いつの頃からかハードオフに行くのが楽しみになった。これは掘り出し物を見つけた時の「気持ちよさ」があるからだと思っている。オベーションの1719を買って早10年。あれほど弾きたかったオベーションだが、実際は堅牢なハードケースの中でほとんどの余生を暮らしている。あまりにも高級すぎて(私には)普段簡単に弾く気になれないのだ。そのへんにぼろ〜んと置いておいて傷ついたら涙が48リットルは出るだろう。でもエレキに愛想を尽かしかけていて、「やっぱり男たるもの、生ギターできちんと弾けなきゃ」とか「生の音ってそそるよね」とか「生生」がマイブームになっていた。
ちょうどそんな折、いつものハードオフに行ってみるとなにやら、お買い得品が置いてあった。オベーションのスーパーシャローボディー(薄々モデル)なのである。シングルカッターでハイポジションもなにやら弾き易そうだ。しかもハードケース付き。トップはきれいな木目が出ていてそそられた。これは前に買った1719と対極をなすギターなのであった。そして当然ゲットした。
練習するにはもってこいだ。薄いのでめちゃくちゃ持ちやすい。本当は練習用なのでPUもプリアンプも必要ないのだが・・・。音はオベーションの生音に期待しちゃいけないね・・・のレベルである。ゴールドパーツだが、意外にくすまない。昔のギターはゴールドパーツの場合、大体メッキがボロボロになってしまうのだが、最近はメッキの品質が良くなってきたのかも知れない。