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■■■ デカールを作ろう ■■■

 デカールっていうのは模型に貼る、あの水ではがしてペッタンコするあれです。とくにレーシングカーはデカールでスポンサーマークを貼っていくことで気分が盛り上がってくるのです。しかし90年初頭より強化されたタバコ広告規制により、F1模型にはタバコ関係のスポンサーマークがつかない状況に陥ってしまいました。

 時を同じくしてパソコンが普及してきたのですが、インクジェットプリンタでは”水”に浸すデカールに印刷するには無理がありました。そんなときに登場したのが、部品メーカの雄”アルプス”のマイクロドライプリンタでした。インクジェット方式のプリンタが台頭してきた頃、昇華/溶融方式で果敢に殴りこみをかけたわけです。結局今現在は、アルプスのリテール市場参入に無理があったのか、昇華・溶融方式が認められなかったのか、コストダウンに限界があったのか、事実上の撤退になってしまっています(インターネットのみの販売になってます)。

 しかし当時からインクジェットプリンタとはキャラクターが全く違うこともあって、一部のマニアでは密かなヒット商品であったのです。画質を求める人には、ドット階調ができる昇華方式が受けていました。溶融方式のグラビア印刷ライクな画質もデザイナー方面の人に受けていました。そして我らモデラーには圧倒的支持を受けています。それは、普通紙に耐水性や退色しないで印刷できるその機能です。つまりクリアーデカールに印刷すれば、マイデカールが作れちゃうのです!

 残念ながらリテール市場には弱かったのか、あまりにも異端児的商品だったからか、コストが下がらなかったからか、いまではインターネットのみの販売となってしまいました。でもそんなMDプリンタですが、コレにしか出来ないことがたくさんあるので、今でもデザイナーやマニアには絶大な支持をされているわけです。

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■ それはタバコから始まった
◇2003/3/25:アップ(06/09/30大幅書き換え)
デカールを自作したくなったのは、タバコ規制でデカールがつかなくなったのが発端です。それに昔のデカールはもうひび割れちゃったりしているのも理由だったりします。
■ まずはデータを作る
◇工事中
グラフィックソフトを駆使してデカールのデータを作ります。ソフトを自由に使いこなせるまでなかなか難しいところもありますが、やってみれば「こんなことなのね」っていう感じです。

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