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■■■ Ferarri F189 ■■■

■■■ 背景 ■■■

 88年にテストカーとして639を作ったフェラーリはその潜在価値を確認し、翌89年に投入したのが640です。なんてったってセミオートまですよ。ハンドル裏に付いたパドルでシフトアップ・ダウンを操作するのは当時としては画期的でしたね。でもまだまだ熟成不足でシーズン前半はトラブルの連続、まあこういうものに付きまとう「生みの苦しみ」でしょう。しかし、シーズン後半になってセミオートマの信頼性が上がってくるにつれ、基本的な空力の良さってのとあいまってマクラーレン軍団を追い回したのでした。そして翌90年のベストマシン641/2につながるわけです。

■■■ マシン ■■■

 89年はターボが廃止になりNA一本化がなされた年でした。フェラーリは伝統のV12が復活です。そこでフェラーリはマクラーレンでカーボンモノコックを導入したジョン・バーナードを獲得し、密かにマシン開発を進めていたのでした。実験車である639を経てデビューしたのがこのF189(640)です。

 コークボトル形状のサイドポンツーンで空力を追求、そして革新的でその後強みを発揮する「セミオートマ」を搭載。シーズン当初こそトラブルが頻発していましたが、シーズン後半になるとベストマシンであることは誰の目に見ても明らかなのでした。でもサンマリノでベルガーが炎上したのにはびっくらこきましたが・・・

■■■ キット ■■■

 ほとんどの金型共通で2モデル起こせる、2度おいしい企画です。前期型と後期型の違いはインダクションポッド(カウルは別金型)とフロントウイングフラップだけです。

 デカールは大判が無くいたって貼りやすいですね。でも透けやすいです。できれば下に白のデカールを作ってはるか、同じデカールを買ってきて、2枚貼りするのがよろしいです。リアウイングフラップの裏が白デカールになっていますが、塗装したほうがきれいに白が出ます。

 カウルとサイドポンツーンの接合はちょっと合いにくいので、ディスプレイモデルに徹する場合、接着したほうが絶対いいです。その場合、エンジンブロックまで一緒にアンダーパネルに取り付けますが、接着が難しいので下からネジでとめるのがよろしいです。あとフロントサスの根元のボディーが別パーツになっていてちょっと惜しい。なので、ここもフロントサスを後から挿入できるように改造するのがよろしいです。

 ちなみにこの頃のキットにはドライバーフィギュアがついているものが多いですが、これにもついています。ジオラマを作るときには活躍してくれました。

■■■ 完成品ショット ■■■


◆前期型です。インダクションポッドの形状が今とは全く違います。ベネトンB188のごとく横から空気を取り入れているのです。ロールバーもロールバーらしく存在しているのです。リアウイングのの支柱はメインウイングまで伸びるタイプです。空力を追求するチームはいち早く、この長い支柱をやめてアンダーウイングまでの短い支柱にしたのでした。リアウイング欲端版が小さくていかにも速そうじゃないですか。でもフェラーリはやっぱり「Agip」が似合うと思うのは、おっさんな証拠でしょうか?



◆こちらは今まで続くドライバの頭の上から空気を取り入れるタイプです。この頃がこのタイプが一般化してきたように思えます。ターボの時とは思想が違うんです。ラム圧を利用しなきゃねぇ。でもこのアングルから見るとジョンバーナードが始めた「コークボトル」形状が良く分かりますね。そういえばこの車にドライバーが乗り込むとき、「よっこいしょ!」って感じでサイドポンツーンをまたぐのが大変そうなのを思い出しました。フロンドウイングはやけにシンプルです。でも今のF1とは全く違ってやけに「シンプル」でそれがかっこよく見えたりするんです。



◆横から見るとインダクションポッドの違いは一目瞭然なのです。マクラーレンの伝説的なマシンMP4/4と同じで平べったい印象です。

◆うん、今のF1って感じになってきました。インダクションポッドだけでこれほど印象が変わるとはねぇ



◆前期型のフラップはストレートなのでした。28はベルガー車、前後のウイングに黄色い識別マークがつきます。でもサイドポッドの中からサスが生えてきているのがちょっと不思議な感じです。

◆お決まりのGOOD YEAEのテンプレートをあてて吹いています。ホイールはスピードライン。フェラーリって言うとBBSのイメージがありますけど、昔はやっぱりスピードラインです。昔は地道にタイヤのパーティングラインをやすって消してました。まめだったなぁ。



◆前期型は全高が低く見えるこのアングルがかっこいいのです。



◆「ペリカンのくちばしに似ているなぁ」と思っていたら、やっぱり「ペリカンノーズ」と呼ばれるようになりました。

◆この頃のF1がやっぱり迫力あって好きです。ワイドタイヤ、ワイドトレッド。やっぱりF1はモンスターマシンでなくてはねぇ。今のF1はなんか小さくてねぇ。この頃のマシンはプッシュロッド派とプルロッド派が混在してましたけど、フェラーリはプッシュロッドです。でも91年ごろからみんなプッシュロッドになりました。



◆2台並べてみました。

◆この角度から見るとインダクションポッドの違いが分かりにくいので、全くおんなじマシンに見えるのです。



◆ボックスアートです。前期方のボックスアートは結構好きなデザインです。こんな絵が書けたらいいなぁ、といつも思うのです。

◆後期型はポルトガルGP仕様です。でもよくタミヤさんはよりによってポルトガルGPを選んだんでしょうね。それにボックスアートはマンセルだし。89年のポルトガルGPでのマンセルはもっともマンセルらしい「やっちまった」でした。あの頃はセナ一筋だったので、マンセルはちょっとしたヒールでもありました。



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