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■■■ OVATION Custom Legend 1719-4 ■■■


背景

 90年台前半のこと。円高になった。クラプトンの「Unpluged」が流行った。アコギが流行った。ということで、前から弾いてみたかったオベーションを買う背景がそろった。エレキはバンドを組んでナンボであるのだが、アコギはピアノと同じで1本で世界を構築できる優れものである。つまり一人で弾いていて楽しい楽器なのだ。

 ということでとある日曜日東京の楽器屋を巡った。当時はまだ路駐にうるさくなく、その辺の道に車を止めておいても全くOKなのであった。それに日曜って案外車が少なくて、どこでも止められちゃうのだ。渋谷の調査を終えて新宿に足を運んだ時、そのギターに出会った。オベーション 1719-4(Custom Legend)である。

 ノンカッター&ディープボウル&ナチュラルカラーといった、ギターの王道を行く正しいデザインである(冒険が出来ない私のナヨさが出ているともいう)。そして貝をあしらった豪華な装飾がまたまた購買意欲を刺激してくれる。そして買っちゃいました。Tomsonフォーク ⇒ グレコレスポール ⇒フェンダー(ジャパン)ストラトを経た4本めのギターである。しかもハードケース入りのギターは初めてなのであった。なんかオベーションのハードケースがやけにかっこよく、にやにやしながら家に帰った。

 さて何を弾くか。アコースティックのレパートリーはあまり持っていない。とりあえずクイーン・ライブキラーズからブライアンがアコギを弾く「Love of my life」を弾いた。これって12弦で弾く曲なので、なんとなくしっくり来ない。次にYES(というか実際はスティーブハウ)の「The clap」を弾いた。というか、弾けなかったので練習だ。

レビュー

・5ピースネック
・プリアンプ:OP24
・ペグ:西ドイツ!製(なんだかうれしい)
・ゴールドバーツ

 非常に豪華である。それだけでなんだかうれしい。ペグ、ネック、指板ポジションマーク、ボディー装飾、バインダー、ブリッジ板どれをとってもすばらしい仕上げである。

 が、何曲か弾くうちに違和感を感じるようになった。まず「音が良くない」。まあアコークティックとはいえ、圧電ピックアップでラインアウトするのがコンセプトなオベーションである。生音が良くないというのは当たり前なのかもしれない。でも、ラインアウトなんて使う予定も無いぞ。な〜んていう話はオベーションではしてはいけないのかもしれない。



■■■ ショット ■■■




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