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■■■ BUSKER'S ■■■



背景

 これだけ安物ギターを買うと、よほどの理由がない限りもう必要ないというか、置くところが無い。でもよほどの理由があった。2000円だったしぃ〜と「同伴出社したいキャバレー(この言葉は死語?)の女の子がいかにも言いそうな言いそうな甘ったるい語尾伸ばし(あくまでイメージです)」自分で言ってみた。まあパーツ取りにもいいし(もパーツもうしまいきれないくらいあるじゃん)、改造ギターのベースにもいいし(ネックが外され、ピックガードが外されたギターがどれだけ転がっているんだよ)、買ってみよう。

●改造後はこちら

レビュー

 BUSKER'Sという安物ギターを買うのは初めてである。見たことはあったけどね。調べてみたら島村楽器の安物ギターブランドらしい。多々ある安物ギターとまあ同じような感じであるが、何点か残念なところがあった。

 一つはネック塗装。いつもの安物ギターのマット手抜き塗装のさらに下を行く塗装してないんじゃない?と思わせるほどの長薄シーラーである。逆に考えると、長薄ラッカー仕上げとかの超高級ギターと同じなんじゃない?と思えなくもないけど・・・。もう一つはストリングテンショナーな位置。普通5弦ペグあたりに設置されるのがよくあるパターンだが、3弦ペグあたりに設置してある。どうも違和感ありまくり。

 あとボディー色。白ストラトだと少しクリーム色っぽいものがいい感じの色に見えるが、これは「純白」である。日本人は色温度の高い純白好きと言われているが(私は色温度が低いアンバー系が好き)、それでもこれは安物っぽさが強い。でもこの色を見ていた、記憶の彼方に残っている何かが小さい声で「ねえねえ」と言っているのが聞こえた。耳を澄ましてその声を聞いたら、あらそうだ。ジェフ・ベックだ。70年代後半から80年あたりのほんの短い時期、ジェフは純白ストラトにマットな黒ピックガード、3機の黒カバーのシングルPU、そしてコントロールはボリュームとトーンの2系統、ツマミはプレべライクな金属パーツ、そして3つのトグルスイッチでミラクルトーンを出しているギターを使っていた。あれのレプリカを作ろう!



■■■ ショット ■■■




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