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■■■ 第42話【ジョーダン〜成長株】 ■■■

 次なるチームはジョーダン。観戦はジョーダンのピットガレージだったので、真上から超接近遭遇でマシンの観察ができたぞ。上り調子のチームは元気があってよろしい。ジョーダンのカラーリングは数年前から爬虫類&昆虫シリーズに入っている。このデザインはホーネット、いわゆるスズメバチね。10年くらい前に国会議員を”蜂の一突き”した某女性はジョーダンのスタッフにぴったり?
こちらはカーナンバー8だからフィレンツェンのだね。ノーズカメラはシルバーだからダミーだね。



 こっちは同じくフィレンツェンのフロントノーズ。ノーズカメラがついている。”PlayStation”がありまっせ。隠しもはいってまっせ。カウルの内側にはカーナンバーが記されてまっせ。ウイングは分かるけど、カウルも共用パーツではないみたいね。赤いマルはブリヂストンの”ドーナツ”だとずーっと思っていたのだが、Lucent Technologyっていう情報通信会社だったのね。



 これはノーズ横についている車載カメラ。これならカーボン地がばっちり分かるでしょ。こんな近くで撮れるなんて、嬉しいぜぇアニキィ。嬉しすぎる写真の中の一枚だ。



 ほかのチームと少し違うモノコック前端。隠してないからよく分かるね。他チームのマシンは、フロントサスの前側取り付け位置と同一面にモノコック前端が位置しているのだけど、ジョーダンのマシンはそれ以上にモノコックが伸びているぞ。よく見ると、ロアアーム前側取り付け位置確保のためにここまでモノコックを伸ばしたみたいね。サスペンションジオメトリーは難しいものがあるからなぁ。モノコックに対してロアアーム取付け位置はだいぶ低いみたいだ。



 リア部だ。ホンダのスキルが注入されているという公然の秘密の無限エンジンが見える。白く見えるパイプはエグゾーストパイプだ。昔は各シリンダー排気管から集合させた直後にアンダーパネル下に排気して、これをマシン下部に流れる空気の流速を高めダウンフォースを得るのに利用していた。最近はアンダーボディーの形状がいろいろと制限されたためか、エンジンの回転数(=排気パワー)でダウンフォースの量が変わらないようにしるためか、排気も下に出さないのが多いね。しかしこのエグゾーストパイプ、サスペンションを避けてクニャクニャ曲がっちゃって、取り回しが大変そうね。



「おいジェームス(適当よ)、今夜何食べる?」なんて言ってるのかなぁ?



「♪拭き拭き拭き拭きたのしいな。俺の手にかかればピッカピカだぜぃ!」と言っているのかいないのか。



お決まりのブレーキアップライト。



手前に見えるシートはクイックリリースができる優れもの。またジョーダンの場合は、アクセスホールを隠しているのね。





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