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■■■ 中国・広州【7】夕食を食べる ■■■

 海外に行って楽しみであるけど、不安でもあるものの代表は何と言っても「食事」だろう。注文の勝手が分からない、どのくらいの量だかわからない、なんて書いてあるかわからない(写真なし)、ないない尽くしである。しかし「食は広州にあり」という言葉ある通り、広州に来たらやはり中華を食べまくるべきである。さてどんな食事だったか・・・

 初日夜はメイさんのおごりであった。何度かの中国出張やネットでの記事を読むと、中国人は「割り勘」はあり得ないらしい。割り勘なんてしたら、どれだけセコイやつか、という悪評があっという間に広がるらしい。つまり中国では、ホスト/ホステスが食事をおもてなしするのが通常で、それを素直に受け入れるのがいい。一度仕事で多人数が出張したとき、現地の社長が夜食事をごちそうしてくれたが、その時隊長が「会費制にしましょう」と言ったのを絶対受け入れなかった。

 メイさんの選んだのはホテル向いの通り沿いにある、チェーン店ぽくもあるにぎわったカジュアル中華屋であった。


◆こんな感じで、いかにも中華(当たり前)である。

◆もう売る憶えであるが、チェックシートにチェックしてオーダーするような感じ。さらにメイさんタバコ吸うんだ・・・と思ったらタバコではなかった。マイナプキンであった。この後もマイナプキンを持つ中国人をたくさん見た。確かに中国の店にナプキンがないのだ。



 この後も何度も驚くのだが、中国の人はえらくきれいに食べる。お皿がほとんど汚れていない。我ら日本人の食べた後のお皿はもうギトギトなのだ。でも皿にとって食べたらぜったいそうなるんだけどねぇ。この秘訣を知りたいと思う。すごくスマートなんだよね!


 さて翌日、夕食ではないが、お昼は撮影機材城の向かいにある、街の食堂である。メイさんに「中国の人たちが普通に入るようなところがいいですねぇ」って言ったらここを選んでくれた。確かにすごく寂れ感があるが、別にガラガラというわけではない。私は日本ではないようなメニューを選んだ。メイさんが「佐藤さんはチャレンジャーですねぇ」と。褒めてくれたのかなぁ? さてここでは上記中国スタイルをやってみた。何かといえば、ここは私が全部持ちます・・・って。まあそれほど高価な食事じゃないのでたいしたことないのだが・・・


◆こんな感じで、まあ日本の展示会と同じような感じだ。

◆ホールに入る。あらゆる人種がいるから面白い。みんなここで「モノ」を安く買いあさるのだな。



 さて2日目の夜。夕方からぶらぶら街を歩いて、何となく飲み屋街みたいなところの一軒に突入した。どういう選択をしたのかは覚えていないが、まあ勢いしかありえないだろう。


◆この「小酒館」というところである。

◆とりあえずビール・・・が日本人だが、やっぱり喉が乾いたらビールが飲みたいのは当たり前だ。しかしここで壁にぶつかる。「Beer」と言っても通じない。ビールの中国語なんて分からない。「シュッパー」とか「プッシュ―」とか一生懸命身振り手振りしても店員さんは???という顔をしている。それでも一生懸命伝えていたら、店員さん店の奥から飲み物を一つずつ持ってきてくれた。そして最後にビールが出てきた。お互い大うけであった。いいね、こういうの。ビールはハルビンビールと書いてある。しかしコップはヘロヘロに薄いビニールコップである。これじゃあ雰囲気でないけどまあしょうがない。




◆もうやけくそに近い感じで頼んだので、何が出てくるかわからない。このなんか昆虫にも見えなくない植物はあまり美味ではなかった。

◆これは成功。




◆餃子系に失敗なし。

◆そしてこれがハイライト。小物ばっかり頼んでいたので、なにかどーんと頼もうと思った。店の壁に絵があったので、「おおこの肉盛りみたいなのうまそうじゃん」と勢いに乗って注文したら、大皿で出てきたのがこれ。最初はなんだか良く分からなかったが、よくよく見ると、なんじゃぁーこりゃぁ。カモの頭の空竹割であった。なんと! しかし注文したのに食べないのもなんなので、なんとか食べたよ・・・




◆しかし全部は食べられなかった。皿半部に残っているのは唐辛子である。すごい量だぞ。

◆二人で140元ほど。毎日来てもいいね。





 3日目の夜。この日はシンセンから帰ってきた後、広州タワーを見に行った。疲れ切ってホテルに戻ったのが10時過ぎ。でもやっぱり冒険したくて近くで空いていた中華料理屋に入った。


◆広州タワーはレインボーなんだ。派手すきの中国ならでは。

◆ここも紙にチェックしてオーダーする方式。何となくわかりやすい分類がされていて、頼んだものも間違いない感じ。逆に言えば、びっくりしないということである。




◆このキャベツ炒めが美味かった。

◆ビール2本入れて110元。まあリーズナブルね。






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