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■■■ 軒を貸して母屋を取られる?(言葉あってる?) ■■■

■天の川が撮りたい

 宮古島に期待するものの一つ、否、最上位に「天の川」撮影がある。いろいろ写真を撮ってきたが、天体写真に関して言えば、まともに撮れたことがない。赤道儀も買ってみたりはしたが、一度テストで使ったきりである。で、何回か天体写真を撮ってみたか結果、広角レンズで短時間露光でサクッととるのがよい、という結論に達した。

 それで必要になるのが「明るい広角レンズ」である。さて「天の川×レンズ」とかで検索するとおすすめレンズがいくつか出てくるのだが、明るいレンズはどれも高い。実は去年あたりから「星の広角レンズ」として、ニコン20mm/F1.8を考えていた。中古で6万前後。まあミラーレスが時代の趨勢である今、Fマウントレンズは値下がりしかないだろう。だったら必要になったら買えばいいや・・・と。この作例なんかをみて、想像を膨らませていた。

■マウントで悩む

 さて、宮古島が決まって俄然レンズ選定が深刻な問題になってきた。さてどうするか?まずネットをつらつらを見る。そして分かったのは、平家物語ではないが「おごれるものも久しからず」というかおごっていたわけじゃないと思うけど、ソニーEマウントがめちゃくちゃ幅を利かせているではないか。

 去年の沖縄初進出のときは、調査もおざなりでニコンマウントの35mm /f1.4短焦点を買ってみた。しかしいろいろ荷物をまとめてみると、D500は重すぎて断念したのだった。代わりに主役の座を射止めたのが、ミラーレスなα6000である。その昔海外出張にいていた頃、朝散歩行った時撮れる、大判センサで小さいのを求めて買ったのだった。ほとんど使っていなかったが、久しぶりに日の目を見たのだった。しかし上で買ったのはニコンFマウント、そのためにF→Eマウント変換なんてマウントアダプタ―を買ってしまった。そう、ここまではあくまでニコンFマウントレンズが私のメインレンズなのであった。しかし時代の流れに乗るのもいいかと、意を決した。

Eマウントレンズを買う!

 星を撮るときにAFは必要ない。しかしMFレンズなんて、今や絶滅危惧種ではないか?というくらいAFレンズばかりである。そんな時、ちらっと見つけたのが「トキナー」。FiRIN 20mm F2 FE MFなんていう何語だか分からない名前がついているこのレンズ、なんてったって安かった。22,800円!なんとなくいいのか悪いのか分からないが、天の川レンズで紹介されていたりもした。2017年発売で定価は16万円。なんかお得感あるじゃん。でもEマウント。何とかなる!何とかする!と自分に言い聞かせ、ポチった。


■小さいけど重い。密度感が高い。金属筐体だな。でもこの角型レンズフード、どうなんだろうね。全面折り返しがあって、そこが微妙に内側に傾いているのが???。

■MFレンズはやっぱりフォーカスリングの回し具合が絶妙にいいね。このトルク感に酔う・・・


■じゃあ本体はどうする?

 レンズを決めてから本体を決めるなんて、なかなか素敵な流れであると思う。大体の人は、本体を決めてそのマウントのレンズを買う。当然私もそうだった。その結果、ソニーデジカメの怒涛の調査が始まった。

 数年前にα6000を買って、満足したようなしないような状況であった。でも去年αを沖縄にもっていって、やっぱりノイズ耐性は低いことが分かった。当然ながら、富士XQ-1になにかあった時のために準備した、RX100MK6も高感度ノイズはひどい。

 さらに、買ったレンズがフルサイズ用ってことで、すこ~し相談したカメラ好きからは「佐藤さん、フルサイズしかないでしょ!」と御指南があった。やっぱりそうだよね、と背中を押してもらい方針が決定。ソニーのフルサイズ機を買う。しかし日程の余裕がないため、値下がりを待つとか、もっと検討ということができない。正直3日くらいしか検討余裕がなかった。

 まず機種外形から言うと、α7シリーズとα7Cシリーズが選択肢になった。Cシリーズでもよいが、せっかく買うならペンタ部の大きさくらいしか違いがないので、Cシリーズは却下。あと検討を進めるとα7シリーズも無印に加え高画素Rシリーズとかとか高感度Sシリーズとかがある。当然だが、星なので高感度モデルを選ぼうとした。しかしいろいろ調べるとSシリーズは画素数が少なくて、いろいろ弊害があるらしい。画素数なんていらないんだけどね。高画素シリーズは必要ないので、無印に絞られた。最後にα7の世代として、2/3/4あたりがある。3以降はまだ新品でも発売している。

 ソニーは「CPUパワー」をベースにしたソフトウエアの進化が激しい。その進化は主にオートフォーカス系に集約されているとみた。つまりAFを使うような操作が無ければ、旧機種でもイケる・・・というロジックである。ソニーαシリーズは中古もバンバン値上がりしているらしい。20万以上出すのも何なので、第3世代をゲットした。やってきたα7はとっても小さかった。


■αシリーズってこの角ばっているシェイプがあまり好きになれないのだ。でもほんとに小さい。

■ニコンとのUI違いになれないとね。カスタムボタンに何をアサインするか?ってのが結構大きな問題である。何を撮るかによってアサインしたい機能って変わるからねぇ。




■真ん中はAPS-Cのα6000。この6000もAPS-Cセンサのカメラとしては異様に小さいと思っていたけど、α7はそれと大差ないじゃん!

■オレンジハチマキとかこういうワンポイントカラーって結構萌えますな。




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