調子こいて写真を撮りまくっていたら、そのうちにちょっと変な現象が。たまにシャッターが切れない。
「あれ?レンズの絞りリングが動いたのかな?本体とレンズの接点がいかれたのかな?なんでなんで?」
ふっと、おもいだした。1ヶ月前の子供の運動会のときもそうだった。あれは”年長クラス対抗リレー”のときで、コンティニュアス・フォーカスモード(フォーカスロックしないで絶えずフォーカスするモード)で撮っていたのだが、シャッターが切れなかった、と言うか連写ができなかった。そのときは良く考えずに、「曇ってきて暗くなってきたから露出が足りなくてシャッター切れなかったんだ」なんて思っていたが、よくよく考えたら変な話だ。
「そうだ、電池だ。電池がないんだ」 液晶ディスプレイがしている。全くと言っていいほど使わない一眼レフなので、電池がないときにどんなエマージェンシー表示が出るのかさっぱり忘れていた。 「へっへ、でもちゃんと換えのリチウム電池持ってきてるもんね」 と、準備は万端、おもむろにバッグから電池をごそごそと取り出した。実はこの電池、コンパクトカメラの電池ぎれで買ってきたんだけど、コンパクトカメラに入っていた電池と種類が違って、途方にくれた時のやつだ。 「ここで君は俺の事を救ってくれたのね、ウフッ」っと、やわら箱を破り、取り出した電池をカメラに入れる、入れる、入れる?
と、口に出していれば、シケインまで届くほどの大きな声になったであろう。2CR5って一眼レフ業界標準のものじゃないのかぁ? でもカメラから取り出した電池をよぉ〜く見ると、2CR5よりちょっと小さくてCRP2と書いてある。 (T_T)(T_T)(T_T)
「なんだ、なんだ、俺って2回もやっちまったのかぁ」と、あきらめるにはあまりにも悔しい、悔しすぎるぞ。
これはたぶんキャノンのせいだ。デジカメの購入検討をしているときに最終候補になったのは三洋のX100とキャノンのA50zoomだった。キャノンのはリチウム電池仕様で、それに使われているのが2CR5なのだ。だからヨドバシでさんざんリチウム電池の価格調査をしていたのであった。そのときの刷り込み現象でリチウム電池=2CR5になっていたんだだなぁ。
「おいキャノン!ウイリアムズにスポンサーをそでにされたからって、こんな仕打ちを俺にするなんてひどいじゃん」 って、キャノンを逆恨みする俺であった。
いまさらどうにもならず、デジカメとコンパクトカメラでちょびっとピット風景を撮っただけだった。これらは基本的に広角なのでサーキットの雰囲気を撮ったって感じ。