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■■■ フロントウイングフラップはかる〜い ■■■

 F1福袋にはフロントウイングまで入っていると言うことで、期待していたらこれでした。94年、セナが没してF1のテクニカルレギュレーションが大幅にそして急激に変更されました。フロントウイング・エンドプレート下のボーテックスジェネレータが廃止、カウルに穴を空けエンジン吸気(ラム圧を利用)を制限、それこそその場で直す感じでしたね。そんな急激なレギュレーション変更と、コンサバマシンに徹したティレルは90年のアレジが大活躍した019以来の期待が持てるマシンがTyrell022です。右京が乗っていた関係で、スポンサーもマイルドセブンがついていました。でも基本的に白ベースでお金がないのが良く分かるマシンでしたね。

 ちなみに右京は私と歳が一緒です。誕生日は私と3日違い。彼の通っていた学校はうちのすぐそばの”日大三高”なのです。が、彼はF1ドライバーで私はしがないオタクです・・・

一応趣味の家と呼ばれている我が家のリビングに吊るしております。まあこれに気がついてくれる人はほとんどいないのですけどね。 白ベースのマシンだったのでフロントウイングも白なんです。マーキングはGOODYEARだけっていう至ってシンプルなものです。赤いのはドライバー認識マークです。大胆すぎるくらいな「塗り」ですね。ちなみに資料をあさったら、これは右京の僚友マーク・ブランデルのマシンでした。 裏側。真っ白です。まあ当たり前かなぁ。ガーニーフラップを取り付ける孔が、ふちにきれいに開いてますね。

表の識別カラーは塗装なのが分かったわけですが、エッジ処理は案外いいかげんですね。もっとちゃんとマスキングしないとダメダメちゃんですよ、って言ってももうティレルは・・・ケンさんも天国から「ごめん」と言ってくれるでしょう。 まあマスキングをはがすとこれくらいの段差がついちゃうんでしょうね。マスキングをして塗装をした人ならよく分かる図。 真横から見たフラップ。外側に行くにしたがってねじれていくのがよ〜くわかるでしょ。先にある孔は翼端版(エンドプレート)に取り付けるときのもので、たくさん開いているのはフラップ角度調節のため。
 
これがその孔の拡大。前側2個と後ろ側1個が使われていたようですね。 前側2個の拡大。しっかり締め付けられて、塗装分のところがへこんでいるんですねぇ。このいかにも「使ってました感」がいいですねぇ。 さてその孔を翼端版側から見たところ。カーボン剥き出しです。萌えます。

さてその面を全体的に見てみましょう。おお、黄緑のサインペンで手書きしたところも萌えますぅ〜。さらにもっと萌えるのは・・・ パーツラベルだぁ。萌えすぎ!
◆PART No.02C-0 ◆ISSUE 2c
◆ITEM FLAP201??
◆DATE OF MANUFACTURE 7-3-94
◆INSPECTED SHAG?
 
さて内側端です。つまりノーズにつく方。こっち側にピンが立ってます。ピンの根元は接着剤のあと?か、白化してますね。 ピンの形状もちょっと凝っていて、根元が細くなってますね。またフラップの断面形状がよく分かりますね。
 
唯一のスポンサーマークはGOOD・YEARです。もちろんステッカーです。実際に使われていたっぽいのはうれしい限り。 前端です。このポチポチは走行でついた傷って言うより、カーボンの地が塗装で埋まりきらなかったって感じですね。やっぱ弱小チームの品質レベルなのかなぁ?

ガーニフラップ取り付け孔 外側(翼端版側)にはピンではなくピン受け?の孔でした。 フラップ裏側のエッジは塗装がはがれてきました。s




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