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■■■ Gibson Studio Faded ■■■


背景

 ギブソンって言えば「本物の証」であり、ちょっと前だったらギブソンを持っているだけで羨望のまなざしだった。欲しいかと聞かれれば欲しいと応えただろうが、別に無ければ無いでも構わない。そんなギターなのであった。

 しかしハードオフでエドワーズのレスポールジャンクを見たときに、ちょっと小さな炎がともった。カスタムじゃないレスポールって結構かっこいいじゃん、って。それからレスポールの研究が始まった。エドワーズ、オリーブ、バーニー、エピフォンなどなど。実際はオリーブの中古あたりがいいかなぁ?なんて思っていた。

 しかし何気に見たヤフーオークション、このギターが出ていた。残り時間はあとわずか。詳細な調査をするまもなく落札していた。カナダ製のギブソンケースがついていたりして、レスポールのハードケースに色気を感じていた私としては、やっと願いがかなったのであった。

レビュー

●生産地
 アメリカ製である。別に生産地にはこだわらないと言っておきながら、なんだかうれしい。
●ボディー
・ボディー材:マホガニー
・トップ材:マホガニー(アーチドトップ)⇒一般的なレスポールはメイプルトップであるが・・・
・カラー:ブラウン
・PU:バーストバッカー・プロ(シルバー)
●ネック
・ネック材:マホガニー
・指板:ローズウッド
・フレット数:22
・ペグ:クルーソンタイプ(シルバー/樹脂)

初めて弾いた瞬間、まずこの感覚が最も大事なのだ。
・ネックが細い
・パワーがある

 結構弾き易い。なんだかしっくり来る。これはいい。初期状態でブリッジとテールピースが8mmくらいアップされていた。出荷状態からこれなのか、元ユーザーがこうしたのかは定かではない。また塗装がめちゃ薄い、というかほとんど染み込ませているだけだ。なので木の本来の音がでて最高にいい。のだが、逆に言うとほとんど生木みたいなものであり、何かをコツンと軽く当てるだけで、凹んでしまうという弊害もある。なのでこれは傷など恐れずにガンガン弾くのが良いギターなのだろう。

 さらに年月を重ねて分かったこと。多くのギターは年を重ねるとメッキパーツがくすんでくる。しかしこのギターはピカピカを保っている。こういうのを見るとやっぱり本家本元はいいなぁ、なんて思ってしまうのである。エリクサーの弦も張ったので、いつでもいい状態で弾ける安心感があるね。


■■■ ショット ■■■






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