さてここからは2011年の春商戦である。春商戦が何たるか?という意味合いをだいぶ理解してきたので、気合が入っていた。計画としてはT-01AとIS02のWindows Mobileが嫌で嫌で仕方がなかったので、早くAndroid機を買おうというスタンスだ。そんな時出会ったのが、ソフトバンクの001HT、DesireHDであった。飛ぶ鳥を落とす勢いのhtc社製である。
ネットで調べると、DesaireHDはえらく評判がいい。そんなときにケーズに行ったら、隣のヤマダよりぜんぜん安い価格が提示してある。新規一括4800円であった。当時はソフトバンクの学割を使っていなかったので、これまた娘名義で契約してきた。
いい、非常にいい。もともと使っていたWidows Mobile機と比較していいのかどうかは分からないが、とてもサクサク動くので快適だ。ディスプレイもきれいだし、ガラスに傷もつかない。ほぼ完璧である。完璧度を落とすNGは以下の二つ。
●バッテリーふた、SIMカードアクセスふたの建てつけが悪い
もったいない、非常にもったいない。アルミボディーの質感をここでド〜ンと落としている
●勝手に3Gに切り替わってしまうことがある
これは怖い。WiFi運用前提なので、3Gには絶対切り替わらないで欲しいのだ。アプリのアップデートをするときにこうなってしまうことが多い。かみさんは「3G」というマークが出るとヒャーヒャー騒ぐのだ。
先にも書いたが、ソフトバンクはこんなにいい機種を真剣に売り出さないのは「罪」である。彼らはiPhone4を売ることが最優先であるのだろう。ああ、悲しいhtc。
3月末に購入したDesireHDがやけにいい端末だったので、密かにもう一台欲しかった。実は知らなかったのであるが、家族の「学割」適用は同時に家族が加入しなくても、そのシーズン中であれば家族に適用されるということだった。つまり3月に娘の学割を行使したが、家族として4月に契約しても家族学割が利用できるのだ。ということで、ホワイトプランがゼロ円になる学割特権は家族の場合1年ぽっきりなのだが、それでも1年は月額維持がただなので、ご購入となった。今度はケーズの隣のヤマダで買った。店員さんがいい感じに正直だったのがその理由である。
結局ホワイトプラン無料が終了する直前にMNP転出したのだが、ソフトバンクの場合(この機種だけかも?)SIMが契約無効になると、WiFiでも動かなくなる。これは問題だ(といっても代替スマホが大量にあるから問題でもないが・・・)。 なのでちょっと探りを入れたら「機内モード」で利用すれば問題なし!ということがわかって一件落着である。
2台目はかみさん、娘用とした。家の中でしか使わないので、WiFiでOKだ。毎日の洗濯干しのための天気予報ビューワーとして使っている。マット系なので「滑って落としそう」とのことで、ヤフオクでキティーちゃんのバッタモンのケースを購入した。
息子がauのガラケーで月6000円以上も使っているので、そんならスマホの方が良いぜとなった。そんなときにキタムラに寄ったら、iPhoneのコーナーがぽつんとあったりするではないか。冷やかし半分(これが怖い)で聞いたら、意外に安いではないか。これがよく言われている「iPhoneの契約は他社のパケホより1000円くらい安いよ」というのの実際なのであった。当時「実質○円」と「一括○円」ということ自体を分けて考えていなかったケータイシロートだったので、やっぱり勢いで契約してしまったのだろう。キャッシュバックやらの条件がよい「キタムラ」で契約した。
結局割賦販売である「実質ゼロ円」で購入した。毎月2100円の割引が端末台から引かれて2年でチャラというあれだ。月々の費用はホワイトプランが学割でチャラだけだ。毎月の維持費用が高いので、毎月割りから毎月の通信費に充当する、というスタイルにしないとケータイは絶対安く維持できない。それをするためには、端末を一括で安く買うことに尽きるのだ。
ソフトバンクのいいところは、番号を選べるところであった。他のキャリアはSIMカードのある中でしか選べないが、auの300円で番号選べますみたいなのが、ソフトバンクはただだった。
やはりiPhone4の品質は最高だった。お父さんも欲しくなった。家族の中で子供が一番いいスマホを持っているなんて、なんかおかしい。おかしいので半年後に結局自分もそうなった。