デジカメ番長のデジカメ遍歴 |
(書き下ろしは2000年2月です)
最近はめっきりプリントされたもの・・・いわゆる”アルバム”を見ることがなくなってしまいました。PCモニタで見ることがほとんどです。なんせ楽ですし、モニタサイズが大きいため楽しく見られます。ということは、画像をデジタル化しなくてはならないわけです。
以前は1レース当たり20本弱のフィルムを撮っていたわけですが、これをどうやってデジタル化するかが大問題でした。方法として
◆フィルムメーカのCDR書き込みサービス
◆フィルムスキャナーの導入
が考えられます。フォトCDはやけに高いためパスです。
■CD-R
いろいろ調べると各社からCD-R書き込みサービスをやっています。これを実験的に導入することにしました。書き込み料金はどこも横一線で、5本まとめて書き込みが一番効率がよく、最初の1本が700円で続く4本が600円です。これに通常のプリント料金が加算されます。ここで問題になるのはプリント料金です。街を回ったところ、大手のきちんとした所でしかCDR書き込みサービスをしていないわけです。そういうところのプリント料金は高く、かつ現像料も別に600円程度とるわけです。現像+プリントで1600円程度ですが、普通に近くで同時プリントするのであればこれが500円程度になるわけです。しかし必死に探したところありました。それもフジ系列の現像所です。一応フジの「お客様サービス」に電話して書き込み時のファイルサイズ(jpeg圧縮率等)を知ろうと思いましたが、
とあっさり却されました。富士フィルムはその画質的に大満足なのですが、サービス体制は誰に聞いてもいいことをいいません。フジ印象わるしです。ファイルサイズなんて出来上がってきたものを見ればすぐ分かるのに・・・「おごれるもの」なわけですね。
さてその書き込みサイズですが、”1536×1024ドット”です。SXGA+って感じで少し小さいですが、PC上やA6サイズにプリントするには十分ですね。容量は結局1枚500kB 程度で600×400のリサイズ縮小ファイルも入っていました。またインデックスプリント付です。画質は「おもいっきりシャープネスをかけている」ため、見栄えはいいですがレタッチには向かないでしょう。
■フィルムスキャナー
フィルムスキャナーは自分の思い通りにスキャンが出来ます。現在はフィルムの縦方向を2800dpi程度でスキャンできるものが一般的です。つまりフィルムの縦サイズが24mmですから、約4200×2800ドットサイズの画像を得ることが出来ます。一見、これはとても魅力的ですが、フィルムをスキャンするのはなんせ時間がかかります。キャリッジにセットしてプレビューして色補正して本スキャンして、と一連の作業ではフィルム1本で2〜3時間は平気でかかります。私はエプソンのFS-1200っていう名機を持っていましたがほとんど使っていません。だってSCSIなんですもん。弟が偶然にもミノルタのUSBスキャナを購入しましたのでそれを借りてきてスキャンしています。USBなので便利ですね(遅いけど)。
ところで私の場合はそのコストパフォーマンスからまだまだネガフィルムを使っています。フィルムスキャナーはネガのカラープロファイルがしっかりしていないのか、スキャンに弱いですね。ポジを使えはいいのですが、やっぱり高いので・・・使えません。ポジは露出のコントロールが撮影者の思いのままに効くので、表現性場抜群なのです。ネガの場合はプリント時に補正されてしまうのでどれも平均的な明るさになっているでしょ。
デジカメは撮ればそれがデジタル画像ですからPCで処理する上では何も問題ありません。撮っただけコストパフォーマンスがよくなります。問題になるのは電池とメモリです。F1観戦(2000年)の時は友人にたくさんスマートメディアを借りていきましたが、その2週間後のJGTCまでにVAIO C1VJを購入し、撮ったそばからPCに落としていっています。PCへの転送は今さらシリアル転送は無いです。PCカードかUSBです。USBの方が多少時間がかかりますが、手軽さはこれに勝るものが無いでしょう。