F1イコールフェラーリと化している今日この頃。日本でもフェラーリ旋風は吹き荒れていて、それが実に4台ものマシン展示となってあらわれた。ありすぎだよ、これは。まあ例年のグランドスタンド前の一等地に超派手に展示してあるのはよしとしよう。しかし今年は蜜月関係のブリヂストンブースの前にもあった。正直ブリヂストンのフェラーリ偏重姿勢は好きではないのであるが、毎年大々的にお姉ちゃんを展示・・・じゃなくて、披露しているのでちょっとだけ許そう。さらにボーダフォン。昨年は行かなかったのでどうだかは分からないが、Malboroに次ぐ大スポンサーで、JPHONEと合体し日本でのプロモーションは盛んなのだな。紙フラッグやビニールバッグもたくさん配っていたし。そして極めつけはオリンパス。なんとなくフェラーリのノーズにはオリンパスの青いステッカーがFIATの青いステッカーと同じ大きさで並んでいるのだ。オリンパス儲かっているの? コースにもたくさんの看板出しているし。これから出るフォーサーズのデジカメに社運を賭けているね。日系エレクトロニクスの開発ストーリーにも出ちゃってるし・・・
2000年からシェルブースでフェラーリのマシン展示が始まった。この頃は縦置き | 続く2001年も縦置き。板についてきた感じ | 1年置いた今年2003年は高いところに横置きとなった。まあシェルはフェラーリの王道路線ですねぇ |
毎年グランドスタンド前の特等席をキープしているブリヂストン。03年はフェラーリとの蜜月関係を誇示するごとくマシンが展示されていた | こちらはマールボロが撤退したらタイトルスポンサーになる勢いのボーダフォンブース | それに今年からスポンサードはじめたオリンパスはフォーザーズデジカメのE1のプロモーションを兼ねてます |
ここまでの4台のフェラーリを見て何か感じることはないか? マクラーレンのところでも詳細な分析をしたがここでもそれをしてみたい。違いが分かった人はスペシャルプレゼントをあよう、ってくらいカルトな設問だぞ。 | ||
さてシェルブースのマシンを基準にしてみよう。インダクションポッドからの稜線は一度急峻に落ちているのが分かる。また補助ウイングは片持ち。ヘッドレスト横の整流版は両側支持タイプ。インダクションポッドはおにぎり型である。さらにサイドポンツーン横にウイングレットにつながる水平翼がついている。またよく分からないがミラーステーは前傾している | こちらはブリヂストンの展示車。シェルのマシンと全く同じだ | こちらはオリンパスの展示車。アングルが違うので分かりにくいが、やはり全く同じ。リア部でとんがっているのがフェラーリが先鞭をつけた上方排気のフェアリング。こう見るとリアは思いっきり下がっているのがよくわかる |
ボーダフォンでの展示車。ちょっと見すぐ違うのが分かるだろう。インダクションポッドの稜線はストレートだし、手前に見える補助ウイングは両持ち、ヘッドレスト横の整流版は上がつながってないし、サイドポンツーン横は余計なものが無いし、上方排気にはフェアリングな無い。さらに2段上の真中の写真ではインダクションポッドの形が丸系なのがよくわかる | これは2001年に撮ったフェラーリ。スポンサー関係のマークが大きく変っていたりMarlboroが無かったりするが、基本的に同じなのが分かるだろう | 正面から見たところ。インダクションポッドの形は丸系なのと、上方排気にフェアリングが無く、そのまま排気されているのがよーく分かるだろう |
インダクションポッド横の整流版。上下でつながっているのがよーく分かるだろう | こっちは下から生えているだけ。しかも下部のつながっている形状が全く違うのだ | サイドポンツーンから生えているフィンがよく分かるし、サブウイングも片持ち |
上方排気にフェアリングがかかった近年のバージョン。リアデッキを下げるのが空力のトレンドで、排気をうまく処理することも大事なのだ | こっちは旧型の排気形状。今見ると”とりあえず出しました”って感じに見えますな | 蜜月関係のブリヂストンと、SPEED LINEから変って長いBBSホールの組み合わせ。はじめはゴールドのホイールだったが今はシルバー |
リアドライブシャフト。これが800馬力とも900馬力ともいうパワーを受け止めるんですな。今は「ドライブシャフトが折れた」とかってあまり聞かなくなったなぁ | テールランプは時代の流れでLEDになっているぞ。クリアーフェアリングの形に何か意味があるのだろうか? | リアウイング翼端板(エンドプレート)の下端の処理はこれがトレンド |
リアサスペンションアーム部。空力のために絞り込んだリアセクションのため、こんなバルジ形状になっちゃうんですなぁ | 前からリアセクションを見るとこんなにもグニャグニャに見えまっせということで・・・ | サイドポンツーンのフェアリング。黄桜ドン・・・じゃなくてボーダフォンのマークの処理も丁寧にしてあるぞ |
いつぞやからか、スポンサーマークの視認性をよくするために縁取りをしたり、影をつけたりするのが定番になりましたねぇ | フロントウイング吊り下げ部分にしっかりと”イタリア”してる | フロントサスアームはキャンバー角の微調整用にシムを入れるスペースがあるのが分かる |
フロントノーズもにぎやかになってきましたのぉ | フェラーリ印章はシールじゃなくてちゃんとした七宝焼きのようなもの | フェラーリ紋章の上はイタリアカラー。赤は今のフェラーリ・マルボロ混合レッドとは違うのだ |
ノーズにでかでかのシェルはマルボロと同じくマクラーレンから大々的にフェラーリに移籍 | ウイングフラップのボーダフォン。左下に面とってあるのはそういうデザイン何だっけ? | ノーズの先端付近は青系で攻めているぞ。オリンパスの青のほうがフィアットより明るいのね |