■TOP > 俺の宮古島 > その6~橋を渡って伊良部島

■■■ 橋を渡って伊良部島 ■■■

 宮古島の地理は事前に学習していたこともあって、結構つかめている。どっちの方向がどんな道路でどこを曲がればいいか…。しかし実際にその場に行くと想像していたのとは違って、またそれが楽しい。ストリートビューで見ていても、景観はなんとなくわかるが、その先に広がる空気感とか距離感は行ってみて初めて感じられるのである。目指す宿までは18キロ弱。別段どってことない距離である。

 空港から自転車に乗る人なんていなさそう、というか実際歩いている人自転車の人なんて誰もいない。空港を出てまずは南下、すこーし繁華街みたいなエリアに入りとても小振りなモール的なところに来てダイソーを探した。なぜかといえば自転車に着ける「鍵」を持ってくるの忘れた。しかし宮古島はいい人ばかりなので、鍵なんて必要ないかもしれないが、旅行者がみんないい人とは限らないし。


■空港からでてすぐの右は片側2車線なのであるが、歩道を歩いたりチャリしたりする人がいるような感じはしない。ちょっと凸凹が多いなぁ。

■ヤマダやマックやスーパーがある一角にダイソーがあった。やっぱり100均があるのは助かるなぁ。右端にルノーちゃんが停まっているよ。




■少し進むと、道の駅じゃない「島の駅」があった。実はこの後何度も行くところになったが、この時はまだそれに気付いていない。

■島の駅が最も海抜高がある地区で、そこから伊良部大橋に向かうにはひたすら下るのだ。道は広いし歩道も広い。橋の近くになって海が見えると「おおおおーー」と声が出てしまった。



 ついに来た、伊良部大橋。これぞ宮古島のアイコンである。全長は3,540m、私としては歩けない距離ではない。いつかは歩いてみたいね。空港を出たのが15時15分。橋に着いたのが15時55分。途中100均に寄り道したりしたので、30分強のサイクリング。余裕だね。実はこっちに来るまでは微妙にバスで行くことも考えたりして、ルートや時間も調べてあった。でも勢いで自転車乗ったらあっという間だった。この「土地勘」みたいなのは、やっぱり行ってみないと分からないよね。

 この橋に来る直前に電話が鳴った。気付くのも遅れ下り坂で急にも止まれず、出られなかったのだが、知らない番号である。でも宮古島っぽい番号。恐る恐るかけ返してみると、これから向かう宿のオーナーさんだった。お客さんを下地島の空港に迎えに行くので、30分強留守にしますが、今どのあたりですか?とのこと。自転車で向かっていますと言ったら、ぶったまげられた。なんか感じのいい声でちょっと安心。

 では橋に突撃しまーーーーす!


■道路左を走ってきたので、橋たもとの左側スペースに停める。こちらは小さい駐車スペース。でもすでにハンドルにかけて書けてあるタオルは汗びしょ。

■これは逆サイドの駐車場。キッチンカーも停まっていた。橋が右にカーブしているので写真を撮るなら絶対こっちだな。




■ちょっと望遠するとこんなんだもんな。うねうねがいいな。でも曇が太陽を隠している・・・

■どうやら歩道が無い。でもスペースは結構あるので、それほど怖くはない。




■左を走るので左は良く見える。

■おくーーーの方に「来間大橋」が見えた。後半はこっちの方に長居した。なので、左側の東急ホテルや右側の竜宮展望台が今写真を見ても懐かしくなる。この辺の位置関係は冒頭の地図を見てほしい。




■右側をみる。橋たもとにあるのがオープンしたての「ヒルトン」である。また詳しく書くことになる。

■そしてここも遠くに「池間大橋」が見える。北に位置するんだけど見えるんだね。向こうが見えるということは向こうからこっちも見えるということ。確かにそうだった。池間島記も今後書くよ。




■橋を走り始めて5分ほど、何気なく、本当に何気なく止まって海を見た。海がきれいだからぼーっと見た。すると何やら・・・

■おおおおおおおおお!ウミガメではないか。いきなり登場かよ。ちょっといきなりすぎてiPhoneでしか撮れなかった。なのでこれは大拡大。




■ウミガメは爬虫類らしい。肺呼吸だから海に潜りっぱなしというわけにはいかず、数分に一度空気を吸いに水面から顔を出すらしい。なので、じーっと待っているとまた見れるんだよね。こっちの写真ははデジカメでスタンバって10倍ズーム撮ったもの。

■とうとう急な上りエリアが近づいてきた。坂道は苦手である。チャリアスリートの人たちが好んで坂道を走るのは信じられないぜ。




■最高地点到達。眺めは抜群だね。これは後ろを振り向いて本島側を見たところ。

■停めていいんだか悪いんだか分からないけど、まあ観光客としたら停めないという選択肢はないだろう、ちょっと広くなったスペースがある。みんな停めている。これは逆側に行ってみて本島側を見たところ。




■あとは下り。ものすごいきれいな海を見たので、感動スレッショルドが上がりまくっている。ここからはあっという間に伊良部島上陸となる。

■伊良部島上陸!海の駅があった。マンション作っている。目指す宿は左に曲がる。後日右にも曲がってみた。



 さてこの伊良部島大橋、この後何度も渡ったし他の橋も渡った。で、思ったのは

「橋をクルマで走るのはもったいなさすぎ」

 ってこと。伊良部大橋には橋が盛り上がったところに歩道が広がったスペースがあったが、あそこじゃ高すぎて海が近くに感じられない。すごい色の海、魚、ウミガメ、その他もろもろを、車じゃほとんど感じられない。正直チャリでもダメなくらい。歩くのが一番いい。ゆっくり海が見れて最高だと思う。せっかくすごい海を見れる宮古島に来たんだから、やっぱり本土じゃ見れない海を見たい。次回は歩くぜ!


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