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■■■ クラッシュ! ■■■

 クラッシュしたマシンなんてそうそう見る機会はありません。それをそのまんまなんてまず見られることはないですね。それをこんなに近くで。展示を許可したマクラーレン、ロンはすごいです。


【#329】フロントノーズと左フロントタイヤは大破しています。

【#330】リアタイヤもパンクしています。。




【#331】一方右側は無傷状態です。クラッシャブル構造なので一部が壊れても他にダメージは及ばないのですね。

【#332】この通り、このアングルで見ると普通のマシン展示にも見えます。




【#333】事故分析すると、フロントノーズがクラッシュし、フロントウイングが脱落しました。左エンドプレート(翼端板)も外れています。左フロントサスペンションが破損し、タイヤはパンクしています。

【#334】タイヤのへこみ具合がリアルですが、当時のままの保存なのか、当時を再現するためにタイヤをへこましたのか?どっちなんでしょう?





【#335】以下にもカーボンっぽい裂け目ですね。カーボン繊維のおかげで陶器のように割れるわけでもなく、金属のように折れるでもなく、ちぎれる感じです。

【#336】よく見るとアッパーアームも壊れてます。この避け方はスチールアームではないことが良く分かりますね。





【#337】多分緑色のタイヤバリアに激突したんでしょう。この緑色がモノトーン系マクラーレンのクラッシュ展示のいいアクセントになっています。

【#338】カーボンの上の塗装が皮のように波打っているのが分かる面白い1枚になりました。なんだか薄い印刷ラッピングを貼っただけのように感じちゃいます。





【#339】実は反射台も案外良かった例です。反射台からの光がノーズコーン仮面を照らしてくれています。ちなみに右エンドプレートの前端が虫食いみたいにかけていますねぇ。中が白い?

【#340】このアングルだとノーズしたの蛍光レッドが良く分かります。そういうところばっかり気になっちゃうのがモデラーです。





【#341】アッパーアームがバリバリに裂けていますね。何やら竹で作っているような裂けかたです。

【#342】90年前半からトレンドになった吊り下げ型ウイングの吊り下げ方が分かるアングルです。右側の支柱はウイング側に、左側の支柱はノーズ側についています。





【#343】クラッシュでついた砂埃は本物かそれとも後付か興味あるところです。

【#344】この取付けネジっぽくあるのは右側の支柱です。この支柱ってノーズと一体成型かと思っていたのですが、じつは別パーツでノーズに固定されているんですね。これはびっくり新発見! 左側の支柱はノース側に残っているのですが、ウイングとの固定方法が良く分かります。





【#345】これも「おいしい」一枚。エンドプレートってカーボン製じゃなかった?何やら白い発泡材のように見えます。あまり外力がかからない部品で厚みがあるからカーボンじゃなくてよかった?謎です。エンドプレートが付くウイング側。フラップサイドには穴が5つもあります。エンドプレート側にウイング角度変更用にいくつか穴が開いているのは分かるのですが・・・

【#346】マクラーレンがMP4/8(93年)から先鞭をつけた「バージボード」です。ボディーとの固定にいくつかの部位で細い棒でつながったいますが、この部分も壊れちゃいました。




 科学博物館はこのクラッシュマクラーレンで心拍数が上がりすぎて疲れ果てました。もう少しフロア見ていないところもあったのですが、もう御馳走様状態でした。




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