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■■■ Williams FW11 ■■■
■■■ 背景・マシン ■■■
私がF1を見始めたのは89年からである。フジテレビがF1全戦中継を始めたのが87年であるから、私はちょっと送れていた。なにがいいたいかといえば、今回のFW11に関してはリアルタイムで見ていないので「語れない」と言うことである。語れないにせよ、昔のビデオとか見るとそれなりに語れるところもあるので、少々知ったかぶりであるが思ったところを書いてみよう
このFW11はご存知の通りホンダエンジンが搭載されている。第1次のコンストラクターとしてのホンダF1参戦から第2次の参戦はエンジン供給に変わっていた。83年後半からウイリアムズに搭載されたホンダターボエンジンは徐々に進化を発揮し、予選では1000馬力を超えたといわれていた。すごいね。そして86年マンセルとピケのコンビで優勝を重ね、ドライバーチャンピオンはプロストに捕られたもの、フランクウイリアムズが重要視しているコンストラクターズチャンピオンはしっかり獲得したのだった。
■■■ キット ■■■
タミヤのF1マシンリリースは83年のルノーRRE30Bから今回のFW11まで3年のブランクがあった。やはりホンダエンジンが活躍し始めたことが、復活に向けた大きな背景にあることは間違いないだろう。そしてFW11から以降80年後半から80年前半にかけては、怒涛のF1モデルリリースが続いたのであった。今から思えば、モデラーにとってはすばらしい時期だった。
当時のF1マシンはいまみたいなハイノーズではなく、逆テーパーでもなく、モノコックはすごく楽に作れる形状なのである。アンダートレイの上にモノコックを乗っけていっちょあがりである。白黄青のカラーはRothmansに変わるまでのウイリアムズの定番カラーである。模型では青部分はデカール仕上げである。フロントサスペンションのボディー接合部にバルジがあるが、ここが貼りにくい。しかし面倒なのはそこだけで、後はめちゃくちゃ楽チンである。
■■■ 完成品ショット ■■■
◆黄色-青-白 とこの並びはウイリアムズのカラーってのが脳裏に深く焼きついていますね。
◆プッシュロッドの付け根にあるバルジ。後の名マシンになるFW14Bのリアクティブサスペンションに通じるものがあるますね。。
◆パワフルなエンジンを持つとご覧お通り、壁みたいにそびえ空気抵抗を受けまくるのが容易に想像できるリアウイングになっちゃいます。しかしすごいウイングだなぁ。キヤノンはタイトルスポンサーですね。いいなぁ。
◆真横から見ると上から見るのと違って全体が低く抑えられていてスリムな印象を受けます。シェイプはこの後ホンダエンジンで歴史に残る記録を作ったマクラーレンMP4/4に似てます。それにしてもウイングが大きい。
◆当時のマシンの特徴である「ロールバー」です。自然吸気エンジンでないのでラム圧を利用する必要が無く、今のようなインダクションポッドが無いんですね。Mobil-1と言えば今やマクラーレンですが、昔はウイリアムズやベネトンでしたね。
◆「POWER by HONDA」これってかっこよかったですよねぇ。
◆黄色はICIのイメージカラーだったような・・・うる覚え。
◆ウイリアムズはずーっとフォンドメタルのホイールでしたね。黒く見えるホイールも黒塗装しているチームとマグネシウムの地色のチームとかまちまちでしたね。でもマグネシウムのまんまのほうがグロテスクで好きでした。
◆トップから見ると当時の「ぼってり」感がよく分かるでしょう。
◆やはり昔のワイドトレッドで幅広のタイヤってのがF1が最上のクラスって思わせるに足るのでしょう。
◆当時のもっこりダルなものコックがよく分かるでしょう。
◆ネガティブキャンバーを再現してみました。うそです。勝手にキャンバーがつきました。
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