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■■■ 第26話【パドックとうちゃ〜く】 ■■■

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 マクラーレンのパドックはテント村の最も奥に位置していた。なんかすごく格式が高い感じだ。照明も色温度の低い蛍光灯でちょっとシックだ。こんなポロシャツだらんのジーパン男が入ってもいいのかと思ったが、いまさらどうしようもないし、前夜もらったばかりの招待状にも”動きやすい服装で”とか、”サングラスがあったほうが良いでしょう”とか書いてあったので、まっいいか。

 しかしあのときは舞い上がっていてそう思わなかったが、今から考えるとパドックのテント村にはすべてのチームのテントがあるわけではないのかもしれない。思い出してもマクラーレンとフェラーリとフジテレビしか記憶にない。下の画像でL字型をした一番奥のテントがマクラーレンのであるが、その対称に位置するL字テントが確かフェラーリ。この一角にはこの2チームを含めて5つしかテントないもんね。



(*マクラーレンの印刷物スキャンのため掲載自粛)

さあ、いよいよパドックに潜入だ。

 まずエントランス(レセプションかしら?)でマクラーレンからの貢物をもらう。こういうものの中身をすぐ見たくなるのが人情だよねぇ。
「どれどれ? おっ、何だかビジネス雑誌だ。やっぱ欧州の雑誌ね。F1も最近は金融業とくっついたり、国際証券に株流したり、ビジネスライクになったからなぁ。」
「おっ、F1雑誌だ。日本ではこれの和訳版が出版されていたなぁ。やっぱり原書か。」
「おっ、日本GPのパンフレットだ。さっき買わなくて良かった! 2000円もうかりぃ」
「おっ、非売品の帽子だ。やったぁ。昨日もらったのと合わせて、親子でおそろいしよっと。」
これら品々がナイキマークに極似したマクラーレンマーク入りの袋に入っていた。マクラーレンばんざ〜い。しかし思うのだが、新生マクラーレンのナイキもどきマークは何なのだろう? すべての物についているからCIみたいだけど、マクラーレン特製キャップをかぶっていても、街ではナイキの帽子をかぶっているとしか見られないだろうなぁ。

これはエントランスに向かい合うように位置しているカウンター(バー?)。当然すべて外人だ。





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