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■■■ 第27話【テープルトーク】 ■■■

 テーブルにつく。円卓のテーブルは10卓強くらいあったか。ロックタイトのテーブルは入口に最も近い場所であった。他のテーブルは2つのスポンサーで相席になっているところも多いが、ロックタイトはワンテーブル独占で、その”力”を改めて感じたぞ。テーブルにはもうナイフやらフォークやらガチャガチャあって、至れり尽せりのフルコースを感じさせる。そしてすぐさまのドリンクサービスだ。やっぱ朝はオレンジジュースよね。

「M事業部長、ここで写真撮って構わないでしょうか?」と、記念写真好きで心配性の俺だった。

朝はまだ閑散としている---が、お昼時にはおお賑わい(画像を2枚張っているのでちょっと変)



ビッグスマイルのフィリップ社長。いつもいい笑顔で、親しみやすくていいひとだぞ。もっと英語がバリバリ話せたら楽しいかっただろうなぁ。



 ここでM事業部長が俺達をカメラに収めてくれたのだが、その写真は"マクラーレン・パドック潜入記(号外)”に載っていたあれだ(*注:メールでは配信したがWebアップは自粛します・・・ロックタイト会報誌に載りました)。

 また、M事業部長がこんな話をしてくれた。

「面白いビデオがあるんですよ。マクラーレンがプロモーションで作ったのですが、あるサーキットでメルセデスの一般車と、スポーツカーと、マクラーレンのF1マシンが競争するんです。一般車がスタートした後、数十秒後にスポーツカーがスタート、その数十秒後にF1マシンがスタートするんですが、最後にぎりぎりでF1マシンが勝つんですねぇ。この撮影は大変だったみたいで、上手く抜かれるシーンが撮れるまで、何回も撮りなおししたようです。」

 そこで感心したいところなのだが、F1マニアの俺は知っていた。実はマクラーレンは同じことを91年のホンダエンジン時代にやっているんだ。

しかしM事業部長のせっかくのお話に反応しなければと、

「このシーン撮ったのはシルバーストーンみたいですね。マシンに”West”マークがありましたけど、レースで使うときはたばこ広告禁止ですけど、テストでは良いんですかねぇ?」
なんて、全く的外れでマニアックな答えを返してしまった俺なのであった。

次回はマクラーレンの91年当時のプロモーションビデオを紹介しよう。



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