
■■■ 多摩川を走る(上流へ左岸) ■■■
我が家に程近い、それなりの大河として多摩川と相模川がある。相模川は行きやすいのであるが、多摩川は奈と無く行きにくい感がありいままでなんとなく避けてきた。しかし、2012年の夏、八高線との交差ポイント(くじら公園)を基点として二日に分けて上流・下流を走ってから、一気になじみ深い川になった。多摩川を走るときのポイントは「左岸を行け」である。右岸は多摩川に合流する川が多く、行き止まりが多すぎるのである。ちょっと遠回りすれば迂回できる行き止まりから、ちょっと無理だねと思われる行き止まりまで、行き止まり天国の感が強い。左岸は二子多摩川から中原街道/東横線あたりまで河原のダートになる。あまりにも走りにくいので一般道の多摩堤通りを行くのだが、これまた路側が狭く危険度が高い。ここだけ右岸とするのがベストウェーだろう。
なお、弁天橋がサイクリングロードとしては起点/終了点なのであるが、やはり実際の河口に近いところまで、行けるところまで行くと羽田空港第2ターミナルまでいける。こんなところまで自転車で来る人もいないだろうが、行ってみるのも面白いぞ。
下流へ/左岸 上流へ/左岸 上流へ/左岸
羽田空港第2ターミナル(0)〜弁天橋(1)

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弁天橋(1)〜多摩川橋梁/高速横羽線(2)

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多摩川橋梁/高速横羽線(2)〜大師橋/産業道路(3)

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大師橋/産業道路(3)〜第1京浜R15(4)

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第1京浜R15(4)〜六郷川橋梁/京急(5)

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六郷川橋梁/京急(5)〜六郷川橋梁/JR東海道(6)JR京浜東北(7)

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六郷川橋梁/JR京浜東北(7)JR東海道(6)〜多摩川大橋/第2京浜R1(8)

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多摩川大橋/第2京浜R1(8)〜ガス橋(9)

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ガス橋(9)〜多摩川橋梁/JR横須賀線(10)JR東海道新幹線(11)

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多摩川橋梁/JR横須賀線(10)JR東海道新幹線(11)〜丸子橋/中原街道(12)

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丸子橋/中原街道(12)〜多摩川橋梁/東急東横線(13)

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多摩川橋梁/東急東横線(13)〜新多摩川大橋/第3京浜(14)

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新多摩川大橋/第3京浜(14)〜多摩川鉄橋/田園都市線(15)二子橋(16)

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多摩川鉄橋/田園都市線(15)二子橋(16)〜新二子橋/R246(17)

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新二子橋/R246(17)〜多摩川橋/東名高速(18)

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多摩川橋/東名高速(18)〜多摩川橋梁/小田急線(19)

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多摩川橋梁/小田急線(19)〜多摩水道橋/世田谷通り(20)

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多摩水道橋/世田谷通り(20)鉄道橋/京王相模原線(21)

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鉄道橋/京王相模原線(21)〜多摩河原橋/鶴川街道(22)

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多摩河原橋/鶴川街道(22)〜稲城大橋(23)

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稲城大橋(23)〜是政橋/府中街道(24)

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是政橋/府中街道(24)〜JR南武線(25)JR武蔵野線貨物(26)

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JR南武線(25)JR武蔵野線貨物(26)〜関戸橋(27)

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関戸橋(27)〜京王線(28)

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京王線(28)〜四谷橋/野猿街道(29)

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石田大橋/R20日野バイパス(30)〜四谷橋/野猿街道(29)

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石田大橋/R20日野バイパス(30)〜中央高速(31)

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中央高速(31)〜日野橋(32)

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日野橋(32)〜立日橋/多摩モノレール(33)

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立日橋/多摩モノレール(33)〜JR中央線(34)

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JR中央線(34)〜多摩大橋(35)

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多摩大橋(35)〜JR八高線(36)
八高線と多摩大橋の間もこれまた短い。左に桜並木なので春はいい景観だろうなぁ。
ここの駐車場がいいのは、冬以外は朝5:40から入れることである。河原に車を停められるところは多いが、どこもちゃんとゲートがあって、大体にして8時とか9時のオープンなのだ。朝早くから行動したい人たちにとってはちょっと困ったチャンなのだ。でも5時台から入れるのってここくらいしか見たこと無いぞ。

八高線の下流側(くじら公園側)にはこのサイズの駐車場が並んで2ヶ所あるのだ。

くじら公園側はサッカーグランドがメインである。川沿いは圧倒的に野球グランドが多いのだが、最近はサッカーブームで増えていくのだろう。

ゲート付近に公園管理事務所みたいなところがある。トイレもあるので用をたしたくなったらどうぞ。

多摩大橋まではこんな感じである。左側には「多摩川上流水再生センター」がある。

多摩大橋付近にあるゲート。

左側にプール。

右側には「なんかいい感じ」の合流川がある。いかにもいそうである。いそうとは、当然カワセミちゃんのことである。最近は水のあるところにいくと「いそうだなぁ」とう視点でしか見れない自分がいるのである。

対岸には八王子水再生センターがどどどーんとある。河原は幅広でまさにジャングルである。

多摩大橋手前にきれいなトイレがある。

多摩大橋をで対岸に行くときは左に行こう。このまま多摩川を下るのであれば右側に行こう。橋の下をくぐりしばし「白い」砂利道を走る。

左側でそのまま道路を横断はちょっと無理。自転車をもぐりこませるすき間がない。まあドッペルなら軽いんで「ほい」と持ち上げられるが、良い子はそんなことはしないのだ。
JR八高線(36)〜拝島橋/R16(37)
拝島橋からJR八高線の間は結構景観に富んでいる。ジャングルエリアあり河原の原始的自然あり大きな公園ありで走っていて結構楽しいぞ。
16号の下をくぐるとすぐに道が狭くなり、なにやら怪しい感じへ一直線となる。
そしてゲート越えると下りになって、左岸には珍しくこんな狭くてジャングル然としたところになるのだ。でも下は舗装なのでまだいいけど。走行時間にして2分くらいだが、本当に狭いので対向自転車や歩行者に気をつけないといけない。
最後にちょっと上りになってまたゲートを越えると楽チンなサイクリングロードに戻る。
このあたりは河原がジャングルと化している。でもそんなジャングルにも獣道があって入っていくと面白いのだ。多摩川の自然がそのままって感じで、ぜひとも分け入って欲しい。

程なくひろ〜〜いスポーツ公園が広がって、人里に出てきた感じになる。

目の前には八高線が4両でザーッと川を渡っていった。奥に次の橋である多摩大橋のアーチが見える。

ここまでは河原土手であるが、ここから左側の土手を走るとダートだしその先の八高線下が狭いので、ここは河原エリアを走るのが良い。女の子たちは果敢にも土手を走っていった。

八高線をはさんでこの上流側が「大神公園」、下流側が「くじら公園」である。大神公園は球場が2面である。

大神公園側の河原道は駐車可能である(慣例的にOKみたい)。土日は公園利用者でパンパンになっている。

やっぱり土手を行くと頭がぶつかりそうだ。

橋梁名は「多摩川橋梁」とある。「梁」という漢字はひらがなで書くのがトレンドなのかな?
拝島橋/R16(37)〜水道管(38)

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水道管(38)〜睦橋(39)

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睦橋(39)〜JR五日市線(40)

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JR五日市線(40)〜多摩橋(41)

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多摩橋(41)〜永田橋(42)

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永田橋(42)〜羽村大橋(43)

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羽村大橋(43)〜羽村堰下橋(44)
羽村大橋まではあっという間である。快適なサイクリングロードだ。
羽村堰下橋からはすぐその下流の羽村大橋が見える。

「大橋」というだけあって、それなりに大橋である。右岸(対岸)をいく場合、あの橋の下の畑を走ることになる。基本的に右岸はマゾの人しか向かないぞ。

右に見えるレンガ色の建物が介護ホームである。右岸はここから坂をヒーヒーいいながら登るのが大変なのだ。
羽村堰下橋(44)〜小作堰管理橋(45)
小作堰管理橋横を過ぎると地元の地主ぽいような家が増えて、ちょっとローカル感にうっとりする。こういう昭和の風景っぽいところが残っているといいなぁ、と思うのは年をとった証拠なのか? そして川に出るのであるが、その場所で左岸は行き止まりになる。行き止まりポイントには神社だったりして下流から攻めた時にはびっくりしたぞ。
新しい家もバンバン建っているが、こんな地主っぽい家も結構ある。

「蔵」ってやっぱりいいね。屋号もいい。

川に出た。多摩川から55kである。多摩川サイクリングロードは公式にはこの先の羽村堰までっぽいので、これは単なるランドマークだろう。、

突然南国風のプールが現れた。これは羽村市水上公園である。

プールは外から見られないようにガードしてあるので、ちょっと見にくいが・・・

ウォータースラーダーも完備である。
羽村堰オフショット
羽村堰横はトイレや東屋、ベンチがあったりするので、多摩川サイクリストが折り返しの休息所に使っている。木陰でゆっくりできていい場所だ。
羽村堰から出てきた多摩川水はこんあ階段状の水路で川に戻っていく。なぜ階段?

段差はこれくらい。

皇居の石垣とはまた違った、丸小石による石垣である。これって田舎出よく見る石垣で懐かしい感じ。

ここが多摩川放水ゲートの内側である。

そして外側がこんな鋼鉄製のゲートになっている。

そしてち。

ちょっと。

多摩川上水を江戸に引いた多摩川兄弟である。幕府から金をもらって始めた事業であったが、金が尽きたので自費で工事をしたと書いてある。本当ならすごすぎるぞ。江戸から明治にかけてはこういう骨のある日本人がたくさんいたのだ。見習うにはすごすぎて・・・

昔はこういう説明板みたいなのはほとんど見なかったが、最近はなんか見ちゃうのである。「なるほど!」と思えて、ちょっとトリビアになった気分。

トイレ完備である。

看板裏には「たまりバー50キロ」とあるので、ここが50kポイントかといえばちょっと違っていたりするのだ。

羽村市の説明板である。

「たまリバー50キロ」の案内図はサイクリングロードの要所要所にある。自分の現在位置がわかってとてもよろしいぞ。
水上公園を過ぎてすぐに左側から「奥多摩街道」と合流する。そして100mくらいで川に出る羽村堰の小柄は橋に出くわすのであるが、小型軽量チャリでないとこの階段・橋を通るのは難しいだろう。羽村堰は多摩川の水を江戸に引くためにつくった玉川上水へ水を分岐させる堰である。この辺の話は対岸にある「羽村博物館(無料)」に詳しい。

羽村堰である。ここの多摩川の水がプールされ、多摩川下流に行くのと多摩川上水に行くのに分けられる。

玉川上水である。この橋を渡って多摩川方面に行く。

そしてその橋に行くためにはこんな狭い階段を上らなければならないのだ。まあ人用だろう。

左岸で唯一の行き止まりポイント。というかこれ以降はサイクリングロードと言う感じではない。

階段を下りる直前。

ミニベロでもちょっと大変である。でもドッペルは軽いからヒョイと持ち上げられるからその点は楽なのだ。

橋幅はこれしかない。やっぱり人用だな。

そして羽村堰のすぐ横にあるのが、「羽村堰下橋」である。人用の橋である。橋からの眺めは結構良くて「ぼーっ」と眺めていたらカワセミ3羽が飛び回っていた。いいなぁ。

これは羽村堰下橋の入り口である。
小作堰管理橋(45)〜多摩川橋/都道249吉野街道(46)
多摩川橋横の信号を渡ってすぐさま住宅地エリアに入る。ここでも小作堰管理橋まですぐであるが、小作管理橋に行くためには少し横道にそれなくてはならないので、普通はパスである。
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多摩川橋/都道249吉野街道(46)〜友田水管橋(47)
友田水道橋は水道管の上に人が渡れる様になっている。すぐ隣に多摩川橋があるのにねぇ。
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友田水管橋(47)〜多摩川橋/圏央道(48)
圏央道下は河原であるがここから河岸段丘の坂を越えるとそこは新しい住宅地だ。そこを抜けるとすぐに友田水道橋横になる。
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多摩川橋/圏央道(48)〜下奥多摩橋/都道41号(49)
上でも述べたように下奥多摩橋近辺からも住宅地エリアを走るが、できるだけ川に近いところを走っていると、河原の市民球技城に下れる。これがまた広いエリアでドドーンっと景色が広がる。目の前には「圏央道」が上下2段でそびえ建っている。
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下奥多摩橋/都道41号(49)〜調布橋/秋川街道(50)
調布橋から左岸を行くには住宅地を走るしかない。まあ住宅地内の道路なのでお気楽に走ることが出来る。ただし次の下奥多摩橋サイドに行くためにはちょっと横道にそれないといけないので、今回はパスしている。
結構な高さがある。橋のたもとにはちょっとした休憩エリアがあったりしてくつろげるぞ。
調布橋/秋川街道(50)〜青梅駅
出発点/青梅駅
多摩川も上流まで行こうと思えば奥多摩湖まで行くのが筋ってもんだが、どうも川沿いをいい感じに走れる感じじゃなさそうなので、とりあえず青梅を基点をすることにした。川と切っても切れないというか、川が作った「河岸段丘」のおかげで青梅駅までは急坂を登らなければならないのである。逆に考えれば青梅駅からは下りしかないのだ。
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青梅の商店街はレトロ映画をフィーチャーしている。そして赤坂富士夫がドーンと来ているのだ。

街のいたるところにこういうレトロな映画の看板があるのだ。ここは駅前通りから秋川街道に曲がったところ。ここからは急な下りである。道路な秋川街道よりも小さな小道で下ったほうが趣きを感じられて良い。
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