No1マシンNSXのガレージに入りました。これといった時間指定もなくじっくり拝見させてもらいました。モデラー的観点からマシンを観察すると面白いことがたくさんあります。
そんなときエンジンに火が入り、お・お・驚きの超迫力です。後ろにいるともう爆音を飛び越えて、体中が排気衝撃波で振動しちゃいます。またNSXはアルミフレームが有名ですが、実際それを見てみると「すごい」のひと事。アルミの溶接痕なんて涙ものですよ、旦那!
[左]:「よしよし、上手く撮るんじゃぞ」
[中]:無限チームはドライバー名が漢字です。日本人だぜぇ〜(だってF1だって”無限”で通したよね)
[右]:NSXのエンジンはリア車軸の前に搭載されてます。なんで後ろのほうはこの通りスカスカ状態です。
[左]:「ゼッケン1はおいらのもの」って感じのロックタイトさんです。
左下に見えるkyosyo(京商)がスポンサーに入っているので田宮からのモデル化は絶望的ですな
[中]:フロントスカート部には整流板がついています。無限の重要な"カストロール"もまだ初期型のマークです。
整流版の上後方部はちゃんと色が塗り分けられています。
[右]:ブレーキキャリパーは”alcon”製。alconって始めて聞きましたねぇ。F1と違ってスチールディスクなので光がいかすぜ
前からのびてきている赤黒いホースはブレーキ冷却用ですな。フロントから空気引っ張ってきてね
[左]:GTはF1と違いエアジャッキが車に内蔵されています。これはその圧搾空気を送り込む口ですね。
[中]:リアウイングの裏面。黒塗装ですがMUGEN無限のマークは蛍光です
[右]:無限と童夢のプロジェクトなのです。1号車は無限、2号車が童夢っていうシステムのようです。
興味といえば”塗装”です。最近のマシンはどんどんカラフル&複雑カラーリングになってきておりモデラー泣かせです。ロックタイトNSXもご多分に漏れず流行りの”グラデーション”カラーです。グラデーション塗装と言えばF1のマクラーレン・ウエストカラーがその筋の大家ですね。F1で生で見たときにはそのすばらしさにため息が3リットルでました。しかしこのGTマシンの場合は・・・
[左]:見えるかなぁ・・・グラデーション部分は塗装仕上げではなくシールで貼ってあるのです
[中]:これも見えるかなぁ? リアウイングのガーニ−フラップも透明ガムテープで補強してます(画像の圧縮率上げてますので赤が汚い)
こういうところまで模型で再現しても、一般の方々が見ると「ただ汚い」で終わってしまうのです。 泣)
[右]:マシン横にある給油口(入れるところと空気抜きで2つ孔)のくぼみだって、シールでぺたぺたしちゃうぜ・・・
マシン以外にもツールなどにも興味が湧くのです。だってジオラマつくるときの脇役って大事なのです。
[左]:給油パイプ&ノズルです。F1のは同心円状に入りと引きがあるのですが、GTはきちんと2本ありますね。
[中]:これはインパクトレンチF1中継でもタイヤ交換で「バババババ・・・」ってやつです。
[右]:エアジャッキやらインパクトレンチやらその動力は空気です。いわゆる圧搾空気です。窒素かな?