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■■■ 第61話【クルサードはノーズぺちゃんこ】 ■■■

 1回目のピットインを一番遅らせたアーバインがやっとピットに入ってきた。左フロントのタイヤマンはこんなにタイヤ持ち上げちゃって気合入りまくりだ。




 このアーバインがピットアウトしピットロード出口からコースインするところを、数周前にピットインを済ませたクルサードがアーバインの鼻先をかすめて抜かしたぞ。1コーナーに曲がるところでちょびっと見えたときは、喚声ものだった。これでアーバインはクルサードに少々押さえ込まれてしまったようだ。フェラーリの作戦本部ではどう考えているのだろう?どうでもいいけど、監督のジャン・トッドだけ背中のマークが違うぞ。



 クルサードを抜かせないアーバインは、2度目のピットインがもっとも早かった。上の1度目のピットインと比較しても全く同じフォーメーションなのが分かるぞ。



 アーバインがピットインしたことでペースを元に戻したクルサードは焦りすぎたのか、コースアウトしてウイングをを飛ばしてしい緊急ピットインだ。入ってきたマシンのフロントウイングはなく、ノーズはペチャンコにつぶれていた。



 ウイング交換も結構早い。



 「やっべぇなぁ、これでコンストラクターズチャンピオン取れなくなりそうだなぁ。ロンに怒られそうだなぁ。戻りたくないなぁ。」
と思いながらのピットアウトなんだろうなぁ。



 おニューのウイングをつけたクルサード。





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