■TOP > 俺の沖縄 > その12~マングローブだっ!

■■■ マングローブだっ! ■■■

 前夜の真っ暗でおっそろしー小道も、昼間ならそう怖くはない、というか全然怖くない。ああ、こういう風になっていたのね、と改めて何もない細い砂利道を走ったんだなぁ、と自分を褒めた。

 砂利道からちょっとだけジャンプすれば海に降りられるのであるが、やはり風が強くて危ない。ここでおぼれても誰も発見してくれないことは明らかなので、チャレンジはしないことにした。

 少し歩くと、なんと根本が細くなった岩が陸のすぐ横で海から生えている。なんかすごい景観である。こんなの関東に会ったら「何たら岩」って名前がついて、観光名所になっていることは明白だ。実は、この後沖縄をあれこれ歩いて分かることなのであるが、こういう岩はもうそこらかしこにあるのだった。全く珍しくない。唯一の名所は・・・(これはまた後の話)


■河口?海?には簡単に降りられるのである。ススキが風で倒れまくりだ。

■いつかはぽきっ通れそうだね。


 そのまま小道を進むと分岐になった。昨夜はこの分岐を意識することなく道なりに曲がってきたけど、明らかに分岐である。実はここにも看板があったのね。そんなの気付く余裕は全くなかったよ。


■昨夜は左側から来て手前に行った。まあ道なりだから間違えなくてよかった。。

■最後の分岐看板で宿に行けるね。


 この分岐をどっちに行こうか? 時間は十分ある。ならまずは自然を見てみよう。右手は川から広がった入江になっているが、ちょっとした崖になっていて降りれない。途中に「海学校」みたいなのがあったが、当然台風で営業していない。どうやらマングローブのボート体験みたいなのができるみたい。

 さらにまったく萌えない道を進むと、Google Mapsのとおり行き止まりだった。しかもまったく萌えない行き止まり。川が海に流れる入り江に出られそうな気もするが、ちょっと1mくらいをジャンプする気にならない。それにゴミがたくさん。うーん、残念。ここにきて捨てる人がいるとは思えないので、川から流れてきたのかもね。


■左にある植物がちょっと沖縄感を出しているが、それほど萌える感じでもない。右側の入り江が気になるけど、アクセスできないんだよなあ。

■行き止まりまで来たけど、特に何もなかった。さてどうするか?



■戻ろうか。左が入り江だけど、これじゃ降りれないね。

■降りれるかな?と左を見てみたら、こんなにゴミだらけだった。一気に冷めた。


で、とぼとぼ戻るのだが、なんかここなら河口に降りれるかもしれないってところがあった。上から見ると猫の額くらいしかない砂地に穴がたくさん空いている。じーっと見ているとカニやヤドカリが出てくる。かわいーーーーぞ。

 こんなかわいいカニを見ていたら無性に砂地におりたくなった。で、降りてみた。そしてもう一度行き止まりのほうに歩いてみると、どんどん砂地が狭くなって、あとは水に入らないといけないということまで来た。そしてそこには「マングローブ」があった。おお、これこそ「おっきなーわ」どんだけ撮るんだよってほどの写真を撮ったのだが、やはり雨でどんよりしていると、萌え度は半分になってしまう。あー晴れで撮りてーーーー



■たくさん穴が開いている。じーーっと見ていたらカニが出てきた。こういうの好き。

■河口の方を見る。



■上流の方を見る。よしこっちに行ってみよう。

■これは面白い。カニが穴を掘って出した砂玉。なんでこういう風に丸くなるんだろう?なんかとっても不思議。自分の体ほどの砂塊を自分で出すなんてなんて力持ちなんだろう。



■っていうか、もうアートでしょ!

■どこかから流れてきた流木にしては大きすぎる木。でもなんか絵になるね。



■おお、なんかいーぞ。

■おおおお、なんかいいぞいいぞ。



■時間があれば、この砂に座って一日ぼーっとしていたい。いつかやるぜ! あっ時間あるんだった・・・でも雨だからなぁ。

■なんか不思議な植物だね。でも世の中知っていることなんてほんの一部なんだよね。



■これは何だろう?マングローブの根っこ?

■きれいな浜に足跡をつけてしまった。満潮で流しておくれ。


 しばしカニと戯れ、ヤドカリを追いかけた後、また元の小道に戻った。さあ、昨日暗くて全く分からなかった道の調査を続行しよう。ホテルは断崖絶壁下の海とのちょっとした隙間に建っている。そしてホテルまでの小道はその絶壁の端を通っている。台風の風が強いのだが、絶壁の端は風がガードされていて、何気に楽である。そして絶壁脇道の最下部は「小道が池」になっていた。前夜分からずにここに突っ込んで大変だったが、改めて見てみるとよくここから抜け出せたな・・・と思うほどである。前夜はあとちょっとのところでこけるところだったが、ここでこけていたら大変なことになっていただろう。

 さらに進むとちょっとびっくりするくらいの上り道であった。断崖絶壁を一気に上がる感じなので、半端なくきつい。前夜、よく雨の中ブレーキを利かせながら降りてこられたな、と思った。そしてはーはー言いながら断崖絶壁上の台地に出た。あーやっと舗装路だ。


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