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■■■ Caterham Super7 BDR(1/12) ■■■
■■■ 背景 ■■■
カーモデラーっていったって、別にそれほど車に詳しいわけではありません。なのでこのケータハムは田宮のキットリリースで知ったわけです。調べてみると結構有名なキットカーなのですね。イギリスはガレージで車をいじるのが文化として定着しているわけで、その代表的なのがこのケータハムのようです。エンジンの仕様でいろいろな名前が付いているようです。
■■■ 購入 ■■■
別にこれは買うつもりがなかったのですね。でもいつだか?年末に(ヤマダ電機に買収される前の)ダイクマに行ったところ、「お正月はプラモ三昧!」みたいな企画でワゴンにプラモがたくさん並んでいたのです。そこに光るのが”3割引”のPOP。もともと2万円くらいする高価なプラモなのでこれは大きい。ちなみに発売当初、まだ社宅に住んでいるころ、近くのアイワールドで「サイクルフェンダースペシャル」が安く売っていました。それを当時同じグループの先輩に言ったところ、朝一で買いに来ましたよ。駐車場で即箱を開けて二人でそのキットの中を見て"狂喜乱舞した記憶があります。
■■■ キット ■■■
田宮が新生1/12シリーズとしていろいろと模索していたのがよく分かります。マーケティングとかやっていると「狙う層」を決めますが、田宮はマニアではないけど高価で充実したキットを作りたいオヤジをターゲットにしていたのではないか?と想像されます。キットは極小スクリューを多用して、「製作感」をあおっています。もともとキットカーなのでパイプフレームにアルミ板貼りという構造が、このキットの特徴を際立たせますね。将来的にはもう1台購入して、「輸入直後のガレージで箱開け」見たいな情景を作るのが目標ですね。バルサで木箱を再現し、どうにかバルサに焼き入れを入れる。木箱の中には緩衝材にくるまれたアルミフレームが鎮座です。エンジンも特性の木箱にキチンととめられて・・・。あああ、妄想が膨らむぞ。
■■■ 完成品ショット ■■■
◆このモデル、完成品にしてしまうと全く持って面白くないのです。だからわざとパネルやカウル、フェンダーをはずしてディスプレイしてあります。これがいいんですよ。構造がよ~く分かってね・・・
◆メーターパネル上部だけはアルミパネルを張りました。だってこれが無いとウインドシールドが取り付かないからです。ワイパーの向きは日本の車と逆ですね。
◆リアビューミラー(バックミラーというのは日本だけらしいですね)も可動式です。ハンドルのステーもアルミです。踏んだにアルミがあってうれしいぞ。
◆リアデフです。ドライブシャフトはいつものカッパーで色付けしてます。この色いいんですよね~後のシルバーの箱はカスタンクです。
◆フロント部です。黒いラジエーターの前にあるシルバーの小型ラジエーターっぽいのは「オイルクーラー」です。オイルクーラーからのウオーターラインの質感は最高なのですが、ジョイント部がチープなのです。本当はこういうところも作りこみたいんですよ。このキットはスポーツカーとは違いほとんどデカールが付いてないんですが、数少ないデカールがオイルクーラーに貼られているのです。
◆ハイライト、エンジン部分です。エンジンブロック自体は赤なのですよ。この赤もちょっとくすんだ赤にしてみました(見えないけど)。そして一番目立つカムカバー。ゴールドが目を引くでしょ。
◆ソレックスのキャブです。この部品がすごい。真鍮のおりたたんだ網網が付いてるんですね。さらにこの凹凸感を強調するために、シルバーで塗装した後に、薄めたエナメルブラックを筆で流し込み、表面だけを拭き取ります。すると陰影が付いていい感じに仕上がるのです。
◆ディストリビューターからのシールドはキットに付属のただの黒パイプだとあまりにもそれらしくないので、作り直します。
◆まず目立つ赤い線を選び出し、カムカバーに取り付く場所をさらに太い赤パイプでスパークプラグへの接続として強調します。ついでに本を見てたらシルバーになってたんで、メタルックを細切りして巻きつけました。出来上がりに満足です。
◆エギゾーストは本物の金属です。パイプになっていないのはしょうがないですかね。でも溶接痕ぐらいはあったらよかったんですけどね。
◆こうやって見ると本当にパイプフレームなんですね。リアのロールバーも金属です。
◆フロント部分です。ステアリングのブーツは本物と同じでゴムです。うれしいなぁ。
◆サスペンションのコイルスプリングはキットのものだと黒で細すぎるんで、作り直してみました。真鍮線に芯線を抜いた赤いケーブルをかぶせ、適当なものに巻いて、引き伸ばします。アクセント度を高めるために赤くしたのがいい感じでしょ。本を見てみるとコイルのピッチがもっと大きいんですけどまあいいっか。
◆リア部。コイルスプリングが長いんです。
◆ヘッドライト。この模様の入り方なんか、まさに実物そのものですねぇ。
◆実際に取り付けないパーツです。緑のパーツはプラですが、シルバーの部品はすべてアルミの板金です。萌えるよね。
◆フロントカバーはちゃんと金属の網網が付くんですね。
◆リアフェンダーです。
◆この加工、うれしくなっちゃいます。ドライブシャフトカバーですね。FRの証。
◆サイドパネルです。緑のやつはフロントフェンダー。
◆こういう状態でディスプレイしてます。土台は当然自作です。
◆エンジンブロックを横から。赤いです。アクセントついていいですね。左下にあるのはバッテリー。
◆前から見た顔はなんかブルドックって感じがします。。
◆タイヤもしっかりしたパターンが切ってあって、喜ばしい。
◆シートはプラですが、この質感がいいでしょ。さすがタミヤ。それとハンドル。皮の縫い合わせ目のシワシワに泣けませんか?。
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