ラップ塗装第2弾のベースシリーズがうまくいったけど、結局ベースなんて全然弾いてなくてオプジェと化している。でも実用としてはギターなので、3本余っていた黒ストラトを急遽ラップ塗装、かつPU面白配線の実験台にすることに決定! ラップ時代はやれば終わるので夏にはボディーが出来上がっていた。しかしPU面白配線を決めるのに思いの外時間がかかってしまったのだった。
改造のベースになったのは、ハードオフ静岡遠征で手に入れたフォトジェニック黒ボディー+メイプル風白ネック機である。
ラップにどの色を付けるかは別に後で考えればいい。なので、まずシルバーでラップ仕上げだけをやっておけばいいので、ラップ三兄弟ができた。通常ラップ仕上げの時は足付けをよくするために、黒ボディーであれば事前に番手の大きなペーパーで表面を荒らしておく。でも今回はなんだか面倒なのでグロス仕上げの黒ボディーに直接ラップしてみた。するとなんだかグロスブラックにマットシルバーの組み合わせがいい感じだった。だもんで、黒シルバーのバリエーションに決定!
PUは中華製シングルサイズのハムタイプにしてみた。これはシングルPUサイズぴったりというわけではない。四隅のRがシングルサイズより小さい。つまり縦幅半分のシングルを二つ並べたハムなのでそうなる。なので、ピックガードの加工が必要になる。四隅なので棒やすりでもよいのだが、結局それじゃ面倒なのでサクッとテンプレートを作って、トリマーでがーっとやった。
いわゆるH-S-H型とした。H-S-H は定番のマウントであるが、やはり配線で面白みを出すのがよろしい。いわば実験である。そして今回は、前回の青ラップではレスポールのようなネックPUとブリッジPUのミックスと、ストラトの5WAY-SWで実現するために、5WAYの片側ポジションを利用したのだった。つまりブリッジとミドルだけのストラトみたいな・・・。今回は配線を見直して、SW-OFFではノーマルストラトのような配線、SW-ONではブリッジ/ネックのミックスが感覚的にできるようにしている。下の表を参照されたし。
このシングルサイズのハム、あまり期待はしていなかったがきちんとハムの音がする。なかなかよろしい。ストラトのピックガードに換装するには上記の通り4隅を加工しなければならないが、まあやってみる価値はありそうだ。でも個人的にはハムはやはりレギュラーハムの方がカッコいいとは思うけど・・・