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■■■ テイクオフ ■■■

 フライトは13時、電車は一番空いていそうな10時台、ということで移動は余裕だ。京急は当然のことながら空港直通に乗るが、今回はANAなので京急は後ろに乗るのだ。ここでJALとANAを間違えると、ホームをひたすら端から端まで歩くことになる。

 空港について驚いたのは、平日にもかかわらず人が多いことだ。去年は本当にゴーストダウンであった。やはりコロナ明けで旅行行きたい感が強いね。ANAの荷物預けはほとんど自動機になっていた。いつの間にこんなに自動機になったのだろう?でも面倒じゃなくていいね。チャリは家でタイヤの空気を抜いてきているので準備は万端だ。

 実は今まで荷物を預けるということがあまりなかった。なるべくコンパクトに飛行機に乗りたいし、せっかく早く機から出たのに、荷物を拾うためにまたあの集団の中で待つのもあまり好きじゃない。でも今回は「チャリ」という飛び道具を持ってきたってこともあって、預けないわけないわけにはいかないのだ。そしてのその荷物預けも自動化なので楽と言えば楽なのだが、何かあっても全部自分の責任となる。お姉さんがいろいろ聞いてはくれないし。気圧が低くなってあれこれ破裂するのも自分の責任だ。


■人手不足からか、コスト削減からか、預け荷物はほとんど無人なのね。

■今さら「鬼滅の刃」デコな飛行機。どうせならスターウオーズがいいぞ。


 さて初日の夕食はホテルに持ち込んだものでしのぐ予定である。ホテルから一番近いコンビニまでは2キロもあるし、ホテルの周りにはマジで何もない。海のみ。最初の食料調達計画は那覇の空港で買う、であったが、羽田で時間が結構余っているので、買っておくことにした。本当はセブンで買いたいのであるが、羽田空港内のセブンは普通では絶対見つけられないと思われるターミナルの端の隠れたところにある。当然そこまで歩く気にもなれないので、近くのローソンで物色した。でもおにぎりにしてもパンにしてもセブンがいいんだよなぁ。

 とりあえず荷物を預けて保安を通ってしまうと、「旅行感」が半端なく増殖してくる。しかし旅行感は爆上がりだが、待つのが苦痛だったりするのだ。

 ようやく機内乗り込み出発を待つが、それがなかなか動かない。そのうちにこんなアナウンスが流れた。「お客様が急きょ搭乗なさらなくなり、その方の荷物を降ろしているので少し遅れます」。なんだ?そんなドラマみたいなことがあるのか? 分かれて実家に戻る女子が男とメールでまた仲直りした、とみた(ドラマの見過ぎ)。それにしても降機するとは相当な出来事があったのだろう。

 飛行機は窓側が好きである。だって、外から地上を見れるなんてすばらしすぎるから。でも窓際を選ばない人も結構多いのには驚く。今回はぎりぎりエンジン前のA席(左側)がとれた。右側のほうが地上を楽しめたと思うが選べなかった。沖縄航路を見ると紀伊半島手前あたりから海に空路を取るので、海しか見えない。のであるが、今回は沖縄付近にる台風の影響で紀伊半島あたりから雲であり、まあどうでもよかった。


■飛んだばかりはまだ低空なので、地上がきれいに見えるのだ。アクアラインもこれが沖縄にあれば「すげー橋!」となるのかもしれない。

■富津岬も先に小島があるのね。みようによっては沖縄の「珊瑚礁」に見えなくもない。もうなんでも沖縄につなげてしまう俺。



■東京湾には意外にも知らない小島が多い。戦時中の監視島なのかもしれない。これは富津岬のすぐそばにあったもの。いかにも人工的な形だね。Google Mapsで調べたら「第二海堡」っていう人工島らしい。

■これは久里浜地区を北から見たところ。なじみ深いぜ。



■こちら側は三浦半島の東海岸。最近ヨットに載せてもらった油壷もみえるぜ。

■特徴的な海岸線なのは、長者ガ崎、葉山御用邸、一色海岸だな。



■知っているエリアはあっという間に通り過ぎてしまう。これはもう東伊豆だね。ちょうど窓から見えるのが太陽の方向なので、海が光ってある意味幻想的だ。

■下に見える半島が真鶴半島、その奥は熱海だ。



■望遠すると、おおあたーーみだ。

■飛行機はぐんぐん進む。すぐに西伊豆になった。太陽が反射して地形のシルエットが嫌というほどわかる絵。特徴的な二つの岬は、大瀬崎と御浜だね。1年前にドライブしたときに、個々を見て行きたいと思ったのだった。



■これは懐かしい狩野川。河口は沼津漁港である。何度行ったことか。海岸線をひたすら歩くと楽しいぞ。

■左側が三保の松原。画面半島下の部分に使われていない滑走路がある。ここから見た富士山が最高であった。もう一度行きたいところである。



■御前崎が見える。ここもアイコンとしてはいいね。手前は越すに越されぬ大井川。

■これは天竜川。前に諏訪湖からチャリで下ってこようと計画していたんだけどなぁ・・・


 見て分かる通り、東海を過ぎるころから雲が出てきたのと、東海以降は海の上であった。なのでおもろい写真はないのである。悪しからず。機内は無料でWiFiが使えるようになっている。これはいいね。なのでフライトレーダーで自分の位置がばっちりわかる。沖縄に行く機、沖縄から戻る機、多いよねぇ。


■男は地図好き。こういうのを見ると萌え萌えである。

■左側の窓なので、名古屋以降は海しか見えない。だけど名古屋以降はもう雲の上なので、悔しくないぞ。



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