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■■■ 第22話【フェラーリにメールを出そう】 ■■■

 ところで何で”英語で手紙を書く”のかというと、92年サンマリノGPパドック裏のトランスポータ(機材を運ぶでかいトラックの事ね)を中心とした、機器・補器が乱立しているところを、ジオラマ(あるシーンを模型で再現すること)で作りたいのだ。別にフェラーリでなくても良いのだが、ベースとなるトラックとして入手できたのが1/24スケールの”IVECO”であった。IVECOと言えばフェラーリだわな。んで、1/24スケールは巨人・田宮のF1プラモのスタンダードでなく、F1モデルとしてはマイナースケールなのだ。しかし偶然にも手元にハセガワ1/24スケールのフェラーリ642が3台あった。またフェラーリのトランスポータは赤が基本色で、カラーリングが結構楽そう、というのも大きな理由だ。しかしここでポイントになるのはトランスポータのスポンサーマーキング。当然アルプスのプリンタで印刷するわけであるが、マーキング自体が分からなくては印刷のしようもない。いろいろな資料を引っ張り出して探しに探してみたが、これぞというものがない。誰か知っている人がいたら教えておくれ。

 で、フェラーリの公式サイトを見ていたら”なんかあったら俺っちにメール頂戴ね”ってアドレスが書いてある。「よっしゃ、ここは一発メール出して確認しちゃれ」と奮起しているわけである。

ただこれを書くだけのことに、前回からすごい回り道をした様な・・・

 ところで、「こんなファイル添付したらフェラーリのメール担当の陽気なイタリアンおっちゃんが喜ぶかな?」と思ったのが以下の写真だ。しかしメールの受信容量制限をしとるがな。巨大メールは受け付けない様だ。20kBに制限されてたんじゃちょっと無理だな。くすん。(T_T)

 以下の画像は6年前に初めて作ったジオラマだ。なんだかんだ2年くらいかかったかな?フィギュアの足とか手とかを”切った・張った・盛った”してポーズを増やした。手を上げると体のどこがどの様になっているかっていうのも、一人で鏡の前でポーズを取った。我ながら異様なしぐさだっただろう。かみさんにも見せられないね。でも最後には面倒くさくなって、一人省いてしまった。さて省かれたメカニックはどこの人かな?
当てた人には特選ウハウハ画像をプレゼント!



 以下の画像を参照して欲しい。左下のタイヤ交換シーンでは、”ニュータイヤと走行後のタイヤの質感が上手くいった”と、ひそかに悦にいっているのだ。走行後のタイヤは240番のペーパーでごしごしこすって、さらに半田ごてで表面なでたら、ほどよく荒れてくれただわ。フフフ。でも知らない間に右リアビューミラーがとれているぞ(左上)? いつ取れたんだろ?

 しかし今になって見直してみると全くもって未熟な出来である。まず、赤の塗装が下手だ。赤とか黄色とかは隠蔽力が弱いので、下地をしっかり明るい色で作っておかなければいい発色が得られないのだ。あの頃はそれやってない。だから赤がくすんでいるのだ。あとジオラマというのを忘れたわけではないのだが、マシンを汚すのをためらってしまった。小心者の俺としては、せっかくぎらぎらに塗装したものを汚すことが出来なかった。F1マシンの走行後なんて真っ黒なのだ。それをも上手く再現しなくてはマイスターへの道は遠いのだ。ああ、まだ未熟な俺ぇ〜



 ヘッドセットのカールコードが上手く再現できてうれしいぞ。それらしい太さで変にスプリングバックしない材料を見付けた。こういう材料を探すのが楽しいのだ。



 マンセルが”早くタイヤ交換してくれ”と待っているぞ。

 ウインドスクリーンの固定は正直に接着剤なんて使うと汚くなっていけない。ピンバイスでウインドスクリーンとカウルに0.3mmくらいの穴をあけ、ランナー(プラモデルのパーツの枠)をあぶって細長く伸ばしたものを(アンテナらしくみえる)短く切って、開けた穴に挿す。2mmくらい頭を出したところで、そこに線香の先を近づけると「クルクルッ」と丸まって、リベットらしい表現が出来るのだ。これでウインドスクリーンの固定は完璧だ。

 しかし下の画像はフィルムスキャナーからとったものだが、性能なのか階調が全くでていない。白飛びまくり、黒つぶれまくりである。どうでもいいが、このHPでの画像はデジカメと、フィルムプリントからのフラットベッドスキャンと、ネガからのフィルムスキャンと、DVCからのキャプチャーだ。さぁ、どれがどれだか分かるかな?



さあ、明日は6時出発だ。早く寝て来るべき決勝にそなえよう。



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