ギター購入とあわせて買ったアンプは、ソリッドタイプのアンプでありその歪はあまり褒められたものではなかった。なのでギター購入の2週間後、歪系エフェクターを買うことになった。
歪系としては、大きくファズ系とオーバードライブ系があるが、やはり素直なオーバードライブ系をチョイスした。メーカーは当時ギター用コンパクトエフェクターで国内不動の地位を築いていた、マクソン。まあギターエフェクターの老舗「MXR」のロゴが似ているとか、いかにもコピー万歳の日本メーカーっぽいのであるが、中身は一流である。今はビンテージとしてもそれなりの地位を築いているようだ。
さてこのオーバードライブ「OD-808」はそれなりに使えた。FETスイッチをはじめて使った・・・というような触れ込みも書いてあったような気がする。が、はてな?と思えるところもある。例えば、裏側一面に貼るソフトなクッションテープが同梱されているのだが、コレを貼ると確かに傷は付かないが、ふにゃふにゃ不安定になる。また高価な006P電池を使用するが、取替えは底面のネジ4本をはずさないといけない。面倒なのである。この辺はこの頃から、勢いの出てきたBOSSに軍配を上げざるを得ない。だってBOSSのは今まで通用するような、すばらしいデザインでデビューしたのであるから・・・
【追記】
何気にヤフオク巡回していたら、このエフェクターすごい高値で取引されていた。
中学時代の愛読書は「ヤングギター」であった。そんなヤングギターにMaxonの「モニタ募集」という広告が掲載された。その頃はモニタ募集という意味もなんとなく良く分からず、とりあえず応募した。
数ヶ月し大体こういう企画は忘れ去っているのが世の常である。しかし忘れた頃にやってくるのもこういった企画の常である。ある日家に帰ったら私宛ての箱が置いてあった。送り先を見ると「日伸音波製作所」とある。はて?と困った。箱の荷物が送られてくることなんてないし、送り先もさっぱり見当が付かない。開封して「あっ」と声を上げた。日伸音波製作所なんてまったくMaxonとつながらないぞ。
Maxonはこの時期から、MXRもどきの筐体からこの筐体へ変更した。なんとなくかっこいい感じはしないね。
空間系のエフェクターとしては、古くから「フェイザー」が王道である。イーグルスのホテル・カリフォルニアのギターソロといえばお分かりだろう。なんとなく音が回っている感じがすると思う。
しかし80年前半、世間的には時間をいじるエフェクターが流行ってきた。BBDという遅延素子が一般化してきたということも大きな理由だと思う。そしてフランジャーはそのシュワシュワいう音とか、ショートディレイを重ねる感じとかで新世代のエフェクターという香りをぷんぷんさせていた。
そしてはじめてのBOSSエフェクターであって、電池の取り外し易さに関心した。そしてデザインも私好みであった。そしてこのデザインは今の今まで継続されているのだ。しかしこのBF-2にはちょっと合点がいかないところがある。それは「塗装」である。他のエフェクターはきれいな塗装なのであるが、このBF-2に限って言うといかにも「筆で塗りました」的な非常に安っぽい塗装なのである。なぜこうだったのかはいまだ謎である。
高校時代はインストに開花した時代である。日本人であれば誰もがカシオペアを聞いただろう。そのカシオペア、初期は野呂一生のペケペケサウンドにコンプがバリバリにかかっていた。コレをまねしようと思うとコンプレッサーを買うしかない。でもコンプレッサーといえばMXRのダイナコンプである。買えるわけ無いじゃん。となるとBOSSである。
確かにコンプレッサーを入れるといい。がしかし、上手く聞こえすぎて上達が遅れる懸念があるだろう。ピッキングのムラが見えにくくなるからだ。
40を過ぎてギター熱が再び盛り返してきたが、基本的にエフェクターを使わないアンプ一発の音が好みに変わった。アンプのドライブチャンネルも歪み過ぎな感じで、クリーンチャンネルでブリゲインを目いっぱい上げて、軽めの歪が好みになった。しかしこの状態で、エフェクターで入力レベルをあげてやると、非常に心地よい歪が得られることが分かった。それをいまコンプレッサーでやっている。
社会人になるということは、自由になるお金がめちゃくちゃ増えるということで、なんでも買えちゃうということである。
そして何気に寄った楽器屋で「オーバードライブも買ってみようかなぁ」とまたその場でお買い上げであった。しかしこの外装写真を見てもらって分かるように、めちゃきれいである。使っていないようなきれいさである。だって使ってないんだもん。
そうなのである。買ったはいいが、使うシチュエーションがない。歪はアンプがポリシーである。じゃなんで買ったんだ!というのはいまだに謎である。
洋楽を聴いていて「上手いな〜」と思う奏法に「ワウペダル」がある。誰もが聞けば一発で分かる「ワウ」。めちゃ簡単な回路である。トーンのピークをボリュームで動かしているだけだ。な・なのに、こんなに効果があるのは「難しいものが良いものっていうわけではない!」という私の仕事の信念と一致していてうれしいのだ。
このワウ、リズムカッティングに使えば「チャカポコチャカポコ」、リードに使えば「キュワヒョワー」と、まさに人がしゃべっているように聞こえるのだ。スティーブ・ヴァイ先生を聞けば納得するはずだぞ。
我が家のギターは2階に置いてある。本当はめったに足を踏み入れない2階よりもほとんどをすごすリビングに置いておいた方が手に取る機会がおおくて、その分上達すると思われるのだ。なのでギターが増えた今、ヤマハSF500をリビングギターに命名した。
しかしギターアンプは大きくて降ろしても置いておくところがなかなかない。それでなくても「趣味の家」とか「俺のリビング」と悪評の高い私の「モノモノ」であるところに新たな「モノ」を置く余裕など無い。ということで、オーディオにつないでもそれなりに聞こえちゃうと思われる、マルチエフェクターを導入する計画が持ち上がった。
調べると昔は聞いたことの無い「ZOOM」」なんていうメーカが結構な幅を利かせている。恐るべきはそのコストパフォーマンスである。ありったけのエフェクト機能が搭載され、7000円程度なのだ。買うっきゃないだろう。
確かに面白い。いろいろなエフェクトがプリセットされている。特にロングディレイは昔からやりたくともできなかった「ブライアン・メイ」の十八番であり、当然ライブでの一人三重奏にトライした。結構いけちゃうじゃんって感じである。しかし歪系のエフェクトはあまりにも歪過ぎであり、これじゃぁ「メタル」だ「スラッシュ」だとなってしまう。っていうこともあって、今はほとんど使われていない状態だ。
もうエフェクターは買わないと思った。コンプレッサーをゲインアップ用アンプとして使うだけで十分じゃん、と。けど昔大好きの私のこと、昔のアルバムを聞くと、やっぱりギターにフェイザーなのだ。ホテルカリフォルニアだってそう、ブライアン師匠だってそう、みんなフェイザーなのだ。まあみんなその後、コーラスに移行しちゃうんだけど・・・
そして調べる、探す。ヤフオクとハードオフどちらが早いか。結果はハードオフであった。第2世代機である。第1世代機PH-1はすごい値がついているぞ。
そして弾く。いい、いいぞ。昔っぽい。うねっている。雰囲気でまくり。こりゃ手放せないな。
「打ち止め」と言う言葉を安易に使うことはもうやめよう。というほどエフェクターもとまらないなぁ。以前買ったオーバードライブはやっぱりおしとやかなドライブである。オーバードライブが優等生ならファズは番長かな。でもその下品ではない、ひずみがちょっとうれしい。
ハードオフで\3,675でお買い上げだ。
ペダルワウが上手く使いこなせない。っていうんで、前から欲しかったのがこの「タッチワウ」である。やったことが無いものは無限の可能性を感じてしまうのである。しかし現実に使ったとき、その夢が砕けるのだ。タッチワウも思ったような効果が出なかったわけである。
TW-1を買ったがなんとなく思ったような音が出なかった。長年期待していたのに・・・。そんな時にふっと寄ったハードオフ古淵店。BOSSのエフェクターとしては3650円なんていう、結構安い値段だった。そして使ってみたら、「おっ、結構思った感じじゃん」ってな具合で、これは使えそうなのであった。
Burnsをもう一本買いたくて、ヤフオクを見ていたらデジテックのエフェクター付なんていうのが出ていて、シミュレーター系のエフェクタってあまり好きじゃなかったけど、まあブライアンシミュレータならいいかな?と思い、落札した。プリセットはクイーンの代表的な曲名になっている。初期のフェイザーバリバリのとか、クリーントーンとか、一人3重奏の2回ディレイとか。まあ遊びのエフェクターだね。
みなみ野に日本最大のブックオフがオープンした。ブックオフっていうのは、名前だけを共有していてその母体はいろいろあるのである。しかしみなみ野はブックオフ正規グループが運営する「スーパーバザール」なるOFFグループが一同に集まる集中型店舗であった。
さてとりあえずハードオフに言ってみると、BOSSエフェクターのジャンク品の価格が安い。LEDがつかないだけで2000円ちょっと。買おうと思ったのだが、ちょっと駐車場の時間がぎりぎりだったので、まあ別に無くてもいいかとなった。けど、翌週再度リベンジ(というか、娘が行きたいといった)したら、なんとジャンクエフェクター類がすべて1000円ちょっとに値下げされていた。じゃ、買っちゃえ。
コンプレッサーはCS-2を持っていて、ブースターとして利用していた。まあ1階リビング用ということで。あとでLED交換しよっと。と思ったら、LEDはちゃんと点いた。ただ光が弱かったけど、それはCS-2も同じである。
上と同じく、このデジタルディレイも1000円強だった。でも「ホールドでしか電源が入りません」とあった。まあ1000円でしょ、ダメでもいいじゃん、と思って買って帰った。これは確実に「Brighton Rock」を弾くためのものである。デジテックも「Brighton Rockモード」があるのだが、これはライブでのモードで2回リピートが入るのだ。スタジオ版は1回のリピートである。
さて帰ってきて電源を入れてみると、「な〜んだ、動くじゃん」となるところが、「なんだ、やっぱり動かないじゃん」であった。アナログ的にダメなら何とかなりそうだけど、デジタル的にダメそうだともうお手上げである。T端氏に頼むか・・・
ちなみに、スルーで出力は出る。一番右のつまみをホールドモードに固定して、かつフットスイッチを押しているときだけLEDランプ点灯する。しかし、点灯するだけでディレイがかかることは無い・・・のであるよ。