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■■■ 第21話【英語と本屋】 ■■■

 そしてとっておきは、俺にとってのプレミアムカードになった”パッドククラブパス”だ。
ゴールドなのよゴールド。すごいざますよ。



 また、合わせていろいろな書類が入っているのだが、みーんな英語で書いてある。一生懸命読んでみると、集中して集中して、「おっ、英語が日本語に変わって見える!」なんてこたぁ無いけど、簡単に書いてあったので何とか分かった。決勝のタイムスケジュールとか地図とか・・・に混じって何やら面白いことが書いてある紙を発見。

「この紙にあんたはんの住所と名前を書いて、わてらに出しておくんなまし。んだらよぉ、おららのメンバーになれるっちゃ。どすこい、1年間マクラーレンの会報誌を送らせてもらうぜよ。んだんだ、ばってん、ほなさいなら。」

って感じの事が書いてあったと思う。
おおぅ、いいサービスしてくれるじゃん、ロン・デニス(マクラーレングループ総帥)。

 当然すかさず書きこむ。今回は丁寧に書く。

そこで英字を書く際の注意!
海外のホテルでチェックインのときに名前とか住所とかさっさっと書いたら、aとかoとか、nとかuとかhとかがうまく認識されなかったので、今回は丁寧に書くのだ。英語圏では住所の表記は番地からさかのぼって書くとか、この辺のしきたりがなんとなく分かっている様で、良く分かっていない、悲しい俺であった。

 ところで、実は俺はこっそりと”英語で手紙を書く”といった本を探しているのだ。
 1)ちゃんと買う
 2)図書館で借りてくる
 3)古本屋で買う
と、3つの選択肢があるのだが、1)はおいといて、2)は図書館好きな俺にはグッドなのだが、「所詮2週間借りたくらいでは身につかん。やっぱこの手の本は自分のものにしなくては」と、2)ではなく3)へ走った。

 最近の古本屋には目を見張るものがある。大方の本が100円になっているではないか。
店内に"本をお売りください"とバリバリに書いてあったり、古本を買ったときにレジで「いらない本がありましたら、是非ともお売りください」と完全マニュアル化された大手古本チェーン店がある。そこに、「それなら売ってやろうじゃないの、高く買えよ、ウッシッシ、へそくり捻出さくせーん」と、いらなくなったとはいえ、きれいで高価な本とか、ビデオ付きの本とかを売りに行ったときの事である。

「22冊もあったので最悪100円でも2200円か。まあ、CD1枚買えるな!」と意気込んで・・・

「す・すいません。この本売りたいんですけど」
「はい、ありがとうございま〜す。そちらで少しお待ちくださいませ」
・・・・・
「佐藤さ〜ん、お待たせいたしました。1,2・・・22点でございますね。220円になります・・・が、よろしいでしょうか?」
「(心のつぶやき)???、220円???一冊220円か?だったら4840円になるの????????」
「(心のつぶやき)こいつあせってるぞ、たぶん。」
「(心のつぶやき)もしかしたら全部で220円?なんだよこれ。安過ぎじゃん。でも店員が俺の事を見ているぞ。多分あせってると思ってるんだな。よし、ここはすまして、すまして、すましぬくぞ。」
「あっ、いいですよ。」
「はいっ、ありがとうございます。それでは220円です。」・・・「ちゃり」

 といったやり取りがあった。悔しいので握りしめていた220円を使って、1冊100円で売っていたディズニーピアノ譜1・2を210円で買ってきた。かみさんにその話をしたら大笑いされた。

 ところでこの大手古本ショップは、子供用古着・中古品、電化製品・PC用品中古、ジャンク品などと事業拡大しており、時代にのってしまったなぁ。先日もジャンク売り場で1枚100円のCDを買ってしまった。全然問題無し。こんなもん売れるのか?というようなものも結構売れるのね。面白いぞ。



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