荒川
(寄居駅〜葛西臨海公園)
エリア1:寄居駅〜押切橋

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■■■ 荒川を走る ■■■

・日時:2013年9月14日
・天候:快晴
・時間
 -自宅出発:3時30分
 -寄居到着:6時8分
 -葛西臨海公園着:17時00分
 -自宅帰着:19時50分
・全走行距離:116km(自宅〜八王子を除く)

区間67
寄居駅〜正喜橋(県道30号):0.7km

 右岸を行くため、寄居駅からは最初のランドマークとなる正喜橋を目指す。目指すというよりまっすぐ走ったら下りであっという間に到着してしまうのだが。早朝なので人もいなくて快適である。




【6:37】駅前から橋に行くには一本道である。しかしいきなり一通の出口でありちょっと躊躇したが地図だとこの道で良い。「自転車除く」だから行ってしまえ。田舎の駅前って感じがして遠出感がただよい気分高揚だ。


すぐに道が広くなった。そして河岸段丘でだら下り。そんなところに「歓迎 お買い物は寄居町で」とドーンと看板が出てきた。これを見て寄居で買い物する人っているのかな?


【6:39】そして橋の端に到着。左にはセブンイレブンがある。


荒川が一級河川ってのはよく分かる。けど「一級」ってのがどうも安売りされているような気がする。この前走った「湯殿川」も一級と書いてあったが、この差はなんなんだ?


橋は下流側だけに歩道がある。しかし橋の色って青、赤、白あたりが定番だが、誰がどうやって決めるのだろう?


これだけ上流に来たっていうのにまだまだ「大河」な荒川。これこそ一級河川である。一級というより「特級河川」にしよう。相模川や多摩川ではあまり見られないが、大きな石がゴロゴロしているのがいい。


ちょっと下流側先に見えるのは東武東上線の陸橋である。


一応上流も。川がくねくねしているのは自然のままの証である。都会の川は護岸工事工事でつまらないものになってしまっている。


橋の向う端の絵。




区間65
正喜橋〜(東武東上線)〜玉淀大橋(国道254号):1.9km

 なるべく川のそばを走りたいということで、ちょっと遠回りの感じもするがいけそうな道であればすぐに左に曲がる準備をしながら走っていこう。サイクリングロードはなすがままに走っていればよいが、こういう住宅地はちょいちょい止まって地図チェックしてが続くのだ。




【6:44】橋を渡りきり左折する。そこには食事処がある。


県道30号を真東に向かう。朝陽がまぶしい。道路は歩道がこんな感じで走りやすい。東京や神奈川だと歩道は一段高くなっている。自転車は段差が嫌いなのでこっちのほうがいいぞ。まあ歩道を走らなくなったからいいんだけど。


【6:49】少し走ると左にローソンが見えてくる。ここを左に曲がった。「出来るだけ川のそばを走る」という趣旨だからだけど、実際はこのまままっすぐ走ったほうが良かったことはあとで家に帰ってきて分かった。田舎的味のある鉢形駅も見れるし・・・


そのまま進むと東武東上線の踏切りである。


当然単線である。左を見ると朝陽に照らされていい色だ。


右をみると逆光で写真としてはちょっとつらい。これがさっきの鉢形駅。


【6:52】踏切りを越えしばらくいくと右にカーブする。そこのところに「かわせみ河原」「川の博物館」というピコ標識があった。こっちに向かおう。でもかわせみ河原って名前がめちゃくちゃ気になるのだが・・・


突然道の真ん中に大型車排除の頑丈なポールが現れた。自転車は楽勝だぜ!


そのすぐ横には火の見やぐらがあった。そういえばうちのそばにも昔あったなぁ。懐かしいなぁ。


【6:55】玉淀大橋の南端にでた。このまま突っ切っちゃってもいいのだが、せっかくだから半分くらい渡って荒川を見てこよう。


右を見たところ。国道254号なので、ちょっと立派に見える。


川を半分まで渡ってみた。先に見えるのは国道140号のT字路である。左岸を走った場合この140号を結構走る感じなるっぽい。それがちょっと嫌だったので右岸としたのだ。


川も静かな景観になってきた。上流側。


道路越しの下流側。




区間64
玉淀大橋(国道254号)〜花園大橋(県道296号):3.4km

 このあたりからが寄居の面白いところであった。農家エリアを抜けると懐かしい日本がよみがえってくる感じだ。しかし、ここは魔のエリアであって道を何度も間違えた。実際は間違えたわけじゃなくて、Googleマップでは行けることになっているのに「行けない!」ところがあったからだ。知らないところを走る場合、その道が走れるのか否かっていうのは重要である。この区間はそんな敗戦の記録である。




【7:00】玉淀大橋たもとの信号に戻りさらに進むのはこんなローカルな道だ。左側は木が並んでいるが、実はもう崖になっている。気のすき間からは眼下に広がる荒川がチラチラ見えるのであった。


あっという間にT字路にぶつかり、左は急坂下りで「こんなところに行ったら戻るのに泣くな」と思い右に曲がった。そこにあったのが「寄居町総合社会福祉センター/かわせみ荘」である。早朝なのでまだ誰もいないがちょっとのぞいてみよう。


まずは自転車を停めて・・・


ほほう。川に出られるのだな。先のT字路を左に曲がっていたらこの坂を下ることになったのだ。


かわせみ荘の駐車場。


川向にはラブホがあった。地方のラブホは大体にして横長で下駐車場、上部屋ってスタイルである。しかし日本にも街道沿いに素泊まりできる、いわゆるモーテルがあればいいのに・・・と思う。いくらなんでも一人でラブホにはいって泊まるのも何だしねぇ。


さて右側を見ると大きな水車が見えた。なんだこれ? これが県立川の博物館と荒川わくわくランドらしい。本当はこっちに降りていって川沿い、とやってみたいのだが、どう地図を見てもあとちょっとということで行き止まりになっている。等高線を見てもどうやら崖エリアになっているようで断念、残念。ちなみにこの大きな水車は日本で2番目に大きいらしい。



 さてここから混迷のハイライトである。だけど写真はあまり撮っていなかったりする。まずかわせみ荘から次の地点へ行くために南に走る。するとすぐ左側にわくわくランドに抜けられる道がある(Google Mapsで)。これを使おうと思ってハンドルを切ったら驚いた。ちょっとこれは道なの?っていうところであり、思わずハンドルを元に戻して直進した。Google Mapsの細い道は信用ならないな。


むらさき色が走った道。左上側から来た。


【7:06】結局100mくらい進んだら、東武東上線の線路にぶつかった。左に行こう。


右手に線路を従えてローカルな走りやすい道を快適に走る。


すると直ぐに分岐になった。左に曲がると荒川わくわくランドに行くのだが、ちょっとのぞいてみると河岸段丘の急坂下りである。こっちに行ってドンついて戻ってこなきゃいけなくなったら泣いちゃうな、この坂を上りたくは無いので、細くなった線路沿いの道を進む。まあ地図ではこっちがよさげである。


やっぱり狭くて車1台やっとである。左側にちょっとよく分からないの歩道みたいなのがある。右側はまさに線路で電車が通ると面白かったのであるが・・・




小園の集落がこの日で一番味のあるエリアだった。農家の地区で家の庭でヤギが放し飼いになっていたりする。こういう風景は残しておきたい。




実はこの手の石碑は東京でも結構見かける。というか我が家が東京でも田舎地区なだけだけど。




変形十字路である。実はこの手前で左折しても良かったのだが、見逃してしまうくらい道っぽくなかったのだった。まあ地図ではこのまま進んでも抜けられるので、左側に曲がる。正面に見えるのは養豚場だ。




しばらく走ると砂利道になった。で左前に見えるところを曲がればよい。




【7:15】と、曲がったらなにやら書いてある。なになに?




ということで、ここは私有地だから通るべからず、ということだ。う〜んちょっと困った。が、いくつかの抜け道がある。




リカバリーは先に進む方を取るタイプである。「戻る」のは好きじゃないのだ。なのでちょっと北側のルートで抜けられそうなので、向かったらそこは「養豚場」なのであった。。




こういう豚さんを見るとなぜか切なくなる。自分だけの幅に押し込められて、頭を上限に動かすしか無い人生。なにやら考えてしまう。だったらお前は豚肉を食べないのか?と言われても困るが、見てはいけないようなものを見てしまった感じだ。千と千尋を思い浮かべた。




豚舎を過ぎて進むのだが、なにやら先行きが怪しい。まず道の下がぬかるんでいる。自転車走行に危ない!。




【7:20】そんなことで悪態をつきながら5秒走ったら道がなくなった、というか、どう見ても行けなさそうな道、というか、これ道?となった。ということで、負け犬感を漂わせ来た道を戻る。




さてどうしよう?としばし思案した。左に曲がって東武東上線をくぐればいけそうだが、坂道&ちょっと遠回りで出来れば避けたい。ならばちょっとだけ戻る道で行ってみよう。まあここまで来たら、なんでもござれだ。背中にこんな看板があった。




おっ、抜けられそうだ。そこにおばあさんがいたので「この先川に抜けられますか?」と聞いたら、「抜けられますよ」というのに加えて、ここいらの娘っ子がここを通って工場に行くんだとか、娘っ子って言っても若く無いとか、いろいろと教えてくれた。こういう会話は嫌いじゃないというか結構好きだぞ。獣道だけど、問題なく進めるじゃん。




 このエリアをまとめておこう。川沿いに出るのは結局1本のルートしかなかった。まず左側から快適に走ってきて@、分岐(写真あり)をAの方に走っていったら、舗装が無くなって獣道に、その先が行き止まりとわかっていたが左折する道が通れなかった。そくUターン。そして養豚センターから抜けられそうなのでBCに進むが今度は行き止まり、そくUターン。「思案」ポイントで思案してEを通り元に道に戻り「ここ」からFに入ったら正解。Gを抜けて川に出られた。。


【7:28】と、出たところは砂利置き場みたいな河川敷だった。やった出られた!



このあたりの工場ではゴミの堆肥化をしているっぽい。ちょっとシャレにならないくらい「臭い」。半端じゃない。長居は出来ないので写真を撮って直ぐ先へ進もう。


河原に住んでいるのか、たぬきさんが轢かれて死んでいた。あまりにもかわいそうなので全身写真は控えよう。尻尾がいかにもたぬきである。合掌!




【7:34】頭上を走っているのが「花園大橋」である。花園インターのそばであることは容易に想像できるぞ。。








区間63
花園大橋(県道296号)〜関越道:1.3km

 花園大橋を過ぎるといきなり川が近くに見えて「サイクリングロード」の期待を抱かせる。おお、結構直ぐじゃん。河口から80キロなんていう標識もサイクリングロード感を高める。でもそれほど簡単にはいかないものである。




この手の管理看板は川ではよく見るものである。ここより上流は埼玉県が、下流は国(国交省)が管理ということだが、どういう基準なんだろう?


【7:38】すぐに「荒川 右岸 89.2k」の標識が出てきた。これを見ると気合が入るぞ。でもここから直ぐにサイクリングロードになるほど甘くは無かった。すぐ右は荒川である。


前方左手に見える橋が「関越道」である。次回から関越を通り時に毎回「この下自転車で通ったんだよなぁ」と思うだろう。


【7:40】川沿いから離れるとすぐに寄居町の「汚泥再生処理センター」なる施設が現れる。処理した汚泥を肥料として配っているようだ。奥に見えるのは先ほどくぐった花園大橋への南側からのアプローチだ。


処理センターでは水質のリアルタイムモニターがされている。基準が分からないと見てもさっぱりだ。


左手前からアプローチしてきた。これは先ほどの再生センターが起点になる道路である。目の前に見えるのがアイリス大山のでかい工場。そして河岸段丘を上り、しばらくは川と離れ一段高いところを走る。


【7:43】坂を上りきったところに鎌倉古街道なる棒があった。鎌倉街道の親戚なのか?それにしては遠いなぁ。


坂の上は田んぼと畑と住宅地をいい道である。車もあまり走っていないので快適である。


【7:44】関越道だ。




区間62
関越道〜重忠橋:1.9km

 平坦な住宅地をお気楽に走れるエリアである。のんびりのんりびり・・・・




関越道を過ぎて対岸に見えるのがこの「埼玉県トラック教育センター」である。こういうのってどうも天下り先のための施設のような気がしてしょうがないぞ。


平坦な・・・


田んぼの中の道である。


【7:48】県道81号に出るぎりぎりのところで左に折れる。


車通りは嫌いなので、車通りに出そうになったので川のほうに曲がった。すると旧家みたいなのがあって大木がいい感じであった。その場の判断で道を決めているがこれが案外ベストウェーだったりするのがうれしい。


さらに進むと川が見えてきた。蔵のある家がいい感じ。


【7:53】おおやっと川に到着だ。正面に見えるのが橋へのアプローチである。


川にドン着きして左を見ると河原の道は砂利道+進入禁止になっている。遠くに関越道が見える。


六堰頭首工という「堰」である。農業用の取水が目的である。


この青い重りは堰ゲートのカウンターウエイトだろう。


重忠橋だ。




区間61
重忠橋〜荒川第二水管橋:0.7km

 この区間もあっという間である。重忠橋からも川沿いを走れないのだ。




【7:57】川沿いを走れるのは重忠橋のすぐそばだけである。


【7:58】このポイントで河口から86.8kmである。まだまだ先は長いのだ。まっすぐ行くと神社に突き当たるのですぐ右に折れる。


次のポイントである荒川第二水管橋が見える。川はすぐそば。


すると「開田記念」とある。このあたりの田んぼに水を引いた記念の碑なのだろう。


川の近くを走るっていうポリシーにしたがって、川から離れないようにすぐ左に曲がると右にお墓(満福寺))、左に神社(井椋神社)となる。


やはり神社は森に囲まれてないと。


神社を過ぎるとすぐに荒川第2水管橋の端っこが見える。人は渡れないようだ。


まあのどかである。




区間60
荒川第二水管橋〜植松橋(県道69号):0.7km

 ここも住宅地の中、あっという間である。




ただ住宅地の中を走る。ぜんぜん面白くないぞ。


【8:05】植松橋にはあっという間に着いてしまう。一応橋を真ん中あたりまで渡ってみよう。


上流側を見たところ。さっきの水道管橋と重忠橋が見える。


下流側。もう水はそれほどきれいじゃなくなっている。


河原はジャングルだ。


ジャングルだけど、一応土手道はちゃんとあるようだ。しかし手入れがされていないのでジャングルに侵食されていて、とても自転車で走れるような感じじゃない。




区間59
植松橋(県道69号)〜押切橋:0.7km

 植松橋から押切橋までには「白鳥飛来地」っていうのがある。なんとなく期待しちゃうぞ。




【8:09】橋から戻ってさらに川沿いを進む。すぐに学校がある。


「埼玉県立深谷はばたき学校」であった。


学校を川側に迂回するように走っていく。


なるべく川側に行けるように左に行く。


のどかである。


途中何度かクランク状に曲がる。まっすぐ行くと川であるが、どうも砂利道臭いのでまだ田んぼの中の道を走ろう。


【8:15】田んぼの中は緑が目にまぶしくて気持ちがよい。前から自転車で来る学生はヘルメットだ。なんだ、登校遅いじゃん、って思ったがまだ8時過ぎなんだ。


小さな橋だ。川はどんな川でもわくわくする。カワセミ病であるな。


下流側はすぐに荒川に合流。


上流側。護岸工事もそれほどされてなくてよしよしだ。


な〜んてのんきに走っていたら、またまた県道81号に出てしまった。しまった。戻るのはしゃくなので、ちょっと走ってから県道を外れよう。


県道も車道側とは雑草の仕切りが幅広でまだ許せる。歩道側はこんな感じ。


おお、ここで出た。「白鳥飛来地」である。時期がまだ早いがどんなところかちょっとチェックしていこう。


【8:20】県道81号を外れて川側にアプローチすると、そこは「鹿島古墳群」なる公園であった。年をとると「古墳」とかって結構萌えそうだ。


上流側。この公園にアプローチするのも砂利だったんで県道でもよかったかな。


やっぱり自転車は舗装路がいい。公園沿いを走ると。


【8:22】すぐに白鳥飛来地入り口に到着。左右に駐車場がある。左に少し見えるのはトイレ。


ちょっとだけ足を踏み入れたら、あっという間に「通行止め」だった。あれれ?


なんだか白鳥が来なくなっちゃったらしい。


では気を取り直して走ると、古紙工場があった。


さらにのどかな道を進む。


【8:31】さてやっと着いたのが押切橋である。



 ここまでがエリア1としよう。15.3kmを2時間かけて走った。超スローペースである。なぜかといえば、わき道に行きまくるし、写真を撮るために止まりまくるからだ。このペースだとゴールは夜になってしまいそうだ。ちょっとやばい・・・

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