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■■■ 飛行機が来た ■■■

 17ENDはその素晴らしい海を見るってのもよいが、まあ大半の人は飛行機の着陸するダイナミックなシーンを見に来ると思われる。飛行機の着陸といえば伊丹の千里側土手が超グッドなポイントであるが、17ENDは伊丹とは全く違った良さがある。しかしその一番の良さは今回享受できなかった。されその一番の良さとは・・・

 この下地島空港は以前は練習用空港であったが、数年前より民間機の乗り入れが始まったらしい。そして、まず民間機を練習してみた。遠くに飛行機が見えたら100均三脚にビデオカメラを据え録画開始、手にはRX100を構える。  その後何度か撮ってわかったのは、コンデジだけどビューファインダーを使って撮影したほうが狙い易いということ。晴天下の屋外ではモニタを見ながらの撮影はちょっと無理だった。目に当ててみるビューファインダーは被写体を見逃すことなくばっちり追いかけられてよい。さらに、RX100M6はサイドにあるノブを軽く引くとビューファインダーが飛び出し、さらに電源が自動で入る仕様である。今までビューファインダーなんて使わない人だったが、やはりあるといいね、となった。

 そしてもう一つ。これは家に戻って撮った写真をじっくり見て気が付いた。17ENDで飛行機のアプローチを撮影するときは、海をきちんと入れて撮ったほうが良い、ということ。勢い被写体(飛行機)を大きく撮ってしまいがちであるが、環境を入れないとそのダイナミックさが分からないのである。家に帰って気が付いたのが「惜しい」。でも今回は宮古島ロケハンの旅としているからいいかな・・・


■飛行機がやってきた。午前中はこちら側から陽の当っているので撮る方向はこっちがいいらしい。日が当たっているところは海の色が綺麗なのが良く分かるね。このライトブルーにが反射して機体の下がこの色に染まるのが一番きれいらしい。

■iPhoneは映える色、映えるシャープネス、反則だな。



 さてタイムスケジュールが頭の中で完璧に組まれている管制官さんは「今時間が空くから違うスポットに行ってみましょう」と。

 17WEND駐車場から西側の道沿いには、いくつかのダイビングスポットや有名なスポットがある。そのうちの一つ「カヤッファ」に車を停め浜に降りた。昔はここを個人で不当に占拠してお金を取っていた有名人がいたらしいが、今は排除されているらしい。さらに宮古島新人君にいろいろ教えたいということで、「渡口の浜」にも連れて行ってもらった。いいなぁ、こうやって教えてもらえると


■基本は路駐。何気に歩きにくいゴロ石道を歩いていく。

■浜に出た。入り江状なので海素人には良さげそう。次に行ったらここでシュノーケリングだな。




■奥に見える橋が伊良部島側。

■見える方向は「曲元の浜」だけど、有名なのはこの背面側の「渡口の浜」らしい。。



 その後管制官さんが向かったのは、17ENDを海越しに見ることができる小さな漁港「佐和田漁港」であった。私としてはあまりぱっとしない感じだったが、17ENDだけだと撮れる写真が決まっちゃうからなのかもしれない。そして空が少しずつ暗くなってきた。滑走路がある南側を見ると一部真っ黒な雲と、その雲の下にカーテン状の帯が見える。これが南国のシャワーなのか、と何やら新しい発見で浮かれていた。


■漁港から17END誘導路を見たところ。不吉な雲。雲の下に竜巻のような黒い帯があるが、あれがシャワー何だろうなぁ。

■1時間前に着陸したJET STARがまた飛び立っていったところ。



 また17ENDに戻ってきた。管制官さんの思惑が少し外れ、駐車場から少し歩いたらタッチアンドゴー1回目がもう飛んで来ていた。なのでとりあえず押さえの写真。12時9分。


■画像下に見える人を見ると、飛行機のデカさが良く分かるね。シンプルなキャセイパシフィックのデザインが懐かしい。

■車輪は後ろ側が初めに当たるように角度がついているが、これが通常なのかな?ググればすぐわかりそうだけど・・・



 次2回目。ほぼ10分で旋回して戻ってきた。


■おっ、管制官さんのセオリー通り、機体のしたにライトブルーが反射しているぞ。これはいいぞ。でもちと遠い。

■誘導路の上まで来たけど、残念ながらここは陽がさしていない。期待下部の反射投影も少し弱いなぁ。




■近くで腹下を見るのと大迫力だ。

■さすがにタッチアンドゴー。タッチしてすぐゴーだった。



 さらに10分して3回目のタッチ。今度はiPhoneで撮ってみた。太陽は雲に隠れ、ライトブルーの海が見えない。ということで機体への反射も無し。映え映えのiPhone画なのにちょっと惜しい。しかし良く分かったのは、誘導路と海と機体を入れるなら、ズームなんていらなくてiPhone画角で充分っていうことだ。しかし分かった時はすでに遅い・・・


■真っ青な青空だけっていうのも結構好きだけど、ぽよぽよ雲が出ているにも好き。

■やっぱりiPhoneが映えると思うのは、その色の出方だなぁ。




■青空が見えた北側進入とは一転、南側滑走路はすでにどんより曇り空。

■ゴーしていった。さあまた10分後にお会いしましょう。



 そして4回目のアプローチ。あまりにも雲がもくもくだったので、飛行機をつぶしてみた。


■iPhoneがあまりにもきれいすぎるので、階調を少しいじってみた。

■着陸した飛行機はゴーせずに、そのまま滑走路を走っていった。




■なぜかといえば、その5分後にピカチュウ飛行機(民間機)が着陸するから?

■まさしくピカチュウ。子供はハマった時期があったけど、私はほぼ知らないアニメである。



 ピカチュウ機が着陸した後、キャセイも飛び立つかと思いきや、北側17END付近に移動して留まっている。休み時間なのか? しかし空はほぼどんよりで、南側は明らかにシャワーである。そしてポツポツと雨が降ってきた。そして10回以上の予定(航空無線を傍受していた管制官さん情報)のタッチアンドゴーが一時中断となったらしい。しばし待ったが動く気配がない。実は管制官さんはこの日に帰らなくてはならず、フライトの時間がぎりぎり。残念ながら一度宿に戻ることになった。管制官さんとはそこでお別れである。

 しかしこの管制官さん、インスタを見てみたら、まあ写真がお上手。ほれぼれする写真がたくさん載っていたし、この宮古島の後も定期的にいい写真がアップされていた。さすがの行動力と技術である。


■キャセイ機は北端(17END)に駐機してしまい動かなくなった。天候の回復を待っているのだろう。

■どういう操縦士さんが座っているのだろうか?




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