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■■■ Selder Telecaster ■■■


背景

 年を取ると嗜好というか指向というか志向が変わることが多々ある。それは食事だったり機材だったり物欲だったりいろいろだ。「モノ」に決別して「コト」にお金を使うのが大人だよね、とか、エンゲル係数を抑えるために、スーパーで安い食料品ばかり買っていたけど、ある時ちょっと高いものを食べたらめちゃくちゃ美味くて短い人生、これからは質を高めようと、とか、ギンギンなエレキギターってもう疲れたよね、やっぱりセミアコとかテレキャスとかアコギをかっこよく引くのが渋いよね、とか。

 ということで、「ストラトはもう御馳走さん、お替りはテレキャスがいいね」というこの頃、さらに「テレキャスよりもシンラインがもっといいよね。木目ビンビンのセミフォローボディーってちょっと萌えます萌えます」っていう気の移り用である。

 そしてそんな思いを持っていると、運命が出会いを演出してくれるのである。安物ギターにナチュラルカラーってのはあまりない。なぜかというと安い材の木目を隠すのに色で木目を隠せるからである。というとき、正月に何気に寄ったハードオフで出会ったのが、今回のSelder Telecasterである。2016年にちなみ16%値引きセールなんてやってたので弾みがついた。

レビュー

 ボディーもピカピカ、木目もそれほど悪くない。ローズ?な指板も黒々しているし(塗りが入っているかもね)、フレットもピカピカである。弦もいい状態だったしまずますである。

 しかし引いてみると何か違和感がある。要はちょっと弾きにくい。前に買ってリペイントしたPhotogenicテレキャスの方がなんとなく弾きやすい。これはなぜだろう?

 あとボディーはいい感じの色なのであるが、ネックがほぼ白木状態。言うなれば体はサーファーのように健康的に真っ黒だけど、顔が北欧の人みたいなアンバランス感。ネックを外して半年ばかり日の当たるところに置いておこうを思っている。



■■■ ショット ■■■




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