沖縄といえば、青い空・青い海・白い浜・満点の星、そしてまずは「満天の星」の話である。
私はデジカメが一般的になっていなかったころからデジカメを愛した「デジカメ番長」である。しかしだ、だいぶ前から被写体に事欠くようになっていた。あれほどハードディスクの容量を消費したレースやカワセミはもちろん、いまはほとんど写真が増えない。しかし沖縄・・・「星座」だぜと、目に痛いくらいの星空、天の川・・・を撮れることが、今回の沖縄主目的であった。星空は家でもとろうと思えば撮れるのだろうけど、冬は寒いし、真夜中は面倒だし、いい場所は遠いしと、だいぶ面倒くささに負けいい写真など撮れるはずがなかった。赤道儀まで買ったが、テストだけでいまだ実稼働さえしていない。でも沖縄ならこれが実現できそうだぜ。ということで、前から買おう買おうと思っていて放置していた「明るい広角レンズ」を物色した。そして35㎜/f1.4なんていう、今までで一番明るいレンズをポチった。初の韓国製レンズゲットである。サムヤンなんて知らなかったよ。星座に35㎜は長いけど、検討時間切れ。でもさすがにf1.4の開放は凄いぞ。
このレンズ、AF意外はレンズにあらずという今の時代「MF」という潔よさ。しかしそれでよいというか、それが良いのだ。ピントリングの回転角が十分とれていて、されにちょうどいいヌルヌルなトルク感。正直触っていてピントリングを回すのが心地良い。こういうのこそ「ブルーオーシャン」なのだろうなぁ。しかし重い、
今回はこのレンズに加えシグマf2.8超広角、D500、そして三脚。ここまでそろえるとグサッと重い。天気予報は台風+雨。さらに折り畳みチャリ。荷物をパッキングしてみたらこの重さは無理を悟った。でも星空撮りたい。ということで、カメラと三脚をダウンサイジングすることにした。カメラはソニーミラーレスa6000、三脚を中小型とした。a6000はちょっと古いモデルであり、センサ感度が低くて、感度上げるとノイズバリバリでることを知ったうえでのチョイスである。当然、買って満足してしまった「ソニーEマウント~ニコンFマウント変換」も初めて使う。こういう時に買っておいてよかったなぁ、と。機材をあれこれ買って使わない環境構築番長が生きるぜ。
さて次はチャリ。折りたたんでバッグに詰めて外からベルトで締め上げると、めちゃくちゃ小さくなってとってもグー。このチャリ輪行のメインチャリになるかも。
バッグはゴロゴロスーツケースも考えたが、やはり軽量化やチャリ移動を考えたらリュックしかないのだ。あまたあるリュックから、山岳用リュックをチョイス。これは500mm の大砲レンズを自転車で持ち歩くときように買ったものだが、使ったのは一度のみであった。これもやっと真価を発揮するぜ。でも他のリュック群の半分はまだ使ってないんだよね・・・
リュックが10キロ、自転車が9キロである。実は知り合いには「佐藤さんは細かいこと気にしないでしょ」と言われるが、大違い。ビビりであり、いつも細かいことを考えてしまって疲れてしまう性格である。今回は飛行機搭乗にかかわる荷物質量(実は重量と書きたいが、物体が持つ重さの厳格な定義は質量であって、重量は地球の重力による重さだから~こういうのを「めんどくさいやつ」というのだろう)である。機内持ち込みは10キロ以下、預け荷物含めて20キロ以下、と書いてある。まあ10キロ越えても2000円くらい払えばいいみたいだから、それほど気にする必要もないみたいだけど。でも結局ANAとかJALとかは搭乗ゲートで荷物チェックされることはないみたいだけど・・・
最後まで迷ったのが、チャリを駅までどう運ぶかである。折り畳みなんだから乗っていけばいいじゃん、というのが、誰もが考える一般的な答えだろう。でも駅できれいにパッキングするのが微妙に面倒なのだ。なので、折り畳み型のキャスターに自転車を乗せて、駅まで歩いた。キャスターはかみさんが駅まで自転車でついてきてくれて、チャリ籠に載せて回収してもらった。サンクス。
10キロを背負って駅まで歩くというと、誰もがまじか?というけど、リュックの10キロは思いのほかいけるよ。リュックは荷物運びに一番いい。
さて、東京は晴天、一方沖縄は台風。那覇から今帰仁まではバスなのだが、一応以下の行動予定を立てた。
■バスを待つときにスニーカーからサンダルに履き替える(雨対策~なのでチャリバッグに入れておく)
■最終バス停から宿まで1キロな、大雨想定なので1キロなら頑張って手持ちで行くことにして、輪行バッグはバスに乗せる前にビニールで包む
■バス下りる前にかっぱを着ておき、リュックの雨ガードをかぶせておく
なんだかこういう準備は万全にしたいタイプなのである。