OVATION Celebrithy CS253

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■■■　OVATION Celebrithy CS253　■■■

背景

　「買うはずじゃなかった」なんていう台詞を何度言ったことか。と、ハードオフに行くと誘惑が多く自制が聞かないのである。

　ハードオフはどこも楽器が充実していて、見ていて楽しい。しかし本当に楽しいのは「ジャンク」コーナーである。ふたがない・壊れている、塗装が剥げている、つまみがない、スイッチが壊れているなどなど、こういうものを安価に提供してくれるハードオフが楽しくてしょうがない。このギターは税抜き1万円であった。ジャンクといわれるだけのことはあるギターであったが、演奏にはなんら支障はないし、手を入れればよみがえることが分かる、っていう掘り出し物なのであった。

レビュー

　「ジャンク」であるからにして、いろいろとある。ヘッドがちょっと欠けている。ボディー内のオベーションシールが半分はがされている。電池ボックスのふたがない。フレットがくすみまくり。それに極めつけは、半端じゃなく「汚い」。

　しかしクリーニングできれいになっていく様がよい。手をかけただけきれいになってピカピカになった。これが快感である。フレットも治具を使って磨いたらピカピカだ。ふふふふ・・・

　このオベーションガット、前から持っているオベーションガットと比べて愕然とするくらい違うところがある。それはネックの厚さ。薄い、薄すぎる。半分くらいしか厚みがない感じ。もともとガットはネックが太くて厚いというのがガットたるものなので、太くて厚いネックが好きな私には、この薄さに正直参った。プレイヤビリティーが悪いのである。私だけかもしれないが、薄くて弦を押さえる力が入りにくい。