それでは一息ついた後、早速同行者氏を連れ回すことにする。2回来ただけで「俺香港通だもんね」となる私も相当お気楽であるが、やはり0か1かは違うものである。まずは香港島を見る定番のビューポイントへ行こう。
本土に戻って私は夜景の写真をとるためにスタンバイ、同行者氏はホテルに戻りのんびり。ということで、この後の時間は展望エリアに陣取った。20時からのレーザーショーまでの1時間ばかりの話はSayに書いたものをコピ手しておこう。また夜景の写真はこちらから。
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3月に香港行ったとき、100万ドルの夜景は霧雨降ったりやんだりで、30万ドル分くらいしか見れなかった。でも今回は晴れ、100万ドルを制覇すべく香港島を見渡せる展望エリアに陣取った。夕暮れ時に一度写真を撮り、その後香港島に渡って、すぐ戻って夜景モードに突入した。
その後少し街を歩きハイライト(とは思えないけど)のレーザーショーを何気に見るため混雑する展望エリアに向かうと、左右がドドーンと広がるクリッピングポイント(カーブの頂点)が空いた。すかさずキープ。なんかレースに行くようになってから、こういうポジショニングスキルというか「運」というかが上がっているのである。
そしてショーを待つ間、三脚と一眼とリモコンシャッターというフル装備を稼働させた。でもある程度撮っちゃうと、もう同じようなアングルしかないので、ちょっと飽きちゃうのは内緒である。
そんなとき、横のアジアの人がどいた。そこのすかさず若い女性が二人入ってきた。明らかに日本人的オーラを感じる。そしてしゃべった言葉が日本語だった。
さてここで問題。50を過ぎたオッサンが、「日本からですか?」と話しかけるべきか否か。異国の地で同胞に会ったから、そういう意味では話たいが、やはり大学生のような若い女性に一人仰々しく写真を撮っているオッサンが話しかけてはならないのでは?と天使と悪魔がやり取りしていた。
女性はフォーサーズカメラで何やら連射したりしている。こっちはリモコンで長時間シャッターとか切っているから、明らかに場にそぐわないマニア親父化している。そんなのが5分も続いたころ、ちょっと嫌らしい策を実行した。今思っても我ながらいやらしい(エッチという意味ではありません)。
スマホでメールを見た
人間の心理として、隣の人のスマホ画面が目に見える位置にあればちょと覗いてしまうことがありそうだ、という、普通のことをしただけだ。しかしそれはジャストミートであった。メールを見た刹那
「あの〜日本の方ですか?」と声をかけられた。そう、話しかけられたのなら話しましょう、という一番いいストーリーに移行できた。ここでの30分ばかりの会話は楽しかった。
●若く見えたけど二人とも社会人〜二人とも小学校の先生
●東京(清瀬)と埼玉
●家にテスト採点などで書類持ってくることもあるけど、最近は情報漏えいの危険性でなかなかできない
●埼玉人は大学のころに青年協力隊であちこちに行っていて海外慣れしている
●東京人は初海外でドキドキ
●今日の昼に香港入り
●ホテルは香港の安いところ
●レートが一番いいところで換金
●オクトパスはもっていない
●娘が夏休みで今度ニュージーランドに一人で行くのです、で「東京の学校ですか?」「(コソコソ)どこかなぁ?外語大かなぁ?(んなに娘頭良くないよ)」
●連射カメラはLumixであった
●明日はディズニーランドに行く
名前も聞かず、メールも聞かず、旅の途中で少し話しただけ。そう、それでいいのである・・・
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