■TOP > パドックで楽しむ

■■■ 第53話【続々有名人(日本人編)】 ■■■

 決勝を目前にしてピットロードの様子が違うのに気がついた。そうだ、レースモードに入っているのでテレビクルーやメカニックなどの関係者もすべて耐火スーツをまとっているのだ。94年からレース中の給油がOKになったが、火災の心配があるのでメカニックはすべて耐火スーツ着用だ。何度かの火災を経験した結果、こんなに仰々しい格好になってしまったのよ。

 ちょっとカッコ悪い耐火スーツを着たピットレポータの川井ちゃん。似合わんぞ。



 本田宗一郎の息子で、無限社長の本田博俊氏だ。無限エンジンはは99年、ジョーダンと組んで絶好調だ。



 おお、左は元ホンダの監督、後藤さんだ。ザウバーカラーはなんとなく似合わないなぁ。右にいるのは無限のチーフエンジニア・坂井氏だ。何を話しているんだろう? 「坂井さんさぁ、ちょっと昔のコネでホンダのノウハウ流してよぉ」なんて言っているこたぁないな。



 川井ちゃんと後藤さんはこの距離にいるのに、ぜんぜん会話しないぞ。仲悪いのか?



 もとベネトンのメカニックやっていた津川さんだ。



 ピットボックスで”感”が超研ぎ澄まされている俺はピットへの出入り口付近にいる、胸当てゼッケンをして2mくらいの棒の先端にアンテナをつけた人を見逃さなかった。
「これは中継用のアンテナだな。とすればそこに続くのはフジテレビのF1ゲストだ。スタート直前の例の取材だな」

 ピンポーンと正解のチャイムは聞こえて来なかったが、大当たりであった。アンテナ君の後に取材カメラ君がいて、その後に世良正則、鈴木亜久里が出てきた。ちなみに年末に放送するF1の総集編。最近は世良正則がナレーションしているがなんだかなぁ?城達也とは言わないが、もっと適任いるでしょう。なんでも有名人好きのフジテレビには困ったもんだ。



 右にいるのがF1ジャーナリストの赤井邦彦氏。





←前の話 ↑ 目次へ 次の話→