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■■■ 第50話【お昼はナイフとフォークで】 ■■■

とりあえず午前中のイベントがすべて終わり、お昼の時間となった。こんな具合に朝とは違って大盛況だ。



 食事は基本的には金髪コックさんのところに取りに行く“ビュッフェ”スタイルだ。「行きましょう」と、俺は先陣きっておいしそうな料理を取ってきた。加えて、金髪お姉さんが「これはどうですか?」と、いろいろとナイスな料理を持ってきてくれる。こんな食事を写真に収めたくてしょうがないのであるが、さすがにそこまでやると”いかにも変なカメラオタク”になってしまうのであきらめたのだ。でも「デジカメだとシャッター音もしないし、フィルムの巻上げ音もないし、ちょっといいかな?」と撮っておいたぞ。仰々しくない我が愛器X100はとってもグッドだ。

お姉さんが持ってきてくれた。食べかけですまん!



 デザートがやってきた。俺は甘いものが苦手なので、ちょっと厳しいものがあった。が、おなかが空いていたらおいしく食べられただろう。でもかみさんがこんなの見たら、”涙とよだれ”を出して喜んだ事だろう。
我が妻よ、あなたにはシャトレーゼのケーキで我慢してもらいましょう。我が家にはそれがお似合いなのだ。



 食事をしながらも談笑は続くのである。前にも話したが沈黙に耐えられない俺としては、何とか場が盛り上がるようにと、絶えずみんなに均等に話題を振っていた。

 M事業部長はホンダを受けたらしい。3次だか4次だかの役員面接までいったらしいが、予想外に落ちてしまって、ロケット関係の仕事についたらしい。その職場で培ったノウハウを聞いたホンダのSさんは「あっ、その○○(なんて言ったか忘れた〜部品の名前)を今度BARで使えませんかねぇ。あそこの○○はぜんぜんダメダメで困ってましたよ。」

 こういうふうに技術はまわり、人のつながりが出来るのである。



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