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■■■ Epiphone SheratonU ■■■


背景

 その昔はクロスオーバーと言われ、ちょっとたってフュージョンと呼ばれるジャンルがある。日本で言えばカシオペアとかスクエアとかがそのジャンルなのかもしれないが、海外ではジェフ・ベックなんかが当てはまりそうだ。そして高校になって、ロック一辺倒からこのフュージョンしちゃうことで、なんとなく大人になって気がしたものだった。

 そんなフュージョンを愛するものの前に突然に表れたのが、ラリーカールトンだった。今は亡きジェフポーカロをバックに従え、思いっきりフュージョンしてくれたのが、アルバム名「ラリーカールトン」である。1曲めに入っている「ROOM335」は誰もがコピーした名曲だろう。私は「RIO SAMBA」と「ONLY YESTERDAY」も大好きだ。スライドとチョーキングとハンマリング・プリングが組み合わされた、なんとも有機的なフレーズがとても新鮮だった。

 その彼のトレードマークが335である。若かれし頃は335なんて「かっちょわる〜」「おっさんのギターじゃん」的ノリであった。レスポールやストラト以外ギターではなかった。そんな高校時代から四半世紀もたつと、「豆腐って美味いよね」とか「たけのこ最高じゃん」っていう具合に、味覚も大人になり、「335って渋いよね。弾きやすく、上に構えてもぜんぜん違和感無いしね」と、やたらセミアコに肯定的になった上に、それをかっこいいと思う自分がいたのだった。

 そんなおっさん世代のど真ん中に差し掛かる私がハードオフでセミアコを見つけた。エピフォン?OK! サンバースト?OK! 値段?OK・・・と、3万円+消費税で、傷なし(使った形跡あまりない・・)ハードケース付きをゲットしたのだった。家に帰るとハードケースの中には保証書なりシールドなりが入っている。シールドは袋に入ったまま使われていなかった。

レビュー

●生産地
 韓国製である。ヘッド裏にきちんと「Made in KOREA」とシールが貼ってある。まあ韓国製でも中国製でもモノが良ければ気にしない(と、いいながらギブソンのMade in USAに歓喜している自分がいるのだが・・・)。
●ボディー
・カラー:イエローサンバースト
・PU:ゴールドパーツ
●ネック
・指板:ローズウッド
・ネックピース数:5
・フレット数:22
・ポジションマーク:スクエア型(パール)
・ペグ:グローバー(ゴールド)

初めて弾いた瞬間、まずこの感覚が最も大事なのだ。
・ネックが太い
・ダブルカッターだがネックの付け根が意外と浅いのでハイポジションはレスポールより弾きにくい
・指板のRが大きい、というかほとんどフラット
・軽い

 全般的に弾きにくいとは感じない。セミアコはだいぶ上に構えて弾いても違和感が無いので、腕が短い私としては指がフレットに良く回りこみ非常に弾きやすい。これはいい。難点があるとすれば、セミアコの主旨からボディーが軽く相対的にネックの方が重くなるわけで、ヘッド側が下がり気味になることである。

■■■ ショット ■■■






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