■TOP > パドックで楽しむ

■■■ 第57話【フェラーリ異変?】 ■■■

 あれれ?フェラーリが変だぞ。ほとんどのマシンがグリッドについているのに、フェラーリの2台はピットに戻っている。やばいぞ、やばいぞ。サーキットでの中継放送もあせっているぞ。

 ぎりぎりの時間なのにピットに入ってしまった、アーバイン。



 同じくシューマッハ。ピットに引き戻すメカニックも真剣だ。



 なにかセッティングを変えたのかな? 再出撃のアーバイン。あれれ?リアウイングの枚数が3枚に増えているぞ。午前中のウォームアップ走行では2枚のウイングだったのに。リアのダウンフォースを増やしたみたいだ。オーバーステアだったのかな? オーバーステアとはハンドルを切った以上に車が曲がってしまうことだ。フロントのグリップが良過ぎるとか、リアのグリップが足りないとかが原因だ。



 あれれ?また戻ってきて、すぐ出て行った。戦略家のロスブラウンとツーショットだ。



 1周してグリッドにつく寸前のアーバイン。何となく焦っているような・・・



 さて決勝スタートまでのこり15分になった。

 グランプリではスタート前に簡単なアトラクションがあるらしい。タイムテーブルによると、13:46からだ。昨年の日本GPではtrfというグループのkeikoという女性がアカペラで"君が代"を歌っていた。テレビで見ていたが、あがっていたのかぜんぜんへたっぴであった。全世界に中継されているのだからもう少し実力派を出しなさい>フジテレビ

 今年は流行り好きのフジテレビの事、B'zの松本孝弘であった。フェラーリイエローのカラーリングを施したギブソン・レスポールでの"君が代”ソロであった・・・らしい。よく聞こえなかったが家に帰ってきてテレビで見たらそうだった。

 フォーメションラップに旅立つ直前のブルツ。



 そして各マシンはフォーメーションラップへと旅立って行った。



「あー、行っちゃったなぁ。後は任せたよ」と、ピットに帰るフェラーリ監督、ジャン・トッド。





←前の話 ↑ 目次へ 次の話→