■TOP > ギャラリー > Footwork FA13

■■■ Footwork FA13 ■■■


■■■ 背景・マシン ■■■

 マクラーレンとタッグを組んで大活躍したポルシェエンジン。そのポルシェが再びF1フィールドにやってきたのだが、今度はフットワークに向けたV12なのであった。しかし、過去の栄光が全く当てにならないのはF1の世界では当たり前、案の定全くダメダメちゃんでシーズンを終えたのであった。

 しかし日本つながりでゲットしたお古の無限ホンダV10  90年はマクラーレン・セナが辛くもフェラーリ・プロストを破ってチャンピオンになったのであった。そのチャンピオンカーがMP4/5Bである。型番からも分かるように、前年MP4/5の焼き直し版である。しかし焼き直しと言っても、結構かっこよく私としてはお気に入りの車であった。その90年のMP4/5Bに搭載されたRA100ホンダV10エンジンが、そのままティレルにコンバートされたのだった。

 ご存知の通り、ティレルは89年に018でコンパクトでアンダーパネルに空気を導く「ハイノーズ」を少しだけ取り入れ、翌90年にはそれを大胆な「アンヘドラルウイング」として昇華させ、開幕戦のフェニックスではアレジがセナを大胆に抜き返したのは記憶に新しいところである(えっ?ぜんぜん新しくない?私にとってはついこの前の出来事であるのだよ)。ちなみに開幕戦ではまだアンヘドラルウイングは搭載されていなかったけど・・・

 その90年のティレル大躍進と中嶋悟というホンダドライバーが相成って、91年ティレルはホンダV10エンジンをゲットしたのである。前年までの「スポンサーありませんよ」的なシンプルカラーリングから一転、BRAUNがタイトルスポンサーになって、カラーリングもダークグレーメタリックに大幅変身した。マシンの特徴はモノコックがすごく「ダル」になったことであろう。エンジン排気はアンダーパネル下ではなく、ボディー最後端のカウル内から直接出すものである。さて前年までの軽量コンパクトなマシンに対して、ホンダV10エンジンはあまりにも重かった。マシンの性格も大きく変わってしまった。結局前年のようなすばらしい成績を残すところなく1年が終わってしまったのであった。

■■■ キット ■■■

 模型というもの、全世界的に標準となるスケールというものがある。車で言うなら1/12とか1/24とか1/43とかである。これがなぜそういうスケールになったかというのは、WEBで調べれば簡単に分かるだろうけど、調べてないので分からない。

 さて田宮。車全般は1/24である。しかしF1は1/20なのである。それはなぜなのだろうか?言われているのは、 「モーターライズ(モーターが入っていて電池で動く)」が当時の趨勢であり、F1モデルもモーターでバリバリ動くようにしなければならなかった。しかし1/24だとどうやってもモータが入らない。然るにスケールを1/20にした、と言う話である。多分そうなのだろう。初期のTyrrell P34とかはモータバージョンとモデルバージョンが選んで作れるようになっている。

 さてこの1/20、田宮のみ採用されたスケールなのであるが、F1の場合、1/24に比べボリューム感があってすごく良いのである。長谷川や初期のモデラーズが1/24でF1をリリースしていたが、これはいかにもおもちゃっぽい感じを与えていた。つまりF1モデラーは「やっぱ1/20だね」という風になっていた。そして、まず決断したのがこのモデラーズである。田宮に習い1/20でリリースしたのがこのFA13である。ちなみに、田宮に代わってF1モデルを精力的にリリースし始めたフジミであるが、やはり1/20をチョイスしているのだ。

 さてこのキット、田宮とはやはり切り口が違う。まずはカウル。いくら分割が複雑であっても基本的には田宮は1パーツである。しかしモデラーズは実写に忠実と言うか、3パーツに分かれている。エンジン上部と左右サイドポンツーンである。忠実大好きの私であるが、この3パーツ分割はちょっと気に食わない。完成品状態で、このパーツの合わせ精度が悪くてぴったりはまらないのである。タイヤのサイズも田宮のものより多少大きい。天賞堂のタイヤぴったりテンプレートが入らないのである。

■■■ 完成品ショット ■■■


◆コークボトルのシェイプと、前退角の着いたジョーダン191風のフロントウイング、ロータス107と同じ2段ボーテックスジェネレータっていう、トレンドをたくさん取り入れたマシンですね。全体のフォルムはかっこいいです。カラーリングもまさにフットーワーク。しかし作ってからだいぶ経っているので、白が焼けてきちゃってます。



◆このマシンの最大のポイントになっているフロントウイングです。まさにジョーダン191のコピーですね。でもこの直線基調でデザインされた形状は、私としてはかっこよく見えるんですよ。

◆フロントウイングの折り目のところにはもうひとつのボーテックスジェネレータが設置されています。ロータス107もダブルボーテックスですが、フットワークのそれは、ウイング上にスプリットプレートが見えるんで、ウイングがヘビーに見えます。



◆サイドフォルムはなんの特徴も無いですね。



◆やっぱりこのマシンの特徴はこのフロントウイングに集約されるでしょう。

◆フロントウイング以外に全く新鮮味は感じられません。



◆モノコックは断然に「ダル」なんだけど、カウルのラインもダルに見せるのに一役買っていそうです。



◆当時横から見たところにカーナンバーを入れるしきたりだったようですが、普通リアウイングにつけるところを、ティレルはモノコック横につけていました。なんでここにしたのかな?

◆極めて普通のマシンです。



◆シンプルなカウル分割ですね。2000年代後半のマシンと比較すると雲泥の差ですが、このシンプルさもいいもんです。



◆誰がつけたか「ドルフィンノーズ」。確かにイルカっぽいのです。

◆ティレルマシンのの当時の特徴的なのはステアリング上部の三角盛り上がり形状でしょう。また前半戦仕様なのでまだボーテックジェネレーターは着いていませんが、シーズン後半には付いていましたね。



◆当時のマシンはワイドでかっこいいですね。またこの頃のレギュレーションに戻らないかなぁ?だってF1分割しちゃうんですからねぇ(執筆時のホットな話題)。



◆でもこうやって見ると以外にハイノーズじゃなかったりするんですね。

◆ご覧の通り、極めてコンサバなリアウイングです。でも「BRAUN」1年で撤退しちゃったねぇ。



◆「POWER by HONDA」いい響きでしたねぇ。EPSONとPIAAも嫌って言うほど中嶋をサポートしてたもんねぇ。いい時代でした。

◆こんなところを独占できるのもTyrrellならではです。ちなみに今まで「Tyrell」だと思っていたのですが、「Tyyrell」がただしいんですね。「y」が2文字続きます。



-- 戻る --