ある時期レコーディングに燃えていた。生ドラムは叩けないが、リズムマシンの音質もだいぶよくなってきたっていうこともあって買ってみた。
実はローランドのデジタルピアノとオーバーハイムの音源と合わせ、このリズムマシンを一括購入した。今から考えると、結構豪勢に買ってしまったと思う。楽器屋指定会社(確か三洋クレジット)のクレジット会社でローンを組まされ、なんだか良く分からないで買ってしまった。
買ってしばらくは盛んに打ち込みしたものだった。しかし当然のことながらそんな面倒なことは次第に億劫になり、あっという間に「見せかけ機材」になってしまった。
キーボードはあるのだが、MIDI録音ができない。ならシーケンサーだ。と、シーケンサーが欲しかった。が、買ってまで欲しいというわけでもなく、購入の決意が無いまま数年が過ぎた。
そんな時、先輩にもらったグヤトーンの巨大ギターアンプの置き場に困り処分することに決定、どうせ処分するなら「交換できたらいいなぁ」とプレイヤー誌の「交換します」に投稿した。掲載されるとすぐに手紙が送られてきた。
「Q80とプラス音源を含め交換お願いします」
即決定し、とある日曜に福生近辺のローカルな駅で待ち合わせをした。先方は音源も渡せます、というのだが、なんだかそんなにもら手手は悪いとおもい辞退した。今になって考えてみると、やっぱり巨大アンプの価値が高かった。今のヤフーオークションでもそうだが、この手のビンテージ型のアンプはなかなか値が下がらない。惜しいことをしたが、まあしょうがない。
さて当時結構評価が高かったこのQ80であるが、やっぱり使いにくい。で、あっという間に「見せかけ機材」になってしまった。まったく学習効果がない私なのである。
高校時代は楽器演奏もさることながら、録音というものに結構心奪われた時期でもあった。そんな時期に「サウンド&レコーディング マガジン」が創刊になって、録音エンジニアになりたい病が発病した。
当時の自宅レコーディングといえば、カセットテープを使った4トラックレコーダーが主流であった。コレは結構高価であり、それが買えない貧乏学生は、カセットデッキを2台使い、ダビングの時にミキサーで次の音を重ねていく多重録音なのであった。当然最初に録音したテイクはノイズの海に溺れ、高域は消えうせ、そういう特性を理解したうえでダビングを繰り返していたのである。
一方カセットテープを用いた4トラックレコーディング機器は、テープの回転数を倍速に周波数特性を改善し、カセットテープを片面のみ使用とし4chとしたのであった。
社会人になって、お金がわんさか使えるようになるのと同時に、マルチトラックレコーダーも安価なモデルが出てきた。その代表的なモデルが、この
しかし悲しいかな、買ったとたんに音楽創作意欲は激減し、音楽より模型方面へのシフトが始まってしまった。なので、このMTRは自分で使ったことが無いのだ。ずーっと後輩に貸しっぱなしであった。そして20年経って、HDDレコーディングに目覚めるのであった。
上にあるカセットテープを使ったMTRはほとんど使われなかったのだった。そして音楽よりもF1やレースやデジカメや模型やインターネットに心を奪われた20〜30代、しかし40代は少し音楽により戻しがかかるようになった。それはPCを使えば、昔たくさんお金がかかったようなことが結構簡単にできるということが分かったことが大きいのだった。
きっかけはハードオフなのであった。05年?の4月に何とかマークがないと中古電化品が売れないっていう、いつもの官僚の馬鹿法案で、大量の中古品が大幅値下げをされて陳列された。そこにハードディスクを用いたMTRがたくさんあったのだった。10数年のブランクがあるためこの辺の事情は全く分からなかったが、やっぱり録音媒体にハードディスクを使うMTRが出ていたのだね。まあ普通に考えれば当たり前である。
そして調べていくと大きく二つの流れがあることが分かった。ひとつはHDDやカードメモリを録音媒体にしたミキサー一体型MTR、もうひとつはUSBインターフェースで録音しPC上の編集アプリで作っていくタイプのMTR。どちらも一長一短がある。どっちと決められずにずるずると日が過ぎていった。
まあこのEDIROLのUA25はそれなりにヒット商品であり、PCアプリも同梱されている。ストリートプライスは25k弱である。買っちゃえばいいのだがなんとなく踏ん切りがつかない。そんなある日、娘と町田に行った。そして娘が言った
「お父さん、今日はハードオフいかないの?」
「えっ?行く気無かったけど、行ってみようか?」
と別に何の期待もせずに立ち寄ったハードオフにこれが鎮座していた。このUA25は前期はPCアプリが付いていない、しかしこの出物はそれが付いている後期ものであった。ヤフーオークションでも17kぐらいで取引されているものが、ハードオフプライスで14kである。これは買うしかない! そして家に帰って開けてみたら未使用品であった!!
ということでいい買い物ができたのであった。そして即録音が始まる・・・はずであった。が、いまだそれは実現していない。なぜかといえばアプリの使い方がいまいち良く分からないのだ。つまり宝の持ち腐れ状態なのである。このままカセットMTRとおなじ道を歩ませるわけにはいかない。早くアプリを覚えなきゃと思っている今日この頃である。
その昔マイクを買ったのは確か大学のときである。秋葉原のガード下の2階のパーツ屋で買ったのを覚えている。モノはアイワのコンデンサマイク。2本セットでステレオ用のブームとか一式付いていて、価格は確か2万くらいだったと思う。なんとなく宅録したかったし、生録にも使えるなぁ、と思って買ったのだが、実はほとんど使われないで、先日買ったUA-25のために何10年振りかに出したら、中の電池が「液漏れ」してた。
よく分からないが出力がだいぶ低かった。
さてここにも書いたとおり、うちのメンバーの若いドラマーと話をしたときのことだ。「佐藤さん、このサイト知っていますか?機材が安いんですよ」というから見てみたら、やっぱり安い。結構安い。それにユーザーの声がまた的を付いていて、いいものか悪いものかが良く分かる。
刷り込み現象的に「シュアーのマイクは最高」って思っていたが、実は同じクオリティーならBehringerのマイクは値段的に1/4で買えるし、値段が同じならBehringerのほうがクオリティーが良い(プロの意見)のようだ。で私は当然値段が1/4なシュアーと同じクオリティーのマイクを買った。えっ?やっぱり買ったのって? そう買っちゃたぞ。
でもこの機材サイト、どうもカード会社と情報漏えいで揉めたらしく、今はカードが使えない。これは著しく不便である。不便すぎて買うのを止めようかとも思ったが、やっぱり買い物は楽しいのであり20Gくらいの勢い(加速度)が付いていたりもしたんで、振込みで買った。
振り込んだ翌日の商品が届いたのであるが、複数商品をまとめて入れてあるダンボールはどっかのスーパーでゲットしてきたらしいスパゲティーのダンボールであり、さらに緩衝材として入っていたものは、新聞紙であった。このコスト削減はいい。ダンボールも新聞紙も資源ごみで捨てられるからだ。プチプチは発砲スチロールは最悪である。
さてなぜマイク2本も買ったのか?もう一度欲しいと思っても送料を払うのが馬鹿らしいので2本買ったが、2本が同時に使われる確率は私が結婚前の体重にまでやせる確率より低いと思われ、結局棚の肥やしになってしまうだろう。あ〜あ、エコしてないなぁ〜俺。
インターネットでいろいろ見ていたら、VOXのギターヘッドホンアンプが結構優れもので、中の定数を変えると結構ブライアンの音になる、と書いてあった。なら欲しくなっちゃうのは当たり前である。でもハードオフとかでも出てないので新品で買うしかない。
いじいじしていたら、プラモデルを安く買うときに利用している「ジョーシンWEB」にこのVOXヘッドホンアンプが出ていた。少し安いのでお買い上げだ。
ある日ハードオフに行ったら、HDDタイプのMTRが3000円で売っていた。ほほぉ、MTRって興味あるよね、と機種名を控えておき家に帰って調べてみると、いまはメモリ型のMTRが主流で、ハンドヘルドくらいのモデルが有ったりするのね・・・といきなり心はBOSSに決めていた。しかしさらに何気に入ったハードオフでこのモデルが安かった。ネットでもそれなりに評判が良い。でお買い上げ。
始めて買ったギターはいわゆるフォークギターであって、フォークギターを買うとほぼ買わなくてはならない機材は「カポタスト」であることは間違いない。でもギター買った当時は笛型のチューニングマシンとかも買ったけど、一度も使わなかった記憶がある。
さてそのカポタスト、昔はそれほど種類がないので、ゴムベルト式とねじ込み式の二つを持っていただけだった。時は過ぎ、再び第2次アコギ時代が来たとき、ハイテクカポを買った。それはSHUBB。当時ハードオフで1600円、スチール用とガット用の二つを買った。しかしその後この値段で販売されることはなかった。