いい写真を見ると自分でも撮ってみたいと思う。そして結構気に入っているタムロンマクロSP90を持ち出した。しかし、たぶんグリス切れだと思うのだが、前はヌルヌルで気持ちよかったフォーカスリングがガリガリになっている。自分でグリスアップしようと思ったけど、どうもばらせない。なら買ってみようかな。

【レビュー】
 前のSP90よりだいぶ大型化した。しかしD500あたりにつけるとバランスはとてもいい。必要ないんじゃ、と言われている手振れ補正もあれば有効である。そして一番いいのは筐体の高級感である。今年はこれをもって山を歩こうと思うね。

●サンプル画像へ GO突貫工事中(本当に突貫かぁ?)





↑ 目次へ