■TOP > 俺の沖縄 > その11~雨でも風でも外に出る

■■■ 雨でも風でも外に出る ■■■



■数100メートル先に消えない波がずーっと横に伸びているんだよね。最初見たときは不思議だった。

 大体にしてホテル泊をすると、眠りが浅くて、夜中に何度か目が覚めて、明け方早くに起きてしまう体質である。潜在意識で寝坊しないようにってなっているんだろうなぁ。沖縄は西なので、朝が明るくなるのが遅い。で、少し明るくなってきて、窓の外を見てみると、なんか数100メートル先で、そこだけずーっと波が立っている。最初はこれがいまいちよく分からなかった。でもその後、沖縄の海を見るとどこでもそうだった。珊瑚礁端なのね。こういうのも調べて分かるのと、実際に見て分かるのでは大違いだね。

 しかし外は雨降っているし、なんてったって生暖かい強風である。何をやると言ってもやることがない。でも行動したい菌が増殖している。とりあえず傘持って外に出てみよう。

 さて前夜の真っ暗な恐ろしい波音しか知らない俺であったが、明るくなった海は、雨空にも関わらず目の前に素晴らしい景観を見せてくれた。おお、これが沖縄の海か。とりあえず宿の周りを軽くプラプラしてみた。


■ちょっとくたびれた感のある建物だけど、海塩ですぐサビちゃうんだろうなぁ。

■食堂の前あたりはテラスになっていて、晴れてたら最高だろうなぁと思わせる。



■テラスの海側に全面海絶景なビューポイントがあった。結構怖いくらいであった。。

■右を見るとこの宿で行き止まりなのが分かる。その向こうの島はこの後2度も行っちゃう「古宇利島」である。


このホテルはマリンレジャーも売りにしているのだが、台風だとそれも封印されている。駐車場からは海までが小石を固めたスロープになっていて、ボート類のアクセスに使われているようだ。

 スロープの両脇は階段状になって、手すりがついている。よく見ると階段の下の方に大きなカニが何匹もいるではないか。カニって遠くからでも足音に反応してすぐに隠れちゃうのね。望遠レンズなんて持ってきてないから、証拠写真レベルで、パチリ。しかし階段を少し下りたら「ズルっと」滑りそうになった。というか少し滑った。危ないので、とりあえず部屋に戻った。


■駐車場側から見るとこんな感じ。

■海へ続くスロープである。



■なんか海の中に道があるみたいにも見えるね。いい場所だね。

■階段で少し下りてみた。こう見ると結構急なスロープである。



■カニと戯れるしかやることないのだよ。

■でもこのカニは結構でかいので、見ごたえあるのだ。


 さてどうしようねぇ。部屋に戻ったとてやることもないし、テレビを所在なさげに見て、ちょっと株式を見て、ダメもとで何度も雨雲レーダーを見て、の繰り返しである。でもこれじゃ沖縄に来た意味がない。雨でもいいから街を見たい。

 ということで、折り畳み傘は全く用をなさないと思われたので、かっぱを着てホテルを出た。


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