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■■■ Burns Brian May Red Special(Prototype) ■■■



背景

 Burnsのレッドスペシャル改造が完了した。完了はしたのだが、やはり1作目は実験であって、その実験で培ったノウハウを投入して2作目を作りたい。めんどくさいのであるが、やはりクラフトマンシップの虫が異様に騒ぐのであった。

 ということでヤフオクだ。ある日4万円以下でオレンジっぽいカラーのレッドスペシャルが出ていた。人気がなく何度も落札流れしている。オレンジっぽい赤は、Burnsのオリジナルレッドより断然レッドスペシャルらしい。心が動くのだが、それを思いとどめるのは「ゴールド」のメッキパーツなのである。レッドスペシャルのトレードマークともいえるトライソニックのメッキしたPUケースがゴールドじゃぁ話にならない。

 そんなこんなしていたある日、会社の昼休みにヤフオクを見ていたら出ていたのがこのレッドスペシャルである。どうやらBurnsがレッドスペシャルを作るときのプロトタイプ品らしい。ペグは白いものに変えられている。SWも白だ。VOLノブはアルミ製に換えられている。それなりに手が入れられている。さらにデジテックのブライアンメイシミュレーターもおまけでついていた。まあいいでしょ、と、昼休みが終わる30秒前に「この価格で落札」という一発落札した。

 さて、売主さんはどうやら引越しで急いでいるらしく、直接手渡しを希望している。なら行きましょう、と東京北部までドライブだ。そして同世代だった売主さんのご自宅で、ちょっと長居をして、ギター談義してしまった。詳しくは話せないが、すごい人だった。レスペを持っている人はみんなびっくりするだろう人であった。そういう人にめぐり合えたのも「運」である。



レビュー

 実は改造1号機、結果から言ってPU出力がめちゃ低いのである。これが仕様なのか、はたまた固体がおかしいのか、またマグネットが消磁されてしまったのか、分からないのである。なので、もう1台Burnsがあればそれが判明する。結果から言って、Burns2号機はかえって出力が大きすぎるくらいであった。どうする、1号機!

 さて、このBurns2号機、ヤフオクの写真では分からなかったが手元に来るといろいろ分かった。

 白く見えたSWはトップ部だけがマーカーで白く塗られていただけだった。弦はブライアンご用達のオプティマである。ゴールドカラーが印象的だ。ペグはシャラータイプ(白のパール系)にリプレースされている。VOLノブはたぶんKzのものアルミヒキモノにリプレース。ストリングスガイド(0フレットがあるので、ナットじゃないのだ)は結構ちゃんとしたものにリプレース。カラーは冒頭で書いたように、ものすごく暗いレッドから明るいレッドになっていた。試作品はこのカラーだったのか?こっちのほうが断然いいぞ。

 そして最大の改造が施されてあったのは指板である。都内有名リペアショップでRをゆるくしていた。合わせてフレット打ち直し。これは引きやすくするため、と言われていたが、通常Burns Red Specialのありえないほどのブッ太いネックが良かったので、ちょっと残念だった。でも指板を削った以上にネックが薄いようである。プロトタイプはこうだったのか・・・



■■■ ショット ■■■



■■■ ちょっと並べてみた ■■■




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