宿は今帰仁(これを”なきじん”とは読めなかった)の絶海の孤島ならぬ、絶海の海横行き止まりに決めた。街明かりは皆無、満天の星空への期待が高まるぜ。
宿が決まれば次は移動手段である。まず移動内容としては「空港からホテルまで」の移動が最も重要である。次に「前半の宿から後半のホテル(瀬底島)まで」の移動。そして、フリータイムの観光手段としての足である。まずは宿までの移動をどうするか。交通網が網の目のような東京だったら何も気にする必要がないが、那覇以外はそれも期待できない。。決めたホテルは那覇から100キロほど北部だ。移動手段として考えられるのは以下であった。
1.レンタカー
2.バス
3.自転車
4.徒歩
沖縄中北部まではバスで行くとしても、向こうに行ってからのフリータイムをどう過ごすか?車があれば、沖縄北部制覇もやってみたい。さらに前半のホテルはバスを降りてから結構な距離がある。そこまでの移動手段はどうするか?特に初日は台風予報!であって、そんな環境でホテルにたどり着けるのか?
ということでまずはレンタカーである。実は個人事業主になってから、トヨタレンタカーを法人契約した。法人契約だと価格を含めいろいろと優遇されているようだ。なのでレンタカーに慣れていないけど、使う気満々であった。法人契約はキャンセルも1時間前までOK、とても使いやすいのでまず予約してしまおうと。でトヨタレンタカーのサイトに行って予約を進めると。おお?エコノミークラスのみでなく、クラウンクラスまで予約されていて、基本的に全滅。ああ、車はなし。
でもレンタカー全滅というのは、ある意味腹が決まって、それはそれでよい。ではバスで今帰仁へ行こう。那覇から今帰仁までは「やんばる急行バス」が運航している。このやんばる急行バスのサイトは、もう何度見たか分からない。目をつぶっても時刻表が見えるのでは?というくらい。支払いは先払いで、ほぼすべてのキャッシュレスに対応。バスの現在位置もネット上で見ることができる。なかなかハイテクではないか。さらに今帰仁と瀬底島ホテル間のルートもあったりする。そして1日、2日、3日とかの乗り放題クーポンもあってお得である。もうこれ最高じゃん。
では今帰仁での移動も「やんばる」するか?運航時刻表を見ると一連の時間の中の、主要な時間しか記載されていない。むむ?この間の時刻表はどこに書いてあるの?それともそんなの気にしないほど頻繁に走っているの?答えは穴のあくほど時刻表を見たあとに分かった。運行は時刻表に書いてあるだけで、ほとんど運行していないじゃん。むむむ、これじゃちょっと使えないな。今帰仁から瀬底島への移動に何とかつかえるかも・・・
そんなこんなでやっと気持ちが決まった。そう「自転車を持っていく」のである。今帰仁から瀬底島への移動距離はは約20キロ。歩けなくもないけど、自転車なら雨が降っても何とかなるじゃん。春にゲットしたルノーLight8ってのが14インチタイヤで8キロ台でめちゃくちゃ小さくて軽い。自転車があればちょっとやそっとの移動は苦にならない。現地の移動手段にも広がりが出る。腹はきまった。
実は会社でチャリ男君に言われたのが「荷物預けるときにタイヤの空気抜かないとだめですよ」。考えてみれば確かにそうだ。さらに「この空気入れがいいですよ」と教えてくれた、仏式・米式両対応のコンパクト空気入れをすぐにポチった。送られてきた空気入れは驚くほど小さい。ウルトラマンの変身棒(ベータカプセルというらしい)くらい。空気入れの練習してみたけど、小さいけど往復で空気が入る感じで、結構空気がサクサク入るのである。いいい買い物をした。
初の自転車を持った旅、なんか楽しくなりそうだぜ。