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■■■ 第46話【プロスト〜頑張ってくれろ】 ■■■

 あのセナ様と因縁の関係だったアラン・プロストも、リジェを買収して自分のチームを持ったのだ。F1のチーム名って自分の名前をつける人がほとんどだね。マクラーレンだって、”ブルース・マクラーレン”って人のチームだったのだ。フェラーリしかり、ジョーダンしかり、ウイリアムズしかり、ベネトンしかり、スチュワートしかり、ミナルディーしかり、ティレルしかり、ザウバーしかり・・・なんだよくよく考えてみたらほとんどチーム創始者の名前ではないか。俺がチーム起こしたら”SATO”か?かっちょわりぃ。

 しかしこのプロスト、アラン・プロストがオーナーになってから、ぜんぜん調子でないんだよなぁ。リジェのときは無限エンジンとあいまって結構上位入賞してたのだけどね。96年モナコなんて荒れたレースとはいえ、パニスが優勝だもんね。カラーリングはメタリックブルーでかっこいいんだけど、写真じゃ分からないねぇ。そんでここも上方排気だ。



 サイドポンツーンには儲かっているプレイステーションのロゴが・・・ジョーダンもスポンサードしていたよなぁ。お金あるなぁ。”GAULOISES(ゴロワース)”も影文字になっている。



 サイドポンツーン前端になにやら意味不明のフィン?がついている。これも効果があるからつけているんだろうなぁ。ほんとに?ちゃんと実験した? ”Play Station”のロゴも影文字だ。



 フロントノーズに構えるプジョーのマーク。ノーズについている車載カメラがダミーなのはもうご存知ね。ウイングのセッティングを隠すためのは袋じゃな。”CANAL+”はフランスのディジタル衛星放送の会社だ。ディジタル放送は欧州が進んでいるんだよなぁ。日本でももっと速くやってほしいよね。それで欧州の有料ディジタル放送では、車載映像とか1コーナーからの映像とか、いろいろと自分の見たいカメラを選択できるそうである。つまりスタートからゴールまでずーっと車載カメラの映像を見ることもできるってことだ。う〜ん、すごい。



 お決まりのお隠し布だ。アクセスホールは開いているのがわかるね。ふたは左サスペンションの上に置いてあるっす。アンテナとピトー管が見えるでしょ。ピトー管とは走行中の空気の流速?を計るものだ。戦闘機とかについているやつよ。90°に折れているので特長的でわかり易いのだ。



 モナコで優勝した事もあるオリビエ・パニス。ちょっと感傷的になっているなぁ。98年のカナダで骨折してからツキが逃げていった。それまでは上り調子だったのに。このあとの決勝ではなんとパニスがスタートダッシュをきかせてハッキネン、シューマッハに次ぐ3位を走っていたんだよね。長くいたリジェ/プロストに別れを告げる激走だった。パニスは今年からマクラーレンのテストドライバーだ。



プロストのもう一人のドライバー、ヤーノ・トゥルーリ。なんとなくセナに似ているでしょ。





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