■TOP > アジアンワールド > インドネシア/ちょっとした事件でつまづいたジャカルタ


荷物も受け取り、さあ行くぞと出口に向かった。そこには会社から手配されたピックアップが来ているとのことだ。隊長が行きついて行ったら、何やらそれっぽいことを書いてある紙を持った愛想がよさそうな兄ちゃんがいた。でも書かれているのがなんか違う感じもしたが、そのまま駐車場に向かった。
ジャカルタの駐車場は今工事中らしく、もうカオスであった。しかし停めてあったのがミニバン1台でさらに2列シート状態であった。こっちは5人、つまり後部座席に4人乗ることになる。これは厳しい。まあ迎えに来てもらっているのでしょうがない。大の大人4人が後部座席にきゅうきゅうになりながら座った。しかしカオスな駐車場から出るのに45分。ここで、我先に、クルマの間隔は3pあればよし、というインドネシアwayを理解した。
駐車場さえ出てしまえば快適に走るのだが、どうも行き先の話をすると話がかみ合わない。ジャカルタの市内に入ってしまったのだが、我らが泊まるのは市内のホテルではない。何かおかしい。すでに40kくらいは走っており、なんだか不穏な空気が蔓延始めたその時、ドライバーの電話が鳴った。なんだかわからない言葉で話しているのだが「あなたは○○会社の○○か?」と聞いてきた。ああやっちまったのか・・・
つまり違う車に乗ってしまったってことである。隊長とドライバーの相互確認ができてなかったのが原因である。ドライバーは空港に引き返すといい、それに従うしかなかった。帰りの社内はどんよりした空気だったのは言うまでもない。大混雑の空港パーキングに戻り、ドライバーにこずかいを渡し、出国ゲート付近に戻った。すったもんだしたが、本来のドライバーを何とか見つけた。当然2台体制だった。そこから80kmくらい走って目的のホテルに着いたときはもう0時近い時間であった。
まあこれもいい経験である。















