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■■■ 32.チャイニーズ・イン・ジャーマニー  ■■■

 さて3月18日(月)の夕朝6時です。会社にはほとんど人がいなくなりました。なぜかといえば終業時刻が午後の3時なのですね。朝が始まるのが早い(6時50分)なので終わるのも早いのです。というか、人生を楽しむドイツ人魂というのでしょうか、「1日の夕方からは”個人”を楽しむ時間だよ」ということなのでしょう。確かにドイツのお店は土日は閉まっているところがほとんどです。土日には本当の意味でのウインドーショッピングをして、それを買いに来るのがウイークデーの夕方なのです。

 さて日本から応援に駆けつけてくれたKさんはこのベルリンが二回め、なのでいろいろと知っていて助かりました。まずホテルに戻った後、荷物を置いておもむろに地下鉄に乗り込みます。ベルリンの地下鉄は一定時間であればどこまで乗ってもよい仕組みです。さらにロンドンと違いホームが地上のすぐ下にあるらしく、階段もほんのちょっと下っただけです。これは良いぞ。

 ホテルそばの地下鉄駅から3駅行って乗り換えてさらに2駅行ったところが「レオポルドプラッツ」です。まず驚いたのは、前の人がデパートのドアを開けます。するとそのあとの私が5m遅れてドアに到着するくらいの距離でも、前の人がドアを押さえて待っていてくれます。これには驚きました。ドイツって礼儀正しいぞ!

【#450】 まあデパートです。でもその国ごとにいろいろと味付けが違いますね。ベルリンは「きっちり」っていう感じでした。ここは有名なヘンケルの刃物売り場です。 【#451】 メタリックななべです。 【#452】 ワインは水みたいなものなのでしょう。コルクがきちんと改修されていました。文化じゃのう。

デパートめぐりのあとはデパートの向かいにある小さな中華料理店。ほんとに小さな店ですが、入ってみてびっくり。横浜・中華街もびっくりな本格的な内装と味でした。

【#453】 右上にデパートのネオンが見えるでしょ。 【#454】 天井は金箔ライク。 【#455】 隣のテーブルを。ちゃんと白い布テーブルクロスがしいてあり、食事の後には当然新しいものに変えていました。ドイツ語と英語のメニューが用意してありました。
 
【#456】 まずはビールです。ドイツですから。でもビールがまたまた安いんです。100円台です。そしてテーブルはろうそくですよ。いいでしょぉ〜。 【#457】 このビールがドイツで私を肥やしてくれた訳です。しかし、ビールってこうやって「ごくごく」と飲むのが良いのです。なので缶ビールって言うのは、一口づつしか飲めないので×です。アレはちゃんとコップに移さなくてはいけないのです。 【#458】 ワンタンのようなものでした。
 
【#459】 そしてベルリンで一番驚いたのがこれです。頼んだ料理は冷めないようにこの台の上に載せられてやってくるのです。はじめてみました。本場の中国でこういう事をやっているのか、はたまたドイツ人がアレンジしたのか、どっちなのでしょう? 【#460】 横から見るとこんな感じです。ちゃんと火が燃えてます。電気とかじゃないのがいいねぇ。 【#461】 そしてこちらの店はホテルのそばの中華料理屋です。こちらは町の小さな中華料理屋のふぜいですけど、結構繁盛していました。でも中はさっきの店よりもさらに格調高いのです。

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