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■■■ アイボリー・テレキャスター ■■■

■■■ ボディー下地仕上げ ■■■

 ベースになるのは”Photogenic”のテレキャスターである。ハードオフで4200円でゲットしたものだ。詳しくはここで

 サンバーストモデルであるが、3ピースの材であり木目が美しくない。ならば塗ってしまえという方針とした。では何色にすればいいか?ネックはローズである。テレキャス画像をググッてみたけどあまり良い感じのものだ無い。ならば無難にアイボリーにしよう。

 このテレキャス、本物といろいろ違うところがあるがブリッジやその他パーツはどうしようもないので、木工細工で出来るところを直してみた。それは「エッジ」である。このギター、見た瞬間にちょっと安っぽく見えたのがエッジがシャープなところである。本物はもっとエッジが大Rである。ここで迷ったのはエッジ削りに結構な工数がかかるのでは? と、エッジを削るとサンディングシーラー層も削ってしまい生木が出てくるので、再度の下地仕上げが面倒だな、ということであった。

 しかし塗装を落としながら320番くらいのペーパーをかけていると、エッジは結構サクサク削れるのであった。これは想定外である。勢いで表側のエッジだけ大分丸めてみた。


【図1】見にくいがエッジがだいぶ立っていて、安物感があふれていた。たまにRが大きすぎていて安物感にあふれているものがあったりするが(落札ものだと細部が分からないので)それはどうしようもないのである。

【図2】ペーパーかけていたら結構さくさくいけちゃったエッジ。


 そして今回のもうひとつの発見。フォトジェニックの表面クリアは簡単にパキパキと割れながら取れていくことが判明した。面白半分でピックガードの下に隠れる部分の塗装をパキパキやっていたが、全部パキパキと取っちゃうと下地仕上げが面倒だな?と思いなおし自制した。しかし結局全面にサンディングシーラー塗ったんだけど。


【図3】この塗装品質だったら結構楽に全面塗装はがしができただろう。今から思えばやってみたかった。サンバースト塗装も一緒にはがれちゃうのがすごいぞ。

【図4】木が出ちゃったので結局サンディングシーラーを塗る羽目になった。サンディングシーラーを塗ると木があめ色になって気持ちよいのだ。さくさく削れるので筆塗りである。こんな粘度の高いのハンドピースでふけませ〜ん。





【図5】サンディングシーラーが乾いてからペーパーかけると、もう白粉だらけで大変。

【図6】こんな感じでやってます、の図。




 安物ギターの常として、ネック塗装(裏など)がマット仕上げってことがあげられる。マットだとやっぱり安物感が出てしまう。そこでコンパウンドで磨いてみたらつやつやになった。よしよし。これで安くは見えないしさわり心地もばっちり。

 ヘッドはPhotogenicのロゴをペーパーで削った。selderとかは表面に軽く印刷しているだけのものが多いが、フォトジェニックは塗装の下であった。結構削ったのでウッドシーラーを塗っておいた。某社ロゴはテレキャスターのものを作り直した。ストラトとかはゴールド+黒縁であるが、テレキャスの場合は黒+ゴールド縁である。縁サイズも多少違っており、イラレで結構時間をかけて作り直した。またTELECASTERのロゴもドンピシャのフォントが無いので、似ているフォントをベクトルデータに直して、それっぽく書き直した。


【図7】やっぱり焼けているので微妙にPhotogenicが見えてしまうが、まあいいっか。

【図8】まさにプラモデルのデカールなのである。




■■■ 完成 ■■■



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