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■■■ 白黒リバースフランケン ■■■






■■■ ベースモデル ■■■

 ベースモデルは、ここにある「Tony Smith」である。程度が悪いので遊んでもいいだろう、っていう作戦だ。


【図1】黒ボディー/ローズ指板のストラトってハードオフにはすごく多いのである。ボディーは結構汚いのだ。

【図2】ヘッドには「Tony Smith」のロゴをはがした痕が残っていた。ストリングスガイドが二つあるのは珍しいぞ。




【図3】ボディはやはり「弁当箱」である。まあこの手のギターの定番だ。





■■■ 足付け ■■■

 まずはボディーをサンディングしよう。


【図4】ボディーが汚い。全オーナーがいろいろシール貼ったりしていたのだろう。

【図5】ペーパーを当てたらGOOD*YEARが出てきた。どうやったらこうなるのだろう?表面では見えなかったんだけど・・・





■■■ ベース白 ■■■

 リバースフランケンのベース色は白じゃなくてはならない。つまりベース黒ボディーを、白⇒黒と塗装するのだ。ではまず全体を白くしよう。白くしたら、いつものマスキングだ。


【図6】

【図7】





■■■ オーバー黒 ■■■

 リバースフランケンのベース色は白じゃなくてはならない。つまりベース黒ボディーを、白⇒黒と塗装するのだ。なんだかちょっともったいない感じもするが、それしか出来なのでしょうがないね。今回はテカテカにせずに、わざと最後のざらざらクリアの感じを残してみた。本来ならここでペーパーをかけて、コンパウンドしてテカテカにするのだが・・・


【図8】そして黒に戻った・・・

【図9】細ストライプだけをはがしてみたら、なんか間抜けな柄になった。



【図10】そして全部はがしたら、やっぱりリバースだ。





■■■ PU ■■■

 リバースなのでPUは白のハムバッカーが必要だ。でも手持ちでそんなの持っていないのでヤフオクに行ってみた。でも白ハムで手ごろなのが落札できない。やはり白系ハムは少ないのだ。じゃあ、白くしちゃえばいいじゃん、と、自作の醍醐味を実践した。


【図11】780円だったか?で落札したPU。片側のポールピースがねじ頭になっていないが、まあ「なんちゃって」だからいいじゃん、とすることにした。

【図12】さて、ポールピースのマスキングをどうするか? レッドスペシャルのネック塗装の時はファイルの穴あけカッターの径が同じだったのでそれを利用したが、今回はダイソーで買ってあった5mmの丸シールがドンピシャであった。ふふふ・・・いいこともあるのだ。



【図13】単に白を吹くだけじゃないのである。なぜなら、スプレー関係の白は色温度が高くて青っぽいのだ。そういう「真っ白」は安物のPUに見えてしまう。かといってあまりにもクリーム色にしてしまうのもなんだったので、その中間を狙うことにした。まずは下地の白は白サーフェーサーで食いつかせる。そしてハンドピースで調色した濃い目の白を吹いた。しばらくして見に行ったら、あまりに濃かったらしく塗装面が割れてた。やり直しだ。

【図14】マスキングを取ったら、やっぱりさびた汚いポールピースが出てきた。ああ、ペーパーかけてピカピカにしておけばよかった・・・と後の祭りである。この後、クリアーをかけてPU出来上がり!





■■■ 完成 ■■■



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